mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

東京芸術劇場、世界のマエストロシリーズvol.4「アントニ・ヴィト&読売日本交響楽団」

てんやわんやで楽しかった先週に引き続き、

”Duo! Duo! Duo!” &「オペラへの誘い」終演。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

今週末も魅力的なコンサートに出演いたします!! 

アントニ・ ヴィト&読売日本交響楽団 東京芸術劇場

 

フランス尽くし!!

マエストロ・ヴィトはフランス最高勲章レジオンドヌールも授与されている巨匠ですが、一昨日と昨日、リハーサルをご一緒して、「指揮者の70代ってバリバリ働き盛りなんだな...」と改めて感じるエネルギッシュさ。

今回のプログラムでは(まだ私はドビュッシーラヴェルを聴いていないので未知な部分もあるのですが)、エネルギッシュさがある意味「秘すれば花」的に、深い色香に向かっているように思えます。

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私が歌うフォーレペレアスとメリザンド の中の一曲「メリザンドの歌」は、ゆったりと静かなハーモニーが奏でられる中、やはりゆーったりと揺蕩うように語る歌。

柔らかさ、dolceの極致。

こんなにゆったりとした曲を歌うのは生まれて初めてかもしれません(笑)

なんかあったかなあー。

地元の民謡「七尾まだら」になら似たようなゆったりさを感じるけど......?!

 

昨日の初オケ合わせでは、オーケストラの静かな響きがあまりにも美しくて、思わず「今出したら一番気持ち良さそうな音」が口から?喉から?魂から??流れ出てしまい、マエストロに、

「今の音も良かったんだけど、楽譜とは違うよ。クスクス...」

と笑われること、二度ほど......。

うーん。ダメ、絶対!!酔いしれ注意!!!

 

さて、今日もこれからリハーサル。

こうやってしっかり何度もリハーサルしていただけるのもありがたい〜。

明日の本番では自分ではなく、皆さまに酔いしれていただけるよう、冷静に...いや、やはり勿体無いので一緒に酔いしれるかもしれませんが!よろしくお願いします(笑)!!  

 

まだチケット売り切れではないようですので、ぜひ、これからでも!!

 


 

お題「芸術の秋」

”Duo! Duo! Duo!” &「オペラへの誘い」終演。

まだまだ続くよ!芸術の秋!!

お題「芸術の秋」

 

先週はうっかり本番が3つ。

 

同じプロダクションを、ではなく全く別物で、というのはなかなか...。

でも全部楽しそうだったから!!

実際楽しくてたまらなかったし!!!

 

ひとつめはこちらのメサイアでした。
”メサイア”終演!〜 ”Duo! Duo! Duo!” - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

そして、ふたつめは昨年に続き、ソプラノ山口佳子ちゃんとの企画もの。主催は「街にオペラがやってくる」でもお世話になっているブリーズノート様。

昨年は”Douce France〜歌姫たちの優しきフランス”と題しまして、オールフレンチプログラムを......ん?オールフレンチといえば??

 

すみません!急に宣伝を挟み込んでしまいましたが、こちらは今週土曜、東京芸術劇場にて!!

 

閑話休題

 

リニューアルしてますます素敵なサロン「L'atelier by APC ラトリエ」にて、今年は”Duo! Duo! Duo!”と題しまして、オールドュエットプログラム!!

(どうも、オールなんとかプログラムが好きらしい?次は何だ??!)

共演は指揮者であり、指揮者だけに留まらない才能だの何だのが溢れまくる、辻博之さん。

数日前メサイアの指揮も辻さん。

今回はピアノとおしゃべりを受け持っていただきました!

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いきなり終演後の乾杯を載せてしまいましたが(笑)、プログラムはこんな。

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一部は宗教曲と歌曲のDuo。

二部はオペラのDuo。

辻マエストロによるピアノソロや楽しい解説も挟みつつ。

本日本番!Duo! Duo! Duo! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 


全ての曲が綺麗で面白くて。

翌日はダリラとカルメンを歌いましたが、歌い終わった直後からまた頭の中にはバッハやモーツァルトベルリオーズが流れて、いまだに鳴り続けています。二重唱の下パートがね!(笑)

 

バッハのロ短調ミサからの二重唱は特に一番馴染みの無かったもので...こんなに理解できないなんて、私アホなんじゃなかろうか?と、泣きそうになったことも何度か...。ようやく何か掴みかけたところなので、ぜひまた機会があればチャレンジしたいです。

モーツァルトのオペラからの二曲はちょっとした演技付きで歌わせていただき、お客様からの評判も良く、してやったり(笑)。

ベルリオーズ《ベアトリスとベネディクト》のノクターンは、「ホフマンの舟歌」に飽きたあなた(私?)にぴったりな名曲で、また歌いたいなあ。推していこう!!

