mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

6月も残りわずか!今後に向けて。

髪を切りました。さっぱり!!

スペイン、イタリアでの生ハム太りが治らなかったので、髪を切れば生ハム3枚分くらいは体重が減るのではないかと思って!!

 

結果は一グラムたりとも変わりませんでしたけど。

 

おかしいなあ...。刈られた大量の毛を見た美容師さんに「鳥木さんが羊に見えてきました」って言われたのに...。

あと、「昨日うち混んでたんですけど、1日でカットした分より、鳥木さん一人分の方が多いです。ゴミ袋代請求しますね」って、言われたのに...。

(国分寺市は燃えないゴミ用、有料。ですが、もちろん請求は冗談)。

 

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(帰り道に近所の貴重な雑木林エックス山の前で。今年も夏になったらカブトムシ落ちてるかなあー)。

エックス山について | 国分寺市にふるさとをつくる会

これを撮る前に、友人に「髪を切った」とメッセージをしたら「髪見せて」と返事が来たので、美容院で撮った、切った髪の方の写真を送ったら「新鮮!」と喜ばれました(笑)

 

さてさて、体重云々は冗談半分として(半分は本気?!)、6月はなんとなくすっきりしないひと月で、まあ、梅雨ですからね...さっぱりしたかった、というのも髪を切った動機のひとつ。

 

2ヶ月に渡って休講した大学への復帰、補講などに集中しつつ、休むぞ!と、6月は歌う本番を入れておらず...結果、良かったのか悪かったのか...。

やっぱり本番がないと喉に気を使わなくなるんですよね...。

「物置と化している地下に甥っ子が住める&ピアノを入れられる」ように片付ける、なんていう使命もあり、珍しく埃にまみれたり(シンデレラ役を歌った以来?笑)、各所の「お帰りなさい会」の開催が激しく、久々の日本の飲み会、日本のお酒を堪能しすぎたりして、急に声が出なくなったりも!!!

 

歌手が声出ないんだからもうちょっと悩めよ...て我ながら呆れます...。

幸いもうすっかり治りました。

もし本番があったら、と思うとぞっとしますが、そしたら地下室にも飲み会にも近付かなかった!!かな?

そういえば学生の時も声が枯れたのをいいことにしゃがれ声の歌手の歌を歌いにわざわざカラオケに行ったりしてました...。

 

ちなみに、おかげで「オステオパシー」なるものも試しまして、良いきっかけだったな、なんても思ったり。前々からソプラノの小林厚子さんに聞いていて興味はあったんですけどね。

 

 

オステオパシーとは何か―自然治癒力を引き出し健康を回復させる手技療法

オステオパシーとは何か―自然治癒力を引き出し健康を回復させる手技療法

 

 

 

 このあたりにも書いたように、地下室で過去の自分に出会ったりもして。

夢〜思い出〜 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

7年目のハッピー・バースデーと、10年目の追悼。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

フランス語もすっかり忘れてしまわないようにしなきゃな、と思っていたところ、こんなものも見つけたり。

(名セリフのフランス語、どうぞ!)

 

https://www.instagram.com/p/BG33Eo0OTuZ/

君は光...僕は影...#ladyoscar

https://www.instagram.com/p/BG4t1U8OTuX/

きょうは、ベルサイユは、たいへんな人ですこと!#ladyoscar

 

あと、中学ではブラスバンド、高校ではオーケストラで吹いていたホルンへの愛情が復活したり。

 

ぼんやりしていたようで、新しい出会いあり、自らの古も暖まり、ある意味濃ゆい6月でした。(まだちょっとあるけど!)

 

今週のお題「2016上半期」 

 

今年も半分が終わるんですね...。

 

7月からはまたひと月の隠居?から抜け出て、色々と、人様の前に姿を現します。

 

まずはこちら。7/2。神奈川にて。

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久々、モツレク

友情出演、て書かれたの初めてかも!

指揮の辻博之さんとの「友情」については連続3回くらい書かないと書きつくせないので、またいつか。

彼とのモーツァルト、来年アンサンブル金沢の定期でもご一緒するので前哨戦かな?

マル秘、超豪華バスソリストが気になる方も、ぜひお越しください(笑)。

 

翌日、こちら。先日もお邪魔した白寿ホール。

郡愛子さま40周年記念リサイタル〜麗しのWあいこさん〜 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

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7/3昼夜公演で、夜の回にまだ余裕があるようですが、売り切れ必至です。お早めに!! お求めは以下よりどうぞ。

http://md-ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1624154&rlsCd=001&lotRlsCd=

 

そして7/9。ロッシーニ以外を歌いに行くのは初めてな川口リリア

ぴあではすでにチケット売り切れのようですが、どうしてもという方がいらっしゃいましたら、コメント、メッセージなどいただけましたら努力します。

 

そして、「国立旭町商店会サマーフェス」(フラメンコの本番。笑)を挟んで。

 

8/8。詳細は未定ですが、熊本・大分チャリティーでサロンコンサートを。場所は東京、荻窪

 

9/8。まるで「武蔵野音楽大学声楽科講師演奏会」ですが...違います。サントリーホールにて。

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http://md-ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1616465&rlsCd=001&lotRlsCd=

こちらのチケットサイトを携帯で開くと指揮者のお名前がベルばら風なところで止まっていて面白い(笑)。

(お引き受けした時は指揮者が誰か知らず...知っていたら曲をイタリアものにしたのに...まあいいけど...)。

 

そして9/11には、私が髪を切ったもうひとつの理由かな?

