mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

明けましておめでとうございます!

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今年はラスコーのトリ人間!

去年はアステカのおサルさんでした。

2016年。明けましておめでとうございます! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

ラスコー展も2月半ばまでだから油断してると終わりそう!行かねば!!

特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」 

 

さて、こちらのブログは2014年3月に始めまして、2017年、足かけ4年となりました。

ちなみに、実質3年間弱書いてきた中、改めて語りたい話第一位はこちらです。誰かの役にも立つやも知れず。

もう一昨年か.......。

免許証の更新はお済みですか? - mezzosoprano 鳥木弥生blog

まだこの時点では半年以内に取り直そうと思っていたのですねえ.........。

 

仕事関係では、去年のスペイン、カタルーニャ蝶々夫人》ロードとか。

カタルーニャロードの始まりと、これから。〜サバデイ日記14 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

一昨年、岩城宏之賞をいただいたこととか。

岩城宏之音楽賞受賞式&メモリアルコンサート!そしてこれから。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

他にもその時々とても充実した本番ばかりで、濃ゆい年月でしたー!

自分ではすんなりとは思い出せない公演もあるのですが、最近、初対面の方や、そうでない方からも、「あの時のあの公演のあの役良かったね!」とか(悪かった、もなんなら遠慮せずに言ってほしいものです。笑)、「あの役またやって欲しいなあ」とか言っていただくことがぼちぼちあり、そういや毎回たくさんの人が会場で私の歌を聴いてくれて、放送なんかあった時には、またまた、ずいぶん大勢の方が観て、聴いて下さってるんだなあ...と。そのことに対して非常に無自覚だったなあ、と、本当に、最近気付きました。アホ母ちゃん。

親くらいしか聴いてないくらいのつもりだった...て言うのは大袈裟かもしれませんが...それに近いような。

仮に私を観ていたとしても、覚えてくれてる人はどうせ僅かだろうな、なんてタカをくくっているところもあったり...。無責任とは違うと思いたいんですが、なんだろう??観られてるのは分かってるんだけど、自覚したくないような...。

恥ずかしがり屋さん??

違うか(笑)。まあいいや。

 

プライベート関係で気になるのは、最近サプライズ部活動をしていないことですが......。

8.28小川里美バースデーサプライズレポート。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

相変わらず「コリアンドロ」を検索すると私のブログが一番にあります(笑)。

 

息子はこんないい加減な母ちゃんに育てられながらも、すくすく成長しております。

子連れオペラ歌手。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

遠慮しつつ連れ回しているのは4歳の当時から、7歳の今も変わらず!!

皆様の役に立つように育てて、いつかご恩返ししますので!!(そろそろ楽屋でお茶くらい淹れられるかな...笑)。

 

今年、これからの公演につきましては、年末にも書きましたが。

2017年、良い年になりますように!! - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

個人的に目標も立ててみた!

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

しかし、本当に心から歌いたい歌は今現在こちらだったり...?!

 

息子に売られた喧嘩を買う形で新たなチャレンジもあったり!!

 

さだまさし様は原調、原語(笑)、心を込めて歌う、という縛りでやってるんですが、「残酷な天使のテーゼ」は本当にゲーム感覚で、めっちゃ音高くして歌ってみたり、母音唱法で確実にラインに沿わせてみたり、ビブラートの幅を変えてみたり(笑)。

でもこれ以上いかないんですよー。

誰か攻略法教えてください。

ダイナミクスか??

やはり心を込めないとなのか???

まずエヴァンゲリオンを観て好きになって思い入れることから????

 

とりあえず喉が渇いてきたので、今日はこれくらいにしておきます...。

さすがに稽古始まったら、スズキとかカルメンとか、モーツァルトのミサとかと並行してチャレンジするのはやめとこうと思うので、明日までかなー。

(さだまさしは並行していける気もする?)