そして、王道《ノルマ》の二重唱で締めた後のアンコールに私たちが選んだのは!?!

楽しかった〜〜。

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リハーサルしながら、このDuoプログラムでどこか行きたいねえ、と話していたのですが、場所によっては半分ザ・ピーナッツでもありじゃない?て話にもなったり!!

 

辻ちゃんは、こんなになってますが、はっきり言ってピアノ、特にソロが(笑)めちゃくちゃ上手でした!!なんと人前でのピアノソロは12年ぶりだったそうで。

選曲もお任せしたら、まさかのザ・クラシックだったので小ビックリ、聴いてみて大ビックリでした。

「声楽科出身」と思ってなめていて申し訳なかったです(笑)。

おしゃべりが上手なのは知っていたのですが、そちらは初共演の佳子ちゃんがなめていたようで?!裏で辻トークを聞くたびに「大丈夫?今から出て歌える?」てくらい笑ってました。

 

お客様と非常に近しい気持ちになれるのもラトリエでのコンサートの素晴らしいところ。

第三弾もぜひ実現したいです。

ちなみに、早い時間からの打ち上げは、焼き鳥からのチーズフォンデュでした。

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ブリーズノート、壷井さんと。

 

さてさて、そして翌日は、小江戸・川越に!!

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前半は色々なオペラから名アリアと名二重唱、後半はカルメンのスーパーハイライト。

テノール、樋口達哉さま。

バリトン、谷友博さま。

ピアノ、大坪由里さま。

どこのプロダクションの公演?てくらい豪華な先輩方と共演させていただき...。

男性お二人の安定&迫力の歌はもちろん、舞台を降りるとちょっと、いや、相当?おとぼけ美女な由里先輩の華やかなピアノでのカルメン前奏曲や間奏曲も素晴らしかった〜〜。

あと、菊池先生の解説もダジャレが多すぎた以外は名解説で(笑)。

 

実はこのコンサートの合わせを武蔵野音大仏子校舎でやった帰りにもチーズフォンデュを食べたんですよ!

入間市にもオシャレなお店ができたもんです...。

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これは、ソーセージをフォンデュした息子が「指!」と言ってみんなドン引きしてるシーン。

息子の樋口先輩と谷先輩へのなつきスピードがすごかった。

チーズフォンデュの帰りには家族旅行のように谷先輩の車の中で大爆笑しりとり合戦も開催され......とにかく集まると笑っぱなしになる顔ぶれなのです。

カルメンとしてホセに刺されて死ぬ瞬間でも下手したら笑い続けちゃうくらいです。

でも、当日初めて会場に入って時間も無いながらに照明や諸々にこだわって舞台を作り上げる先輩方の姿勢、学ぶところが多かった!!

また帰りは大爆笑しながら帰りましたけどね。

 

初めて行った川越の観光ができなかったのが少し残念でした。

街並みを少し見ただけでしたが、素敵でした。

また行きたいなあ。

 

いやー、それにしても、充実した一週間でした!!!

あ、ただ、忙しくてフラメンコのレッスンに行けなかったので(舞台では踊ったけど?!笑)、今から張り切って行ってまいります!!! 

本日本番!Duo! Duo! Duo!

お題「今日の出来事」

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本日はこちらの演奏会!!

Duo! Duo! Duo!

直前、プログラム公開でもしてみようかと思います!!!(お楽しみを残しつつ)。

 

まず、第一部は宗教曲(など)をお聴きいただきます。

ヴィヴァルディ《グローリア》より ”Laudamus te”

バッハ《ロ短調ミサ》より ”Et in unum Dominum”

ロッシーニ《小荘厳ミサ曲》より ”Qui tollis”

他!