ロメオ役を歌う、こちらの公演があります。

 藤原歌劇団公演「カプレーティ家とモンテッキ家 I Capuleti e i Montecchi」2016年9月10日、11日 | JOF 公益財団法人日本オペラ振興会

来月には稽古も始まるので、ぼちぼち男気も出していこうかな、と(笑)。

 

秘密ですけど、今回は、憧れの、男もすなる「相手役と本当に恋に落ちる」をしてみむとする可能性もあるんじゃないかな、て、思ってます...。

 ぜひ私の恋の行方を確かめに!?9/11日は新国立劇場へ!チケット好評発売中です。

こちらも売り切れ必至!良い席はお早めに。

 

さてさて、皆様の上半期はいかがでしたでしょうか?

下半期もよろしくお付き合いいただけましたら幸い至極です!!

 

郡愛子さま40周年記念リサイタル〜麗しのWあいこさん〜

私は大学を卒業する頃まで自分がオペラ歌手になるなんて全く思っておらず、卒業してしばらくしてオブラスツォワに誘われるままにロシアに行って、勧められるままにイタリアに行き、流されるままにフランスに行き...という人生だったので、日本の音楽家、声楽家の方々は、どんなに有名な方でも共演したことがなければ全然存じ上げない、という失礼なやつで...。

 

こんな素晴らしい先輩がいたのか!!と、最近になって驚愕することも多々。

 

そんな素敵な先輩メゾソプラノ歌手の筆頭が、今年デビュー40周年の郡愛子さんでした。

 

藤原歌劇団創立80周年記念コンサート、終演!! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

こちらの演奏会でご一緒したのがもう2年前!

初めてお会いしたプーランクカルメル会修道女の対話》が2010年。

全然お変わりなく......あやかりたい!

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伴奏は我らが藤原藍子さん!

字は違うけど「Wあいこ」。

郡さんが、「同じあいこでもこんなに顔の大きさや手足の長さが違って...そばには寄りません」、とおっしゃっていて...

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寄ったらこれ。屈めて前に出してご自分は背伸び!!

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3人でも撮らせていただきました♡

郡さん、充分小顔です。

 

さて、プログラムの方は、メゾソプラノの魅力を伝えるという非常にありがたい意欲に満ちたもの。

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まずは、それぞれお国が違う歌曲3曲、そして、藍子ちゃんのソロも含めてバッハ3曲!

 

メゾソプラノ(アルト)のバッハ2大名曲...。

私は特にマタイがすごーく好きで、めちゃめちゃ歌いたいのですが、モーツァルトでさえなかなか歌わせてもらえない私に、いわんや、バッハをや...。ナイナイ...(涙)。

 

そして黒人霊歌2曲で休憩。

楽しいおしゃべりも含めて、この幅広いレパートリーを一気に歌われました。すごい!

 

後半はまずかっこいいパンツルックで、ズボン役(オペラで女性が歌う男性役)を3曲、というか、3人。

《友人フリッツ》ベッペ役では、バイオリン演奏も披露!

(カスタネットしか叩けない自分が恥ずかしくなりました。笑)

 
お題「演奏できる楽器」

 

そして、

 

もう、この曲は私、好きすぎて、泣かずに聴くのは無理。泣かずに歌うのも...無理!!

泣きながら歌えるようになる方向で練習してますから。

たぶんこの曲への愛は、これからしつこく9月まで語り続けると思いますので、いつも読んでくださっている奇特で有難い皆様、御覚悟を、いえ、お楽しみに...。

藤原歌劇団公演「カプレーティ家とモンテッキ家 I Capuleti e i Montecchi」2016年9月10日、11日 | JOF 公益財団法人日本オペラ振興会

 

当然、本日も郡さんの歌声、歌心に号泣です。

藍子ちゃんのピアノも良かった!!!

 

ズボン役、もう一曲は、これも涙なしには聴けない、歌えない「Che faro' senza Euridice」。

同じ衣装のままでも、しっかりロメオからオルフェオに変身するのもすごいなあ、と思いました。

 

そして、実はここまででも大活躍している(バッハ、ベッペなどで)バイオリンの中島ゆみ子さんと藍子ちゃんのグルック/クライスラー「精霊の踊り」を挟み、リサイタルはクライマックスへ。

 

衣装チェンジして、バラを持って登場〜!