 

そんなわけで、年末年始のお休み中も喉を鍛えまくった母ちゃんメゾソプラノ

本日初詣にも行きましたし。

 

2017年も、真剣に遊んで、愉快に歌って、充実した一年になるような気がしております。

また素敵な人や音楽との出会いもあっちゃったりなんかしちゃうんだろうなあー。

楽しみ。

 

末筆となりましたが。

本年もよろしくお付き合い下さいませ!!

皆さまにとって素晴らしい年になりますように......。

2017年、良い年になりますように!!

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

今年も残すところあと少しとなりました。

信じられない!信じきれない!!

 

ちなみに、今年最後に会った家族以外の友人はうっかりオーチャードホール前ですれ違った清水理恵ちゃんでした!なんか嬉しかった!

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熊本での本番納めの後も、素敵な忘年会と那須での新春オペラの稽古、来年5月の古楽女子再び、のフライヤー撮影などもあり、慌ただしく過ぎ去りました。

《カルメン》ハイライト、終演! - mezzosoprano 鳥木弥生blog
今年も本番第一弾は《カルメン》のハイライトで、来年もやはり《カルメン》ハイライトで始まります。

なんと、ホセは2年連続、高田正人さんではありませんか!!

もしかして再来年2018年の《カルメン》初めのホセも高田さんなのでは?という予感もしております(まあまあ高い可能性で!笑)。

 

こちらは新年明けてすぐ、1月9日本番です!!

場所は那須野が原ハーモニーホール

 

そして、フライヤー撮影をした古楽女子本番は、少し先の5月27日。

いやー......。

ものすごい写真が撮れたと思います。

実は前回も深谷さん撮影の写真が人気を呼びまして、演奏会の会場はたった120席の近江楽堂なのですが、チラシが飛ぶように消えて(笑)、もちろん演奏会当日も満員御礼でうれしい悲鳴。

今回はそれ以上の作品ができそうです。

 

母ちゃんと遭遇できる演奏会、オペラ、2017年はじめの主なものは、

 

1月22日金沢、26日大阪、2月4日高崎、18日、19日東京のプッチーニ蝶々夫人

https://www.geigeki.jp/performance/concert099/

2月12日府中、モーツァルトハ短調ミサ》

府中アカデミー合唱団 第31回 定期演奏会|公益財団法人府中文化振興財団

3月12日横須賀、プッチーニ蝶々夫人

オペラ宅配便シリーズ15 ぎゅぎゅっとオペラ Digitalyrica プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」 @ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

3月19日立川、ビゼーカルメン

立川市民オペラ公演2017 歌劇「カルメン」(全4幕 字幕付原語上演) | 公益財団法人立川市地域文化振興財団

 

その後は春に金沢での新音楽祭に何公演か、多摩ジュニア・ミュージカルの発表会。

初夏からはめったにやらないソロリサイタルとか、「街にオペラがやってくるvol.3」に向けての計画も。

夏はモーツァルトコンサート、ベッリーニのあの役を再び、フレンチレパートリーのコンサート、久々にヴェルディの大好きなアレ、母ちゃんの母ちゃんたるアレ、など非常に盛りだくさん!!

秋には、これはぜひ今から皆様に9月8日を空けておいて欲しいのですが、とある美しいソプラノの方と、美しいレパートリーで、美しいホールで、気合いの入ったコンサートをする予定ですっ!!!

 

ついつい、先の現実的なことばかり考えてしまいますが......あと30分、もっと内面的に実のあることを考えて新年を迎えようかな。

 

統計学だか星占いだか、というものによると、私の今まで(現在42歳)の人生は非常に不遇で、これから60歳、70歳代までにどんどん充実していくそうなんですよ!

 

「え?私、まあまあ幸せなつもりだったのに、不遇なんだ」

 

と、なんだか哀れな気持ちになりましたが(笑)。

 

確かに、言われてみれば?私自身は運が良いと思うし、楽しく生きているけど、周りの人々に幸運をお返しし、振りまくほどには恵まれていないし、それはある意味不遇と言っても良いのではないかと思うのです。

 

そして、冒頭でもつぶやきましたが、毎年、今年はまた特に、素晴らしい出会いや再会もあり、親交を深めた方も多く。

だいぶ運が良くならないと、みんなを幸せにできません(笑)。

 

いや、私に幸せにしてもらいたいと思ってる人なんて一人もいないのは分かってますよ。

 

でも、したいんです(笑)。

それが来年以降の目標!!