 

むしろオペラより女性2人の美しいDuoがたくさんあるのでは??というような宗教曲レパートリー。

今回落選?した中で歌いたかった曲もまだまだあり。

 

そして第二部はオペラ。

モーツァルトは二曲当選(笑)。

オペラ・セリア(シリアスな内容のオペラ)から一曲と、オペラ・ブッファ(コミカルな内容のオペラ)から一曲。

セリアの方は、私がモーツァルトのオペラの中で一番好きな作品、

皇帝ティトの慈悲》より、アンニオとセルヴィーリアの二重唱  ”Ah perdona al primo affetto”

 これはもう、特に出だしのメロディーは世界一美しいのではないか、と思える名曲。聴くと自然に涙が溢れる、という方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

また、内容が切ない!!

女声2人で歌われますが、片方のメゾソプラノは男役、アンニオ。

彼と、恋人のセルヴィーリアとの二重唱なわけですが、この《皇帝ティトの慈悲》に出てくる人々...とにかく皆、複雑な境遇で、皆、悩んでいるのです。

これも、ただの愛の二重唱ではありません。

この二重唱の前に、彼は、自分の恋人が皇帝の妃に選ばれてしまったことを知り、しかもそれを彼女に伝える役割を与えられてしまいます。

彼女、セルヴィーリアのもとへ行った彼、アンニオはそれを告げつつも、つい、彼女に「愛しい私の...」と呼びかけてしまい......


【アンニオ】
ああ、許してください

これまでの愛で
言ってはいけないこの呼び名を
罪なのは、この唇

いつも、あなたをこう呼んでいた...

 

【セルヴィーリア】
ああ、あなたは私の初めての人
これまで心から愛してきた
そして、最後の人になるでしょう
いつまでも、この心に住む...

 

【アンニオ】
大切な人の愛しい言葉

 

【セルヴィーリア】
ああ私の甘く愛しい希望

 

【セルヴィーリア アンニオ】
あなたの言葉を聞けば聞くほど
私の中で一層膨らむ熱情
ひとつの魂がもうひとつの魂とひとつになるとき
何という喜びを心は感じるのでしょう!
ああ、人生から消し去ることができたなら
すべて、この愛以外を

 

切ないです......。歌いながら泣いたらごめん!!?

 

そして、ブッファの方は、《コジ・ファン・トゥッテ》、意味は「女性はみんなこういう風にするよ」、て感じ。

どういう風にするか?

まさに、それが見える場面の二重唱です。

歌うのは2人の姉妹。

 

”Prendero' quel brunettino”

「私は黒髪男の方にするわ」!!

 

歌い出しから聞いてはいけない女子トークの匂いがプンプンしますね〜(笑)。

詳しい解説はあとで、辻ちゃんから聞いてください!

 

さてさて、あとはお越しの方のお楽しみで...。

あ、チラシ掲載曲もありますが(笑)。

びっくりするような曲も歌いますよ〜〜!!

 

 

びっくりするような衣装もあったりして?!?

 

それでは、渋谷でお待ちしておりまーす。

まだ若干お席に余裕もあるようですので、ぜひ、フラリといらしてくださいませ。

”メサイア”終演!〜 ”Duo! Duo! Duo!”

お題「芸術の秋」

続きます!芸術の秋!!

 

 

チェンバロだけでなく、オルガンも美しかった。

辻マエストロのブログに写真がありますのでご覧下さい。

メサイア終演 | 辻博之 オフィシャルサイト

 ホールも美しく、ステージの背面が開いてレインボーブリッジが見えたりするらしいです。

開演前と休憩時間に開いていたらしいのですが、見そびれました...。

とはいえ、楽屋からもなんとなく美しげな夜景!

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そして夜景よりも美しいソプラノのコロンえりかさん。

可愛いからもう一枚載せちゃお(笑)。

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3人のお子様のママ...。

前にご一緒したときは2人め出産直後だったのですが、いつのまにか...。

こんな可愛いママ見たことない!