で、ハバネラ!

これまたナイスキャラクターで魅せてくださいました。

 

最後の2曲は、郡さん曰く、「ワケあり女」のファヴォリータと、「下心女」のダリラ。

メゾソプラノにはこういう役が...とおっしゃってましたが、いやいや、ソプラノの方がそういう人多くない?とも思ったり。

実生活じゃないですよ!役でも!ん?も、じゃないな(笑)、いやいや...。冗談ですよー。

 

閑話休題

 

《ラ・ファヴォリータ》O mio Fernandoは、郡さんの名司会で、

「それでは、12曲続けてお聴きください」

「続きは90周年で」

などの名言が飛び出た「藤原歌劇団80周年記念演奏会」のときに、私も歌わせていただいたアリアで、いつでも歌えれば幸せなメゾソプラノレパートリーの中でも屈指の名曲であり、大曲。

大曲すぎて、私はデビュー40周年で歌える気はしません(笑)。

いやいや、頑張ろう。

メゾソプラノ目線で聴くと、レチタティーヴォやカヴァティーナ、カヴァレッタの繋ぎが考えどころなアリアなのですが、郡さんの解釈、表現は、とっても美しくて納得いくものでした。

真似しよ(笑)。

 

 

あ、そんな事ばっかり言ってますね。

まあ、もうお分かりかと思いますが、ていうか、もう書いてますが、だいぶん好きですよね、私、郡さんが(笑)。真似したくもなります。

 

貢物にくっつけようと思って家から持って行った小さいメッセージカードは、コンサートを見終わってから書いていたら想いが溢れすぎてかなりウザいラブレターになってしまったんですけど...そのままお渡ししてしまいました(笑)。嫌われませんように...。

 

あと、Wあいこ様方に会いたい気持ちのみでコンサートに行ったら、当たり前なんですが会場は藤原歌劇団関係者の巣窟で(笑)。

図らずも皆様に帰国のご挨拶ができて良かったです...。

(私の仕事場には平均0.4人くらいしか姿を見せないマネージャーさんたちも大集合でした。いえ、いいんですよ、もちろん...)。

 

そんな、こんな。

麗しいWあいこさんと過ごす、素敵な午後でした。

 会場の白寿ホールにはたぶん初めて足を踏み入れたのですが、奇しくも来月、こちらの舞台の方にもデビューさせていただきます。

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こちらです!

熊本地震チャリティーコンサート。

豪華な方々とご一緒させていただきます。

チケットはこちらで。

夜の部にまだ余裕があるようです。

ぜひぜひ、お誘い合わせの上、お越しくださいませ。

http://md-ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1624154&rlsCd=001&lotRlsCd=

 

 

 

7年目のハッピー・バースデーと、10年目の追悼。

雨が降る日に気になるものは

雲の大きさばかりだけれど

空の広さに比べれば

別にたいしたことじゃない

だから

ハッピー・バースデー

ハッピー・バースデー

昨日までの 君は死にました

おめでとう おめでとう

明日からの 君の方が

僕は好きです

おめでとう

 

さだまさし 'HAPPY BIRTHDAY' より

 

バースデーソングの定番と言えば、誰がなんと言おうと、こちらですから!(笑)

CDGにて。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

(私の誕生日にもたかたんが持ってきてくれたラジカセから流れておりました)。

 

しかし、「昨日までの君」が死んで、「明日からの君」の方が、僕は好きだと...。

では、「今日の君」はどんな状態なのか。

現在東京地方、雨が降り続いておりますが、私は「雲の大きさ」より、それが気になります。

なんか、中有的な状態??

 

まあ、良いんですが...。

 

本日は息子の7歳のお誕生日。

 

であり、どうしても思い出してしまいますが、岩城宏之マエストロのご命日。10年、経ちました。

 

 

7年前の今日、息子を無事出産し、母に連絡をしてまず言われました。

「因果な日に産んだねえ、今日、岩城さんの命日や」

 

先日、地下室のお片づけ中にも今日への予告のように思い出させていただきましたけれど。この写真!

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他にもマエストロとの写真、色々発掘しましたが、なんか私が一生懸命話してるのを、マエストロがちょっと小馬鹿にしたお顔で聞いている(笑)、これが、一番懐かしい。なんとなく、何を言っていたかも覚えています。

確かこのときのモーツァルト《レクイエム》は放送もされた気がするので、実家に映像もあるかなあ。今度帰ったら探そう。

 

しかし、最初に”登竜門オーディション”でお会いしたときに「あなたのような声の人でやりたい」と言っていただいた、ベートーヴェン《荘厳ミサ曲》は結局ご一緒出来ずじまいだったなあ。

それはすごく残念。

毎年必ず《荘厳ミサ曲》は金沢で公演が(今も)あって、しかも私がほぼ毎年アルトソロ歌っていたのに、と思うと更にね〜。

大人の事情がなあ...。事情のお相手も鬼籍に入られましたが...。あちらで対面されたかな。

 

そうそう、去年私が受賞いたしました「岩城宏之音楽賞」。

6月13日の色々。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

今年はアビゲイル・ヤングさんに決まったようで。おめでとうございます!