 

さてさて、新年5分前!

家族は30分前に耐えきれず就寝、というパターン。

「明けましておめでとう」は、明朝ねー。

 

本年も、皆様に本当にお世話になり、なんとか母ちゃんであり、メゾソプラノ歌手であることができました。

 

来年も、楽しくお付き合いいただけたら幸いです。

入間第九と熊本第九。

お題「好きな街」

 

現在、熊本での本番納めを終え、えっちらおっちら、6時間かけて新幹線で帰京中。

4時間は済んで、あと2時間ですけどね。

行きは飛行機だったんですが、石川県からの里帰りを兼ねて熊本で合流した母と、帰りは新大阪まで一緒に旅しましょう、てことで、新幹線。

こげんこつ長か旅とは(笑)!

いや、前にも何度かやってるし、もちろん知ってるんですけど、本番翌日で、あちらでは何だか感極まり通しであんまり眠れなくて、といつ、様々な状況下により...。

 

ちなみに去年は北で仕事納めだったんですねー。

いちのせき《第九》。2015仕事納め!! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

今年は南の熊本で納めて。

次は土佐?なんて書いてましたが、順番的には次は北納めかな??

熊本より、メリークリスマス!!(多摩ジュニア・ミュージカル、クリスマス会!) - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

大感動だった熊本第九の前に、書きそびれていた少し前の、入間第九の話も...。

いや、入間では感動が無かったとか、そんなでは無いのですが!!やはり今年熊本に第九を歌いに行けたことは特別で。すみません(笑)。

 

とはいえ、入間市第九も、来年からは校舎が全面移転し、通う事もなくなる母校のホールで最後に歌えたという感慨もあり。(会場だったバッハザールは残るようですが)。

その上、市制施行50周年!!!

打ち上げではとってもお話上手で偉ぶらない、爽やかな市長さんともお会いできました。いいぞー、入間市!!!

週2で通う入間市での宿泊、という珍しい経験もさせていただき、食いしん坊のソプラノ伊藤晴ちゃん、モコミチくらい小顔でスタイルが良く横に並びたくないテノールNo.1古橋郷平さんとの親交も楽しく。

バリトン谷友博先輩はご近所さんのため宿泊はご一緒しませんでしたが(笑)晴ちゃんと共に先日のオーチャードに続く共演で、堂々の美声にまた改めて聴き惚れました〜。

 

昨年参加の「所沢第九」に続き、衣装屋さんのマーガレットさんによる貸与付きだったので、また普段着ない感じのドレスを着れたのも楽しかったです!!

音大生・音楽家専門 レンタルドレス マーガレット

 

さてさて、そんなマーガレットの肝っ玉ママとも実は熊本ルーツ繋がりなんですが。 

 

第33回熊本県民第九!!

本当に、素敵な演奏でした。

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左から。

バリトン牧野正人さん。大先輩で、オペラでもコンサートでも何度も共演させていただいている大天才歌手。お見本のように滑らかな歌いぶりにちょい悪エッセンス?が加わるところが凄いのです。やはり第九でもそんな魅力がたっぷり。

ソプラノ西森由美さんは初めましてでしたが、熊本出身の血で、あっというまに近しく感じて(笑)。美しく流れ溢れる声がとっても合わせやすくて、お隣で歌うのがとても気持ち良かった!

指揮者の金洪才さんは、この写真のお顔のようにクールな方かと思いきや、確かにクールでもあるんだけど、楽器ひとりひとり、合唱もふくめて歌い手ひとりひとり、更に観客ひとりひとりと、軽やかにお喋りするような、コミュニケーションが止まらない指揮で、舞台上にも、客席にもまさに「歓喜」を振り撒いて下さいました。

そして、横に並びたいテノールNo.1(笑)馬場崇さんとは、たぶん12年くらいぶりの共演??