あ、私も無理やりお世辞で言わせたことはあった(笑)。

歌声もまさに天使でした♡

男声ソリストのお二人も若さ溢れる美声で、アルトソロの私は90%聞き役でしたが、すっかり堪能。

打ち上げ写真しかないのですが(笑)、トランペットの、これまた素晴らしい演奏家の葉室晃さんと見事な丁々発止で魅せてくれたバリトンは杉浦隆大さん。

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左は演説中の辻ちゃん。ちなみに杉浦さんのアダ名はBIG。まんまです(笑)。

ちなみに、前の記事で、どこかでお会いしたはず、と書きましたが。

10月病?を吹き飛ばす本番三昧! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

はじめましてでした!(笑)

「僕みたいなタイプたくさんいますから」って。

いや、どうだろ?(笑)

テノールは鈴木秀和さん。真ん中。

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前にご一緒したモーツァルトのレクイエムの時より更にDolceな(優しい、甘い)歌声を聴かせていただきました。

右は信頼感溢れるハートウォーミングな演奏で私たちのメサイアの核をなして下さったと言っても過言ではない、チェンバロの圓谷俊貴さん。

辻マエストロのもとに集ったオーケストラも、合唱も、本当にギュギュッと固い団結力と集中力で、素敵なメサイアになりました!!

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終演後なのに疲れ知らず、ツヤツヤの辻マエストロ(笑)。

久々のメサイア、やはり名曲でした。

歌わせてくれて感謝!

 

さて、そんな元気な辻ちゃんとの次の本番は、なんと、

明日!!!

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今度はピアニストとして登場〜。

あと、お喋りもよろしく!!

本日のリハーサル風景を少し...。

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可愛いラブラドールはバイオリン工房でもある(というかそちらが主?)ラトリエの看板犬、ヴァルラスくんです。

 

こちらのコンサート、タイトルが、

Duo! Duo! Duo!

というだけありまして、なにしろ全部ドュエット!(と、ピアノソロ)。

宗教曲、歌曲、そしてオペラ。

こだわりのプログラム、こだわりのドレスバランス!!(笑)

そしてお飲み物付き。

楽しくないわけない内容となっております!!

 

明日13時半に渋谷に存在出来得る、世界中の方に来ていただきたい!!

(お席に限りはありますが、なんとかします。笑)

 

芸術の秋に女声Duo三昧、オススメです。

明日マチネ、開演は少し早めの13時半開演です。

渋谷で、お待ちしております!!

10月病?を吹き飛ばす本番三昧!

5月より断然10月が憂鬱派の母ちゃんです。

去年もなんとなくそんなこと書いてました。

振り返り。「街オペvol.2」etc. - mezzosoprano 鳥木弥生blog

北陸生まれなのに、そこは半分の九州の血が強いのか、寒いのが苦手で(特に関東のからっ風!)、寒さに体が慣れないこの時期が一番辛い、ていうのと。

9月にだいたい何らかオペラがあり、夏から稽古三昧なのが終わって燃え尽きるのもあり。

更に、秋のコンサートシーズンでなんだかんだ、楽しくも慌ただしかったり。

 お題「芸術の秋」

そして、いつも二人三脚、というより交代で子育てをしている夫もこの時期忙しいことが多く、私が「しとしとぴっちゃん子連れ狼ならぬ、子連れメゾソプラノになることがままあるのも、10月にいっぱいいっぱいになる原因かも!

 

去年もなかなかハードな子連れ演奏旅行をしてましたね...。余裕ある風に書いてますが、けっこう辛かった!(笑)

金沢〜島根、親子旅・3 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

しかし、人麻呂神社は良かったなあ...。

金沢〜島根、親子旅・4「帰還サプライズ」 - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

 

そんな、毎年切迫感溢れる10月。

今年の10月は後半にバババッと本番が。

まず今週、3つ!!

 

19日(水)19時より、豊洲シビックセンターにて、メサイア (抜粋)

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ソプラノ、コロンえりかさんとは、前にベネズエラ独立201周年記念コンサートでご一緒して以来、かな?色々お会いしてはいるけど。

ベネズエラ独立201周年記念コンサート(2012年) | Venezuela

なんと、その時のベネズエラの作曲家、ラマスのミサ曲演奏の様子がこちらで観れる!

私も今、何周年だったか確かめようと検索してみて知りました!!もしや全曲聴ける感じ??

あとで懐かしもう〜。

テノール、鈴木秀和さんとは今年7月にやはり辻博之マエストロ指揮の「モツレク」でご一緒したばかり。

久々。モーツァルト《レクイエム》。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

バリトン、杉浦隆大さんとも、絶対どこかでお会いしてるんですが、思い出せないので明日リハーサルの時にご本人の顔を見て思い出す!!(笑)

 

そして、このメサイアのチラシを勤務大学の掲示板にはっていただいたんですが、なんだか面白いことになっていました。

 

お次は22日(土)13時半より、渋谷ラトリエにて、Duo! Duo! Duo!