オーケストラ・アンサンブル金沢 News & Topics

去年の岩城宏之メモリアルでもご一緒しましたが。今年は受賞者としてご出演ですねえ〜。

 OEKfan オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ

 

私が出演する藤原歌劇団ベッリーニ《カプレーティ家とモンテッキ家》 と公演日がモロかぶりなのであまり宣伝はしたくありませんが(笑)、岩城宏之メモリアルコンサート、今年は9月10日、11日です。

 

 

宣伝はしたくないですが(笑)「銀座オペラ」仲間のノーブルバリトン、与那城敬さんもフォーレのレクイエムでご登場ですね〜。素敵だろうなあ。

 

あ、でも、皆さん、与那城さんは来年また私が《蝶々夫人》で共演しますので、それまで我慢して、9月11日はぜひ新国立劇場へ、ベッリーニ《カプレーティ家とモンテッキ家》を観に来てくださいませ!!

与那城さんよりかっこいいロミオになることを「月に誓います」(笑)!!

 

藤原歌劇団公演「カプレーティ家とモンテッキ家 I Capuleti e i Montecchi」2016年9月10日、11日 | JOF 公益財団法人日本オペラ振興会

 

さて、

 

話を岩城マエストロから 我が息子に戻しまして...。

......彼が生まれた日も雨でした。

 

今ではすっかり大きく、生意気になっちゃって。今日も雨の中、ランドセルとドラえもん柄の傘を揺らしながら元気にひとりで!(まだ見慣れない)家を出て行きました。今頃は小学校で給食かなー。

 

先日地下室から、私の育児日記(時間とお世話内容の簡単なもの)も出てきてパラパラと見たのですが、記憶通り、おっぱい飲んでばっかりの子で(笑)。

2時間おきに1時間以上飲むので、実質休憩は30分くらい。最初は細かく時間を書いてあった日記が、終いには、

 

19時〜24時 おっぱい

 

とかになっていました。

 

ちょっと大きくなってからは、自分が右子(おっぱいの名前)を飲んでる時は左子をアンパンマンの、中に手を入れて口をパクパクすると「アンパーンチ」とか喋る人形に飲ませてあげたり、CDをおっぱいにはめ込んで真ん中の穴ごしに飲もうとしたり、コロッケを食べながら飲みものがおっぱい直飲み(油まみれ...)だったり、やりたい放題でした......。よく我慢してたな、私。

ただ、授乳中は食べても食べてもやせ細る一方だったので、それは有り難かったなあ。

 

この間、夜中に急に目を覚まして「喉乾いた」という息子に、絶対に起き上がりたくなかった私は、

「おっぱいでも飲んだら?出るかどうか試しに一生懸命吸ってみて!また飲み始めてくれたらママ、食べても太らなくなって嬉しいし、ほら、ほら!!」

と、無茶を言って、6歳児に、

「逆にめんどくさいことになったな...」

と言わせてしまいました。

 

えーと、生まれたところから思い出したらおっぱい話ばかりになってしまいましたが。

寝返りをうっただの、立ち上がっただの、喋っただの、歩いただの......いちいち喜びを与えてくれて、これからもきっと、自分も色々経験しながら、母ちゃんに色んな経験をさせてくれるであろう息子。

 

今日、6月13日は彼の誕生日ではありますが、この日に一番大きな贈り物をもらったのは、実は母ちゃんなんですね。

 

これからも、彼の成長が、母ちゃんにとっての一番の......

 

 

やっぱ、”劇場”もらおうかな。

 

お題「プレゼント」

 

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おまけ。数年前の息子。熊本の長茄子と。

夢〜思い出〜

お題「最近見た夢」

 

今朝、オブラスツォワ師匠の夢を見ました。

理由のひとつはこれかな。

 

ふたつめの理由はあとで書くことにしまして。

 

そして、どんな夢だったかは、なんとなくしか...。

 

きっとやっぱり夢の中でも公には書けない話をしていたかも(笑)。

 

夢といえば、ラフマニノフの歌曲に《Son》(夢)、という短いけどとても美しいものがあります。

 

ロシアでコンクールを受けるときに何かロシア歌曲を歌わねばならず、ロシアオペラのアリアは師匠に仕込まれたレパートリーが色々あったのですが、歌曲は無く、急いで準備をしなければならず、とりあえず「短い」という理由で選んだのですが。