変わらない豊かで柔らかい声と繊細な音楽に、更に渋みが増していて素晴らしかった〜。

やはりお隣でとっても歌いやすかった!

個性それぞれなソリストたちに囲まれて中間管理職的に悩む事もあるアルトソロですが、これほどすんなりと、自分の居場所を見つけられるアンサンブルは私史上初でした。

それは共演者や聴いてくれた方々にも伝わったようで、とっても嬉しく。

 

何度も書いております通り、私は半分熊本人。母の実家が熊本にあります。

母は熊本産業交通の元バスガイドで、観光に来た父と出会いました(足首がキュッとしていたのが良くてナンパしたそうです...)。

祖母はしばらく前に亡くなりましたが、昔っから明るくて楽しくて大好きなおじ、おば、いとこなど親戚たちも熊本におります。

その話をし始めて打ち上げで軽く醜態を晒しましたが、今年4月の震災の折にはスペインにいながら皆が心配でたまらず!

珍しく緊張したのは、オーケストラもすごく良い感じに熱を帯びた演奏で、この演奏に応えなくては、と思ったからで。

前日リハーサルのあとで牧野さんが「ホルンのソロとか失敗するとほっとするよね〜」と話していたのですが、そのようなこともなかったし(笑)。

ちなみに、やよぴーetc.と言ったのは10年以上前にご近所に住んでいて良く一緒にカレーやラーメンを食べた馬場氏。

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時を経て、熊本でまた一緒にラーメンを食べれたのも感激でした(笑)

 

今朝、出発前には震災後、5月に亡くなったおじの仏前にも手を合わせられたし、熊本駅くまモンの巨大頭とも写真撮れたし。

 

できればあと2、3日ゆっくりしたかったのですが、それはスケジュール的に叶わず。

またここに戻らなければ、という思いとともに、それでも充実した気持ちで帰途に着きました。

 

さて、そろそろ、長か旅も終わり〜。

東京都内に入りました。

 

本番は納めましたが、まだ来年のための稽古が続きます。

今年も、あと少し、お付き合いいただけましたら幸いに存じます!!

 

熊本より、メリークリスマス!!(多摩ジュニア・ミュージカル、クリスマス会!)

良い子にしていたのに、サンタさんは来ませんでした。自宅に来てるかな??

でもお手紙も書き忘れたしな......。

お題「サンタさん、これください」

 

先日、多摩ジュニア・ミュージカルのクリスマス会で清水生子さんが朗読してくれた”急行「北極号」”に感動して、ちゃんと信じていたんだけどなー??!

 

急行「北極号」

急行「北極号」

 

 そのTJMクリスマス会が23日で、翌日クリスマスイブの朝に熊本へ飛んだので...まあ、1日だけでも可愛い子供達とクリスマス気分を味わえたから、それがプレゼントだったかな。

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オッシー(バリトン、押川浩士さん)

ゆうこりん(ピアノ、赤星裕子さん)

と共に、

TJMは子供達の未来を見つめています

的な(笑)。

いや、本当に見つめていますよ〜!!

みんなで歌って騒いで、ややぶっつけ開催ながら、ママたちが集まるとすごいな!ママ万能!!(私以外)と実感させられる、素敵な手作りクリスマス会でした。

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よく見るとなぜかゆうこりんはクリスマスと関係なく白ネコ♡

クリスマスメドレーや、オッシーによる、次回TJM発表会の演目「美女と野獣」からのナンバー、私はトナカイ姿で大真面目にバッハ=グノーのアヴェ・マリアも歌い、けっこうなシュールさ(笑)

みんな意外な真面目さで聴いた朗読とコンサートのあとは、お楽しみのおやつ!

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手作りケーキも美味しすぎ。

ダイエット終了後で良かった〜〜!!

