mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

4月2日は何の日?

エイプリルフール2014 (はてなブログ特別お題「嘘」)

昨日は4月1日、エイプリルフール。

皆様はどんな嘘をつかれたのでしょうか?
 
私は4歳の息子と一緒に目を覚ましたとき、夫がすでに起きていたので、息子に「たいへん!ママがおねしょしちゃったー!」と、嘘をつかせようと、演技指導をしたのですが...。
最終的に「やっぱりいやだよう」と、拒否されました。
自分がおねしょしたときの果てしない切なさが胸をよぎったようです。
 
仕方ないので、
「今日は嘘をついても良い日なんだよ。パパに何か嘘ついておいで」
と送り出すと、
「パパー!マリオはノコノコにぶつかっても死なないんだよ!」
 
具にもつかないことを...。所詮子供。いや、所詮男?
 
こんなことなら、私が本当におねしょをすれば...じゃなくて、したふりをして息子から騙すんだった、と後悔しました。
 
 
フィレンツェに住んでいた頃は、
「ヴェッキオ橋が橋桁をヌートリアに噛まれて落ちました。橋の上の宝飾店から流れ出たジュエリーが川面を美しく輝かせています」
とか、
ピサの斜塔がついに倒れました。中にいたモンゴル相撲選手団との関連性が調査されています」
などという罪のない嘘を毎年いくつも作成し、日本の友人に送っておりました。
 
それでもピサの斜塔は倒れない―知れば誰かに話したくなる地中のこと

それでもピサの斜塔は倒れない―知れば誰かに話したくなる地中のこと

 

 

 

 

 
中には素敵なお返事をくれる友人もおり、ちょうどローマ法王選出があった年に、
「次のローマ法王に、長崎出身の42歳の男性が選ばれるらしいよ!」
と私が書き送ったソプラノさんから、
「日本では紀宮さま(当時独身)のお相手がローマからの留学生だって話題騒然だよ!天皇家法王庁、繋がりがあるのかもね!」
という返事が来たときには、
 
「女って怖いな」
 
と思いました。
 
 
さて、本日は「国際こどもの本の日」だったり、「歯列矯正の日(4シ0レ2ツー)」だったりするそうですが、私にとっては、もしかしたら出生証明書上の誕生日になるかもしれなかった日です。
 
私は3月27日生まれなんですが、私が生まれた頃には、早生まれによる学校での不利?を防ぐため、誕生日を4月2日、次の学年になる最初の日にずらす、ということがまだ、まれに行われていたそうです。
 
ちなみに、なぜ4月1日ではなく2日なのかはこちらで。
 
 
 
そんなわけで、産院で母もそれを勧められ、色々考え(早く学校にやっちゃった方が楽、とか)、そのまま3月27日で届け出たそうです。
 
三人姉妹の三人目で、産まれる前に用意された名前は「大輔」のみだった私。
急遽、熊本の祖母が、
「3月産まれたい。弥生でよか」
と、せっかく命名してくれた名前も、4月産まれに変えられていたらいちいち説明が面倒だったし、ありがたい限りです......。
 
学校で「不利」だったかどうかといえば、幼稚園の年長さんくらいにはもう体はどちらかといえば大きい方だったし、性格も、小学校2、3年生のころにはすでにジャイアンキャラだったような。映画の方のね!(笑)
 
あ、そういえば今日はテレビアニメ「ドラえもん」放送開始の日でもあるそうです。1979年。意外と新しい!?
 
ひとつだけ嫌だったのが、予防注射。学校での集団接種が必ず産まれ順。
クラスメイト三十数名の痛そうな顔を見ながら待つのが苦痛でした。
 
それくらいかな?
 
この歳になると、同級生たちに「まだ若い」と羨ましがられます。たったひとつなんですけどね。