ちなみに他の外国人参加者はほとんどが《ヴォカリーズ》を歌っていました。理由は推して知るべし...(笑)。

 

そんな出会いのラフマニノフ《夢》でしたが...、ラフマニノフには他にも素敵な歌曲がたくさんある中、今でも一番好きな曲です。

 

美しいサンクトペテルブルグフィルハーモニーで歌ったときのこととか、師匠にレッスンを受けたときに、詩の意味を教えてもらいながら2人で泣いてしまったこととか、想い出もあるし。

 

確か親しい存在を亡くしたばかりだった私が、そりゃ泣くわ...という詩の内容はこんな。

(私のロシア語は現地で体で覚え、その後イタリア語に追い出されてすっかり忘れた貧しいものなので...習ったときの記憶とイメージで、ちゃんとした訳ではありませんので悪しからず...。)

 

 

懐かしい私の故郷

美しい白樺の並木


でも、それは夢だった

 

 

私の家族、私の友も生きていて
皆が私に愛していると言う


でも、それは夢だった

 

Elena Obraztsova ~ "The Dream" 4/7 - YouTube

 

元々はハイネの詩で、ロシアの詩人プレシチェーエフが超訳したものらしく。

超訳の時点のものなのか、師匠がそう歌っていただけなのか分かりませんが、私が師匠から聞いた解釈は、

 

「戦争で故郷は様変わりし、自分は外国に逃れたけれど、家族や友人は皆死んだ。ふと、それらが目の前に蘇って懐かしさと嬉しさに震えたけれど...夢だった」

 

というものでした。

彼女がよく話してくれた戦争体験は「レニングラード包囲戦」の話でしたが(彼女は産まれてはいたけどまだ幼児で、覚えてるわけではなく、母親に聞いた話として)、私はなんとなくその話と関連付けて理解していたような...。(ハイネはどこいった?)

レニングラード包囲戦 - Wikipedia

 

そして、二度繰り返される、「でも、それは夢だった」の部分はロシア語で、

Но то был сон!

で、カタカナにしてみると、

ノト ブィル ソン

て、感じ。

私の生まれた土地「能登」が歌詞に入ってるんですねー。(プレシチェーエフもびっくり。笑)

 

さて、今朝夢を見る前から、最近過去のことを思い出しがちだった理由は。

 

 

本当に。地下室で絶望の淵から転がり落ちそうになりつつ。

片付け、大の苦手なんです...。

 

大学4年生の時から住んでいて、ヨーロッパにいたときも友人と一緒に住んでキープしていた江古田のマンションから今の家に運び込まれ、地下を埋め尽くしていた、一度も触れられたことのないダンボール、その他。

ヨーロッパから引き上げてからもしばらくはそのマンションにいたので、もちろんヨーロッパ生活時代の荷物も...。

いやー、大量。

 

しかも、オブラスツォワ師匠じゃないけど、ちょっと人様には見せれないような黒歴史の遺物もあったりして......。

 

これは特に黒くないけど(笑)、昔のプロフィール写真も発見。

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あとは、こんなんとか。

 

そうそう、今どうしたら良いのかと思ってるのは、たぶん一時期集めるのが趣味だった「記念テレホンカード」と、ユーロに替えそびれた「フラン」「リラ」...。

小銭やベッリーニ紙幣を見つけたくらいではまだ、あー、て、感じでしたが、星の王子様.....カラバッジョ......。

ドキッとしたけど......ラッファエッロじゃなくて良かった?

 

たんすに眠っていたリラ札100万円相当、ユーロ交換OK 伊裁判所 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

(裁判沙汰らしい!)

 

まあ、そんなこんなで。

 

 

ちょっと具合悪くなりながらも、一昨日、最終兵器?始末人?として能登から母と姉が上京し、だいたいのカタがついた次第です。

 

うちの地下をご存知の皆様、ぜひ変わり様を見に来てください(笑)。

 

さて、本日は久々にTJM、多摩ジュニア・ミュージカルのレッスンに息子を連れて行く予定。

息子、まだ寝てるけど!

 

「オズの魔法使い」終演!|多摩ジュニア・ミュージカル

 

明日が誕生日なのに、少し早めに昨日プレゼントをもらい、張り切って寝る寸前まで遊んじゃったもんね...。

 

ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT

ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT

 

 まあ、カエルの子はカエル。

いや、でも「マエストロムジーク」は音楽ゲームで、仕事の役に...立ってないか...。

 

さてさて、そんな私の次回、公にできる?出演はこちら。

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チャリティーになるから、という理由でも、そうでなくても、ぜひぜひ来ていただきたい公演。

初めて共演させていただく方々と、親しい方々と。

華やかで暖かい演奏会になる予感です。

遠くと、近く。

突然ですが。

人生はシーソーだ!!