昨日、一昨日とみっちりめに稽古をして、ずーーーーっと佳子ちゃんの声を聴きながら歌っていたので、もう一声で歌うのが不安(笑)。この先、ホーミー歌手になって自分で二声出せるようになるしかないか??てくらい。

 

こちらは辻博之マエストロがピアノで登場。

 

そして、23日(日)14時、川越市やまぶき会館にて、オペラへの誘いⅥ

Ⅵと申しましても、私は初めてお邪魔いたします!

こちらは先月「江副記念財団45周年記念」でもご一緒した素敵な先輩歌手お二人と。

江副記念財団45周年記念コンサート&藤原歌劇団《カプレーティ家とモンテッキ家》GP - mezzosoprano 鳥木弥生blog

もうひとりの同期ソプラノさんにも依頼は行ったけどスケジュールが合わなかったとかなんとかいう噂(笑)。残念!!

 

本日午後、このコンサートの稽古なのですが、雨の中、まさに「しとしとぴっちゃん」子連れメゾソプラノの予定...。

こんな気持ちになるんですよねえ...。

でも、久々の共演が嬉しい、美人ピアニスト大坪由里先輩もママなので、子供ネタトークにも花が咲きそうでちょっと楽しみ〜。

 

さてさて、そして来週29日。こちらも前々から楽しみにしている「芸劇・世界のマエストロシリーズ」の本番がございます。

アントニ・ ヴィト&読売日本交響楽団 東京芸術劇場

こちらは指揮者の変更があり、マエストロ・プラッソンにお会いできないのはもちろん残念ですが、こういうハプニング、いや、サプライズがあったときこそ盛り上がる公演になるのが音楽界の常。

私も、愛聴しているプラッソン&フレデリカ・フォン・シュターデによる「メリザンド」を離れ、先入観ゼロでマエストロ・ヴィトによるFauréに挑むのがむしろ、ものすごく楽しみかも!!

 

さて、今年も残すところあと二ヶ月半??

と思うとまた焦燥感に襲われそうになりますが(笑)

昨日嵐のように現れたペーザロからのお客様ベルトおじちゃんが「Buon Natale!!!(メリークリスマス)」て言って去って行きましたが!(笑)


気持ちよくクリスマスと年末が迎えられるよう、母ちゃん頑張るぞー。

2016ライオンズ最終戦!

こんな状態なのに!!(笑)

行ってきました!ライオンズ最終戦!!

大学の試験審査を終え、校舎がある埼玉県仏子から直接行けば近いものを、息子を迎えにいったん家へ帰ってから、再び西武線にダッシュ!

乗り換えも全部ダッシュ!!

息子のPASMOが前回どこかでタッチしそびれてたぶん未払いがあったのに、西武ライオンズの帽子を被っていたからか、駅員さんも不問で超高速処理してくれて(笑)、なんとか間に合いました。

同じく仕事後に駆けつけた藤原藍子ちゃんと球場前で会い、演出家の伊藤隆浩氏が強運で当てた大人気の三塁側「ふらっとリビングシート」へ!

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ワクワクが止まらない!!

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ビールとオードブルつきで、観たり食べたり大忙し。 

まあ、試合の方は...ライオンズファンとしては...。

大谷の15奪三振完封、凄かったですけどね。

150キロ台後半の速球がポンポン出て、うおー、と感動しましたけどね。

そして、目の前胴上げも充分想像していたんですけどね......。

そんな経験も珍しいからいいか、なんて話してたんですけどね......。

でも取られたのたった一点だったし、逆転で胴上げ阻止、てのも期待していたわけで......。

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ラッキーセブンの風船で息子のテンション、怖いくらいにMAX!!

しかし、夢みたサヨナラも叶わずゲームセット......。

覚悟していたはずなのに、涙が出ました......。

お題「最近涙したこと」

 

来シーズンはもっと観に行きたいなあ〜。

とはいえ、前回は2014年の6月!!