 

2015年4月に設立したTJM。

来年で足かけ3年め?!

仲間もどんどん増えております。

これからも舞台人として一緒に愉快に、楽しんで成長していきましょう〜〜!!

多摩ジュニア・ミュージカル

 

さてさて、鳥木先生は(笑)、こちら、母のふるさと熊本で(本番としては)仕事納め。

 

昨日は到着して少し時間があったので、普段親戚を訪ねてきてもなかなかやらない、観光のようなものを少し...。

前回熊本に来たのは昨年末だったので。

母の故郷へ。能登〜九州親子三代旅part3 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

震災後、初めての来熊です。

熊本交響楽団のホルン仲間?さんが、益城にある空港まで来てくださったので、車窓から被害が大きかった街の様子を見て、当時の様子を色々教えていただき...。

母の故郷であり、父との出会いの土地、いわば私のルーツである熊本、若い父母の白黒の写真から、私が子供の頃までの家族写真にいつもあった熊本の街、そして熊本城の、今の様子。

映像や写真で見るのとは違う衝撃がやはりありました。

こんなに写メ大好きな私ですが...熊本城の崩れた姿にはレンズを向ける気持ちもなかなか起きず...。

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イタリアの遺跡のようなこれは、城壁の石を並べて整理しているところのよう。

こうして少しずつでも、この街を大切に思う人々の力で、いつか元の姿が見られると信じています。

大昔の白黒写真から順番に、親戚、家族たち、熊本城の城壁をよじ登ってる写真がたくさんある気がするんですよね。

近年も可能だったのかな?

いつかまた可能になったら息子とよじ登ってやるからな!待ってろ、熊本城!!!

 

そうそう、戯れに引いた武将おみくじですごい偶然があったり。

 

来年は長曾我部元親のお膝元、土佐あたりに第九で呼んでいただけるのではないかと、期待しています。

 

それでは皆さま、

良いクリスマスを!! 

全国共同制作プロジェクト《蝶々夫人》稽古、記者懇親会&フォトセッション!


https://www.geigeki.jp/performance/concert099/

来年1月22日の金沢初演から、2月の東京までの5公演に向け、春のスペイン以来のスズーキ。

先週は、1月から本格的に始まる稽古の前哨戦でありながら、すでにみっちりと濃い一週間でした。

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公演の記者会見も行われ、公演地のひとつである高崎の達磨さんに全員で目入れも!

こちらはイタリア語通訳で駆り出された我が夫撮影の写真ですが、一応、まだ片目の達磨さんに合わせてウインクしたつもりで(笑)、里美ちゃんと笈田さまが密かに付き合ってくれています!

皆様のご紹介はこちらの記事で。

笈田ヨシが日本でのオペラ初演出! プッチーニ歌劇『蝶々夫人』記者会見レポート | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

こちらにはナチュラルボーン自撮り棒な私の腕も(笑)

来年1月22日に金沢歌劇座で開幕する全国共同制作プロジェクト、オペラ《蝶々夫人》(... - クラシック音楽情報誌 「ぶらあぼ」 | Facebook

ちなみに自撮りの出来上がりはこちら。

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夫撮影のこちらの角度だと更に自撮り棒の長さが(笑)!

あ、そういやぶらあぼさんの写真にはこれを撮ってる夫が映り込んでたなー。

 


演劇人として素晴らしいキャリアを持つ演出家の方とご一緒するときには、ついついビクビクしながら聞いてしまうのが、この質問。

 

「オペラ歌手の演技力の低さにイライラしませんか?」

 

しかし、私がこの質問をしたくなるくらい敬意を払いたくなる演劇人の方々の答えはだいたいいつも同じ。

 

「オペラの演出に必要なのは忍耐ですので」

 

オペラ歌手に期待してイライラしても無駄だと分かって下さっている!!