...と、仮に、言い切ってみます。

バランスが取れている状態を楽しんだり、ギッタンバッタンを楽しんだり。

どちらにしても、偏ってしまったら止まったきり。シーソーに乗ってる意味が無い。

しかし、バランスがとれている状態が決して安定している状態ではなく、むしろ反対側に乗っかってるものを捨てて、偏ってしまった方が楽だったりもする......。

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いやいや、母ちゃん、彼は捨てませんよ!(笑)

これはサバデイで住んでいたアパートの近所の公園。

到着。〜サバデイ日記1 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

アデウ、サバデイ!〜サバデイ日記20 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

(20話?もあって、我ながらびっくり!)

一応バルセロナの一部とはいえ、あまりみんなが行く場所ではない、サバデイ。今いる東京の西の方の街からしてみたら、かなり遠い場所。飛行機や電車を乗り継いでかわるがわる、わざわざ来てくれた小川里美さん他、数名の友人たち、そして家族には「あははは、なんでこんなとこにいるの?」と、言いたくなり......いやいや、大感謝でした!(笑)

友、まあまあ遠方より来たる。〜サバデイ日記17 - mezzosoprano 鳥木弥生blog


そんな地の果てから(嘘です)帰ってきて。


昨日は、ママ友たちと最寄駅で待ち合わせ、私の居住地からほど近い、東大和市へ、多摩ジュニア・ミュージカルの子供達も出演する《オズの魔法使い》を観に。

日時をきいて行くことだけはかなり前から決めていたのだけど、しっかりチラシも見ておらず。電車の中で眺めてみたら。

多摩ジュニア・ミュージカルのメイン講師、押川浩士さん。うん。確か私よりは1、2歳若いかもしれないけど、お兄さん、ね(笑)

そして、私の目を釘付けにしたのはもうひとりの「ヒロシ」さん。

案山子役が、テノールの持木弘さん!!

同じ藤原歌劇団所属で何度か共演もさせていただきましたが、年代も違うし、今は田舎暮らしで普段は農業もされているというミステリアスな存在で、ある意味レアキャラ?(笑)

いい声すぎて、演技の間が良すぎて、力が抜けすぎてて、意外とおしゃれでハンサムで(笑)、とにかく私としては、目を丸く、または♡型にして見つめ続けてしまう存在。

昨日はそれすらも通り過ぎて、案山子姿で登場した表情を見たとたん、可笑しいのと嬉しいので涙ぐんでしまい、歌い出したらもう、号泣!

私、疲れてるのか?...とも思いましたが(笑)。

しかし、隣にいたママ友も泣くほど笑ってたし、出演したTJMの子供やそのママもやっぱり案山子さんファンだったそうなので、私だけがおかしいわけでは無いのです。

そんな、案山子さんだけでも価値ある公演だったのですが、他のキャストの方々も芸達者で、役のイメージぴったりで、そして何より曲と脚本がなんとも良くて!

すごーーーく楽しめました。

我らが「歌のお兄さん役」のおっしーも、実はタイトルロールでもあり、大活躍。

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「オズの魔法使い」オズとは!?|oshikawahiroshiのブログ

(おっしーブログもぜひ。戦慄の演出のお話)。


さて、公演後もマイホームマイライフ(笑)。

まずは近所のシダックスでカラオケ打ち上げを(私は仕事してないけど)、仲良し音楽一家と。

私が歌ったのはもちろん「案山子」(さだまさし)!!

そして夜は、私がずっと続けたいなあ、と思っている、他とはひと味もふた味も違うオペラコンサートシリーズ《街にオペラがやってくる》(あるいは人呼んで《成城オペラ》)次回作の打ち合わせ。

「街にオペラがやってくる!Vol.1」あっという間に終演。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

振り返り。「街オペvol.2」etc. - mezzosoprano 鳥木弥生blog

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ブリーズノート壷井さん、ソプラノ山口佳子さん、オズの魔法使いさんこと、おっしーも再び合流。

コンサートがやってくる! - 出前コンサートのブリーズノート

場所は私のホーム、西国分寺。高知、長崎から直送のお魚が食べれる居酒屋まるひで

美味しくてペロペロ食べたので写真はありません!

締めで食べた、まるひでから徒歩30秒のダンダダン酒場の餃子写真なら!

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はて、肝心の打ち合わせ内容は...(笑)

第1弾カルメン、第2弾ウェルテル、と、大好きなフランスオペラを歌わせていただき、第3弾は更に私好み、私ならでは?の、マニアックなフランスオペラを歌わせていただくかも、かも......。

実は第4弾以降、その他、このメンバーでやりたいコンサート?出し物?もう、なんと言ったらいいのか分からないエンターテイメントのアイディアも続々と湧き出し、何から始めていいか、冷静に考えねばならないようです!!