ライオンズ・クラシック2014!久々の野球観戦。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

やはり伊藤さんにお誘いいただいたのでした。

 

伊藤さん、来シーズンも誘ってください!(笑)

オペラの打ち上げが野球観戦しながらビール、とかいいなあ〜〜。

あ、私を誘った2回とも負けてるからもう誘ってもらえないかも?!?

まずこのジンクスを打ち崩さなくては......!!!

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さてさて、スポーツの秋から、本業の芸術の秋に戻りまして。

10月の出番!!

ミシェル・プラッソン&読売日本交響楽団 東京芸術劇場

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広島、日ハムファンの方も、どうぞご遠慮なくお越しください(笑)。

杉並リリカpresents ”詩人たちの愛と死”終演。

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チラシの顔寄り過ぎのきらいもありました、このマニアックなコンサート。

(チャイコフスキーの写真に顔の大きさを揃えたから?という説も??笑)

やはり舞台上も客席もマニア揃いの熱い空間となり、昨晩無事、終演致しました。

 

私はかねがね、大好きだと言っているマスネの《ウェルテル》シャルロットを久々に歌わせていただきました。

ウェルテル・エフェクト - mezzosoprano 鳥木弥生blog

ウェルテル役は初めてご一緒させていただきました、岡田尚之さん。

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骨太な声で、押し出しと共に繊細さと控えめな雰囲気を合わせもっていらっしゃり、舞台ではテノール離れした素晴らしい安定感と信頼感!(笑)

私の方がこのオペラ慣れてるんでー、みたいな態度だった割には、恥ずかしながら最終的にすごく岡田さんに助けられました。

今回は出会い、愛の告白、別れ、再会、まででしたので、次回ぜひ、彼を看取るところまで完遂できたらと思います。

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ピアニストも信頼感抜群の藤原藍子ちゃん!

お二人に感謝です!!

シャルロットっぽいかなあ、と思って選んだドレスはまたまた師匠オブラスツォワからのいただきもの。

お題「愛用しているもの」

 

さて、このコンサート、非常に盛りだくさんで。

企画、解説等々のフランコ酒井さんの元に集った歌手たちも非常に濃ゆい面々。

ほら、

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佐藤亜希子さん、野田ヒロ子さんと。

お二人のソプラノさん達の顔が濃すぎるのか、私の顔が薄すぎるのか...(笑)。

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プログラムはたっぷり二公演分くらい。

レンスキー(エフゲニー・オネーギン)

ウェルテル

ロドルフォ(ラ・ボエーム)

アンドレア・シェニエ

マンリーコ(イル・トロヴァトーレ)

という、テノールによって歌われる5人の詩人をフィーチャーした内容。

私的には詩人としてなら、ロドルフォとマンリーコは要らないと思うんですけど(笑)。

そこ2人抜けるとマニアック度が更に10倍くらいになりますよねー。

オペラコンサートとしてはもちろん華々しい彼らも必要です!

そうそう、そのロドルフォとマンリーコ(ピンチヒッターでアリアのみ)を歌われた小笠原一規さんが、武蔵野音大の後輩であり、更に先生も同じテノールの郡司忠良氏であったことを、お互い当日知ったのですが。

リハーサルで聞いていて、声もいいし、他も色々ちゃんとしてる(この褒め言葉、テノールにしか使わない気がする。笑)し、いい勉強した感じだなあ、と、冗談でなく思っていたんですよー。まさか先生が同じとは!(笑)

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打ち上げで、先輩風ビュービュー吹かした写真を撮ってみました。6、7歳下なので、大学ではすれ違ってすらもいませんが...。

あんまり働くのが好きではない先生だからか?門下生もさほど多くなく、現場で同門に会えるなんて珍しい、というか初めてかも〜。ちょっと嬉しい出来事でした。

 

佐藤亜希子さん、山口安紀子さん、とのデカ女(デカ女ブームはあっという間にすたれた?誰も知らない??)楽屋も楽しく。

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たっぷり3時間超のコンサート、次から次に登場する存在感過多な歌手たち(笑)。お客様も疲れたのではないかと心配しておりますが......一番のお疲れ様は、この濃く長いプログロムを一人で弾ききった藤原藍子ちゃんに!! 

(明後日一緒に野球観戦なのですー。弾けましょう!!)

 

 

お客様に、「背中出してましたが、やはりお肌のケアとか気をつけてらっしゃるんですか?」と言われたのは嫌味だったのだろうか...!?