逆に「オペラ演出家」の人ほどオペラ歌手への期待値が高いのか、イライラしている姿もよく見るような...。それはそれで優しいのかもしれませんが(笑)。

 

笈田さんはオペラの演出も海外ではしていらっしゃっているのでもちろんオペラ演出家でもあるのですが、やはりまずは俳優として偉大すぎて...。

 

見せてくれる見本がもう、凄いのです。


この数日間で笈田さんに言っていただいたこと、実はまだ消化しきれていないのですが、今朝、ふと歩き方について言われた言葉がするっと身体に表れた気がしたりもして!

次にお会いする1月までにきっと消化しきってみせましょう!(本当かなあ...)。

 

そう!音楽的にも消化しなければいけない宿題も、マエストロ・バルケからたくさんいただきました。

 

いやー、私より5歳若いのだけど、本当に優秀...。オーケストラからの信望が非常に熱かったことが今回の再来日の大きなきっかけだそうです。すごい!

実は私の息子と同じ年の子供もいてですね。

あと、料理もすごく上手らしい!!

1月〜2月に戻ってきた時には手料理をご馳走してもらう約束をした!!

 

さてさて、そんな恐ろしく充実したスズキ稽古をしながら、なんと恐ろしいことに稽古前は大学勤務で生徒とイタリア歌曲などを歌い、稽古後は某所でカルメンを歌う、というトリプルヘッダーな日が数日間あったのですが...。

それで気がついたんですよ。

私、カスタネットはまあまあ上手に叩けるのに、これが上手に叩けない!!!

蝶々夫人の二幕あたま、まさにカルメンカスタネットよろしく、ちゃんと楽譜にスズキのパートとして書いてあるんですよー。

 

 お題「演奏できる楽器」

 

これ買って練習しようかと本気で考えています。

本当に、良い舞台にしたくて。

できることは何でもしたい気持ち。

 

「舞台では誰がいい芝居するか勝負で良い。蝶々さんより目立たないようにと大きい身体を小さくするな」

「余計なことをしないのは正しいけど、それでただジッとするなら、それは”ジッとする”という余計な選択」

 

その他、まだまだまだまだまだまだ、色々言っていただきました。

で、

「せっかくだから良いスズキ作りましょうよ」

と。

望むところです!!!

 

自分の必死な話ばかりでしたが、素晴らしい共演者の方々についてもご紹介したいことがたくさん...。

 

またお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

全国共同制作《蝶々夫人》初日は1月22日、金沢です!!

【金沢公演】プッチーニ歌劇「蝶々夫人」

 

今年の初第九。来年のバタフライ。

お題「今日のおやつ」

 

一応ダイエット中なんだけど(笑)

売り切れでお詫び文が出るほどのプリンとあっては...!

小川里美ちゃんの「見つけたよ!」と嬉々とした声を聴いては...!!

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昨日は本番だったし、少しくらいのカロリーは

......いや、第九のアルトソロではプリン一個分消費したかどうか......。

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終演後!

先日、ドレス事件があったのと同じ場所で(笑)。

左から

テノール、大澤一彰さん

ソプラノ、伊藤晴さん

指揮、北原幸男さん

バリトン、谷友博さん

アルベルト・ゼッダ スペシャルコンサート終演!〜あるいは危ういドレス事件 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

ちなみに、今回のハプニングはこちらでしたー。

本物の第九の楽譜の方はまだどこにあるか分かりません!!(笑)

きっと私がLes nuits d'été を歌う本番の日に出てくるのでしょう...(予定ないけど)。

 

さてさて、本日より稽古開始しました4都市共同開催《蝶々夫人》。

https://www.geigeki.jp/performance/concert099/

来日したばかりのマエストロ・バルケ、ピンカートン役のデ・カーロ氏も、もちろん演出の笈田氏も寒さを吹き飛ばす熱量。

やはりプッチーニの音楽は人を熱くするんでしょうねえ...。

私はそうでもないけど(笑)。でも、聴く人、観る人は熱くしますよー!!