夜も更け、みんなを見送り、気は置けないけど刺激はくれる、そんな人々がそばにいるのは非常にラッキーだなあ、と、しみじみ、いい気分で、自宅まで約10分。

1日近所で幸せに過ごして、ほろ酔いであっと言う間に帰宅。最高の気分でした。

近所を満喫し、まだ時差ぼけはすこーし残ってるけど、ようやくシーソーのバランスがとれてきた感じ。

またしばらくしたら、遠くに行きたくなったりするんだろうけど。

地に足をつけたり、地を蹴って弾んだり、フワフワしたり......そんな人生を、なるべく人様に迷惑をかけずに(急にハードルが高くなる。笑)!送りたいなあ、と思う、母ちゃんでした。


遅れてきた新学期。

6月になりました。

梅雨の始まりと高尾山ビアガーデンのオープン、どちらが先か、というのが最大の関心事でしたが(笑)、残念ながら梅雨が先のようです...。屋上BBQもしばらくおあずけかな。雨も、雨音も好きだけど。


さて、帰国して一週間と少し経ちましたが、まだ時差ぼけのようです。現在時刻、午前3時。12時前に寝たんですが、体はちょうどシエスタ(昼寝)から目を覚ましてこれから夕飯、て感じですっきりぱっちりしてますー。

帰国前夜から...久々の日本! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

ヨーロッパと日本を激しく行き来していた頃はどうなっていたんでしょうねえ。ずっとぼけたままだったのかな??

ヴェルディのオペラ《イル・トロヴァトーレ》3幕でアズチェーナ母ちゃんが歌う、

... ed è suo tetto il ciel, sua patria il mondo.

...(ジプシー女にとっては)空が屋根、世界が故郷。

という言葉に非常に共感していた私としては、まさか自分がこんなに長い間ひとところに住むとは思っていませんでしたが...まあ、これからまだ分からないかな?

息子(伯爵から盗んだわけではない、実の。笑)も、どこにいてものびのびして、言葉は通じなくてもお友達を作っていたし。

息子といえば。

3月末から日本を離れた母ちゃん。帰国して初めて息子がランドセルを担いで小学校に行くのを見ました!!

なんと、1人で出掛けて、1人で帰ってくるのです!!!(笑)

去年4月、こんなことを書きましたが...

朝から泣いた話。「Tくんの冒険」 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

RちゃんとこのTくんに比べ、息子の小学校は大人なら徒歩3分くらいの近さなんですけど。

でも、私自身の、めちゃめちゃフラフラしていて、けっこう危ないこともしていた小学校時代の通学を思い出すと、私の子供だけに心配(笑)!

危ないといっても田舎なので、ツクシを摘むのに夢中になって川沿いにどこまでも行っちゃったり、学校の裏山にある池を見たくて通学路を外れて山で迷ったり、とか、そういうやつです。

お題「通学路の思い出」

そんなわけで、帰国して初登校の日。その日も雨でした。母ちゃんはしらーっと、息子と一緒に家を出てみて、後をつけようか、見送ろうか迷っていました。

すると、

「ママは小学校まだ行ったことないもんね!見たかったから来ました、て先生に言えばいいよ!一緒に行こう!」

と、息子。可愛いもんです。しばらくは並んで傘をさして通学路を歩きました。

しかし、お隣のあーくん(2年生)が後ろから歩いて来ているのを知ると急に小声で、

「ママ、どこまで来るの?」

と、態度が急変!!がーーん!!!

お友達にはママと歩いているところは見られたくないんですね...。

「ママは図書館に用事があるから、ついでにたまたま、途中まで一緒に行くだけだよ」

と、後ろのあーくんにも聞こえるように言ってあげて、次の角でバイバイしました。

我が子の大きくなった姿がほかの子供達のランドセルの波に埋もれていくのを感慨深く見届け、帰宅。


ひとりで帰ってきたときもまたひとしきり感動して(笑)。今のところあんまり寄り道はせず、急いで帰ってきている模様。

最近は学校の入り口にカードリーダーがありまして、何時に学校に入り、何時に出たか、親にもメールが来るんですよ。

スペインにいるときも来てました(笑)。

便利な世の中です。


さてさて、「学校」。2ヶ月近く休んだ勤務校にも復帰。

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こんなに美しい新緑の新学期。

真ん中あたり、小川も流れています。

もちろん江古田新校舎、たいへん楽しみですけどね!!

江古田新キャンパスプロジェクト | 武蔵野音楽大学

可愛い生徒たちもみんな元気で、少しずつ大人になっていて、頼もしいかぎり!

すっかり季節外れだけど、新歓コンパしなきゃ。


そして、もうひとつ、私には可愛い子供たちがいる場所があります。


今日はこれから、多摩ジュニア・ミュージカルの子供たちも参加する「オズの魔法使い」を観に行くのです〜!!

オズの魔法使い も大詰め|多摩ジュニア・ミュージカル

スペインにいるときも、ハーメルンの笛吹きバリトン(あまりにも子供を惹きつけすぎる彼への称号です)、おっしーこと、押川浩士さんのブログを見ながら、みんな頑張ってるなあ〜〜、と、励まされていました。

舞台、楽しみだなあ!


