ボローニャ在住のあやこさんの帰国に合わせて企画した会でした!
場所は、四角いPizzaが出てくる、ボーダーレス料理レストラン(とでもいうのでしょうか?)。
オシャレ過ぎてしばらく理解出来なかったんですけど(笑)、食べ終わってみれば、素材も良く、美味しくて良いお店でした。
H氏はオペラ関係のお仕事を引退されたあと、とーっても美味しく、素晴らしく居心地の良いイタリアンレストランを経営していらっしゃいました。
しかし先頃、お店は超・超惜しまれつつ閉店し、今後はどこに美味しいものを食べに行けば良いのか!と、オペラ界に戦慄が走りました。
美味しいものを食べたいのもモチロンなんですが、お店でお客様へのサーブをするH氏の手が空いたところをねらってお話をするのも醍醐味。
(オペラスタッフさんたちは歌手がいないところをねらって歌手への不満を話していたことでしょう。笑)
長い経験に基づいた、時にちょっと厳しい、またある時にはもっと厳しい!H氏の叱咤激励。オペラの現場でいただけていたころが懐かしい!
彼のような大きく「あり」「なし」を見渡してくれる人がいないと、本当に、なんというか、危ない?
帰ってきてくれないですよねえー。
そのH氏と、こちらも、厳しくも優しくも、やっぱり厳しい(笑)ピアニストのお姉様方。
彼女たちとも、
こちら↓
に書いたような、トスカーナでの思い出があり、一緒に食い倒れた仲です!
音楽、舞台、イタリアと食にこだわりまくる方々が集まり、話題は尽きず......。
たまたまそのお店に、イタリア語のようだけれども意味が通らないこだわりのメニューがあったことから、日本で見る不思議なイタリア語もどきの話にも。
その原型はまあ、「カフェラテ」ですよね。それがもしイタリア語のつもりなら、実際は「カッフェ エ ラッテ」または「カッフェッラッテ」であることはこの際、流しましょう!
しかし、「カフェラテ」の、牛乳が抜けて豆乳になるなら、「ラテ」の部分を変化させないとですよね?
ちなみにイタリア語で豆乳は、
latte di soia(ラッテ ディ ソイヤ)
ですが、まあ、ここでいう「ソイ」は、米語のsoyなんでしょう。それもいいんです。
が、「カフェ」の方を省略して「ソイラテ」にしてしまったら、それはもう、「豆乳」のことでしかないですよね?
私はいつも「ソイラテ」と頼んだ以上、ただの豆乳が出てきても文句は言わない覚悟でなんか札みたいなのを持たされて待っています。
さて、カフェといえば、幼少の頃から、お家でコーヒータイムには「今日は何を聴きましょうねえ?」と、オペラが流されていたというH氏。
しかし、私もそうだったように、宝塚にハマった時期があったそう!
ピアニストあきこさんもどうやらかなりの通!
最近、宝塚100周年の特集番組などで今の宝塚の様子を垣間見て、私が好きだった頃(20年〜15年前くらい)と、組ごとのカラーは変わってないんだな、と思ったところだったので、そう話してみたところ、
「あなたが観てた頃の話でしょ〜?」
と、急に若造扱い(笑)
で、じゃあ、組ごとのイメージ、言いましょうよ!と、なり、
確かに時代が違います。失礼しました(笑)
結局、納得し合えたのは、「雪組」が実力派で、和物なら雪、てところだけでした。
(新しい「宙組」については触れもせず。)
そして、私が小さい頃バレエを習っていて、宝塚ファンだった姉が密かに私の宝塚入りを願っていたと話したときに、H氏が言った、
「あー、ほんとだ、鳥木は宝塚目指せば良かったんじゃなーい?」
とのお言葉。えっと......。
私をオペラ歌手として、色んな意味で1番昔から期待して見守って下さっている身近な方がH氏だと、なんとなく、そう思っていたのですが......。
いや、もちろん宝塚、頑張っても入れなかったと思いますが、もし入れていたらそりゃあ嬉しかったでしょうけれど......。
その方が良かった的な......?そうなんですか......??オペラ界に私はいなかった方が......???
考えすぎですよね!!!
さて、宝塚には20年遅れをとったものの、我らが藤原歌劇団も、今年の6月7日でちょうど80周年!
ぜひぜひ、藤原歌劇団の歴史と今を感じに、こちらの演奏会にお越しください。
お問い合わせ、チケットお申し込み、お待ちしております。
「藤原歌劇団創立80周年記念演奏会。我らがテナー!!」