今回ばかりは、
「オペラ、イル・トロヴァトーレにでる伊単語」
です!
演出の彌勒さんのナレーション、字幕もありますが、キーとなるイタリア語がたまに聴き取れれば、また愉しみも増すのではないでしょうか?
幸い今回のメンバー、これも非常に大切なオペラ歌手の実力の目安なのですが、歌っている言葉がとても聴き取りやすい。
モーツァルトやプッチーニで歌詞が聴き取れないのは、はっきり言って言語道断なのですが、歌うこと自体が簡単ではないヴェルディで、ここまで語れる歌手が揃ったのは、昨今はイタリア語を話さない外国人歌手が多いイタリアの歌劇場での公演もあり、今回の銀座での公演が勝るとも劣らない点だと思います。
こちらに書いた内容のご紹介も合わせてどうぞ。
さて、そんなわけで、
今回のハイライト版の演奏曲目に合わせて、いってみよう!
(たまに単語でなくフレーズも)。
第一幕《Il duello-決闘》
レオノーラのアリア”静かな夜に”
レオノーラは邸の庭にある日現れて彼女の名を歌った吟遊詩人との出会い、今は恋人となった彼への想いを語ります。
1. trovatore (トロヴァトーレ) / trovator (トロヴァトール) 吟遊詩人
2. nome (ノーメ) 名前
3. gioia (ジョイア) 喜び
4. amore (アモーレ)
amor (アモール) 愛
レオノーラ、マンリーコ、ルーナ伯爵の三重唱
レオノーラに横恋慕するルーナ伯爵、彼女に会いに来たマンリーコが現れ、鉢合わせ!実は他にも因縁のある二人。嫉妬と怒りに燃える二人の男と板挟みになるレオノーラ。
5. io(イオ) 私、俺
6. tu(トゥ) あなた、君、貴様ー!
7.t'amo(ターモ) あなたを愛しています
8.conte(コンテ) 伯爵
9.gelosia(ジェロジーア) 嫉妬
10. no(ノー) いいえ、いやです、まっぴらごめんだ!
第二幕《La gitana-ジプシーの女》
アズチェーナのアリア”炎は燃えて”/”彼女は繋がれて”
先代のルーナ伯爵によって母親を火あぶりにされたアズチェーナ。その情景、そしてその後自らが犯した恐ろしい過ちを息子に語るのです。
11. vampa(ヴァンパ) 炎
12. figlio(フィッリョ) 息子
13. core(コーレ)/ cor(コール) 心
14. grido(グリード) 叫び
15. rogo(ローゴ) 火刑台
16. mi vendica...(ミ ヴェンディカ...) 私の仇をとれ!復讐だ!
17. madre(マードレ) 母、母さん
18. orror(オロール) 恐怖
......きな臭くなって参りました。
(昨日の通し稽古でのこのシーン)
アズチェーナ、マンリーコの二重唱
自らの出生に疑問を抱いたマンリーコと、彼をなだめ、母としての愛情を語るアズチェーナ。ルーナ伯爵との決闘で何故か止めを刺すことが出来なかった息子を、次こそはと鼓舞する母。二人の元にある知らせが...。
19. strana pieta'(ストラーナ ピエタ) 不可解な慈悲
20. cielo(チェーロ)/ ciel(チェール) 空、天、神
21. sangue(サングエ) 血
ルーナ伯爵のアリア”貴女の微笑みは”
マンリーコが死んだと聞かされレオノーラは修道院へ。ルーナ伯爵は彼女をさらい、我がものにすると誓う!
22. Leonora e' mia!(レオノーラ エ ミーア) レオノーラは私のものだ!
......もう、この曲はこれにつきます。素敵です。
二幕フィナーレ
今まさに修道院に入ろうとするレオノーラの前に現れたルーナ伯爵、そして、マンリーコ。
23. sogno(ソンニョ) 夢
24. con te(コン テ) あなたと共に
「伯爵」の「コンテ」とは違うのです。
さてさて、でる単の基本600には遥か及ばず、現在24個ですが、長くなりましたのでいったん休憩!pausa(パウザ)!
その2↓