雨も上がったみたい。

ちなみに現在時刻朝9時過ぎ。

時差ぼけ母ちゃんは5時から8時まで、3時間の二度寝に成功しましたー。

体内時間は......もう考えるのやめよう!!

帰国前夜から...久々の日本!

帰国して数日が経ちました。

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サバデイから来た龍と、我が家のくまモンの出会い(笑)。

(この玄関マット、しばらく使ってなかったような気がするんだけど、勝手に出てきた??...)

今朝ようやく、起きたときに「ここはどこだ?」って思わなかったかな。まだ身体は「今は何時だ?」と、常に聞いてきますが...。

今日は約3ヶ月ぶりに大学へ出校。無事社会復帰への一歩を踏み出しました。可愛い生徒たちも皆元気で、一緒にお土産のMIKADO(イタリアではお馴染みですが、スペインでは見なかった。ヨーロッパの他の国ではどうなんだろう??)を食べつつ、

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(事実上のポッキーです)。

お互い、色々報告会。楽しい時間を過ごしました。

息子も今朝、約3週間ぶりに登校。

いつからか、夢占い的な気持ちで?ついつい出てきた鼻歌をメモしておりますが。

お題「よく口ずさんでいる曲」

オペラかシャンソンが半分くらいと、あとはアニメソングだったり、歌謡曲とか、とりとめない感じ。

スペインに行く前、日本では何を歌っていたのか、メモはしてなかったけど、息子が意外な歌を急に一緒に歌い出したりするので、それは私がよく歌う曲なんだろうなあ、と思ったり。


さて、今回のほぼ2ヶ月に渡る旅、結局のところ再会の旅だった、と書きましたが。

旅の終わり。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

帰国前日、ギリギリ最後に再会できたのが、この方でした〜。

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ソプラノの髙橋絵理さん。

今年の2月に《カルメン》で共演した秋田美人。

秋田アトリオン、山田和樹マエストロ×仙台フィル×藤原歌劇団《カルメン》終演! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

私の可愛いミカエラだと思っていたら、私が知ってる幾人もの同僚歌手たちの可愛い後輩らしく、えー?!って思った、この気持ちは......嫉妬??(笑)

先日フィレンツェで12年ぶりくらいに再会したバリトンのヒロさんとも同門の先輩、後輩だそうで。

嫉妬心はさておき(笑)、このご縁でもしかしたら彼らと一緒に歌える機会があるかも、ということで(スケジュール調整中)、叶えば嬉しいな。

絵理さんはボローニャに現在留学中で、

会いたいね

会いたいね

と、遠距離恋愛カップルのようにメッセージを送り合っていたところ、最後の最後にチャンスが!!

その日は久々に、当分思い出したくないくらいの過酷な旅をして(主に精神的に...)、翌日朝に帰国を控え、全く荷造りができていないことを思えば、急いでフィレンツェに帰るべきだったのですが、もう逆に、毒を食らわば皿まで、的な宿命を感じて、ボローニャに到着するけっこう直前に、

今日、会ってほしい...

と、連絡して、会ってもらえました!

ショーペロ(ストライキ)のせいで会えた。

運命だね

Destinoだね

Famme fataleだね

って。意味不明なやりとりをしながら、無事ボローニャ駅で待ち合わせて再会を果たし。

毒(を食らわば皿まで)どころか、美味しいラグー(ミートソース)の食べれるお店まで予約してくれた絵理さん。

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ラグーと絵理♡

ランブルスコとお肉のハーモニーがまた...。

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coniglio(ウサギ)のシチューが最高に美味しくて!

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ふいに、絵理さんが「でも、ウサギって可愛く見えてすごく性欲強いんですよね!」とおっしゃったので、私はなんだか切なくなりました......。


さて、その後私は、夜中1時にフィレンツェに着き、前の朝に目覚めてから24時間を過ぎてもまだ終わらない荷造りに励み......。

やはりちょっと旅情を誘うレパートリーで...

♪もしもあなたが遠くへ行ってしまったら〜〜

♪また 会う 日まで〜〜

♪ああ〜〜 世界のどこかに〜〜

♪は〜〜はは 来まし〜い〜〜た〜〜

♪だれか リ〜ルを〜 知ら〜な〜い〜か〜〜


無事、翌朝フィレンツェを発ち、またまた懐かしのパリを経由して、日本へ!!

まだまだ時差ぼけの日々は続いておりますが...。

大学の生徒たち以外にも手ぐすね引いて私のお土産話を待っている方々が......。

もちろん顔を見て、杯を酌み交わす喜びは実際に会わないと味わえないのですが、お土産話は全部ブログに書いてあるので......飲みながら朗読でもしようかな(笑)。