 

 

来年1月の金沢から2月の東京まで。

春のスペインでの8都市10公演には及びませんが、4都市5公演(ちょうど半分だ!)、魅力的なキャスト、音楽スタッフ、舞台スタッフに囲まれてしばらく稽古場、本番レポートが止まらなくなりそうなので、お付き合いいただけましたら幸いです。

そして、ぜひ、公演にもお越しくださいませ〜。

金沢、大阪、高崎、そして東京での公演です。

東京では、2月18日に小川里美さんのバタフライ、2月19日に中嶋彰子さんのバタフライが聴けてしまうというスペシャルな2公演!!

目移りした人は二日連続でどうぞ!!!

 

師走の奔走の合間、弥生、美術館に行く。

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弥生美術館・竹久夢二美術館

現在山岸凉子を開催中の弥生美術館、なんとかスケジュールの隙間を1時間半見つけて行ってきました!!

もっと時間あった方がいいかな?でもこじんまりした美術館だし...と迷いつつ、でもその日を逃したら行けないままになりそうで...。

 

結果、やはり時間はもっと欲しかった......。

 

初めて見る山岸凉子さまの原画は涙が出るほど美しくて...ていうか本当に涙が出ちゃって!

恥ずかしいから堪えていたのに、2メートル先にズビズビ涙と鼻水をすすっているお仲間がいて(笑)、つられて溢れてしまいました。

お題「最近涙したこと」

 

代表作の「アラベスク」「日出処の天子」はもちろん、他の作品も大好きなものばかりで、年表やコラムとともに展示されている原画たちを見て、

 

へー、この、大学生だった私が感動しまくった深〜い作品を書いたのはスランプの時期だったのか!

 

とか、

 

ギリシャローマ神話は幼い時から好きだったけど、山岸凉子作品ではまってケルト神話、日本神話について読みまくった時期もあったなあ!

 

とか、

 

この絵、めっちゃ真似して描いてたわー。

 

とか。

 

没頭していたらあっという間に1時間半が過ぎていました。

撮影可コーナーには、等身大の厩戸王子!

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とにかく、来ているのは私も含め100%大人の女性おひとり様で、こちらのパネルの前でも2ショットを撮りたそうなおひとり女性がいたので、「撮りましょうか?」と声をかけると嬉しそうに隣に並び、

いや!なんか恥ずかしい...王子と...

みたいになってらして、

(大丈夫ですかー。絵ですよ〜〜!)

と、思いながら「バッチリお似合いですよー」とハイテンションで撮影し、私も同じ感じになりながら王子との2ショット、撮ってもらいました(笑)

恥ずかしいので出しませんけど。

 

そして、ミュージアムショップではまたひとしきり何を買うか悩み...。

 

画集やクリアファイル、一筆箋、チケットホルダーなどを購入しホクホク♡

 

舞い散る銀杏の葉の黄色を踏みしめながら、弥生美術館のある東大前から、昨年まで東大に通っていた知性派チェンバリスト、水野直子さんのスタジオへ、合わせへ。

久保田彰チェンバロ工房主催 17世紀イタリアンチェンバロ 完成お披露目コンサート

 


古典音楽の世界は、神話が題材の作品も多く、私の頭の中では山岸凉子作品とも割と近い場所に整理されている感じ。

あと。

歌の道は、高嶺の花の異性を求める恋愛に似ている

と、常々主張しついる私にとって、山岸凉子作品に出てくる、与えられない愛を求める人々の苦悩する姿(エーディクとか、カレンとか、王子とか、刀自古とか...)は、遠い昔の麗しい音楽を、憧憬と試行錯誤、真心と作戦で何とかモノにしようとする(笑)自分の姿そのもの。

 

なかなか筋の通った1日だったのです!

 

さて、これから3月までの様々なオペラの稽古をこなしつつ、第九を始めとする本番たちもある、年末まで。

まず明日は先週も歌ったオーチャードホールで、

アルベルト・ゼッダ スペシャルコンサート終演!〜あるいは危ういドレス事件 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

今年初めての第九です!

心の綺麗な方にはよーく聴こえるアルトソロ(笑)、心を込めて歌います!!!