mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

開発希望!オペラ歌手養成ギプス!

先日行った整骨院に、このような装置がありました。

ドクターメドマー DM-6000 両脚セット

ドクターメドマー DM-6000 両脚セット




脚全体を包み込んだ袋状のブーツに、空気を入れ、血圧計のような要領で加圧するマッサージ機です。

数種の加圧モードが選べるようですが、整体師さんがセットしてくれたのは、下から四段階(足、足首→ふくらはぎ→膝周り→腿)に加圧が進み、脚全体がギュッと締められた後、解放、というもの。

かなり気持ち良いのですが、それはさておき、この感じは何かに似ている!と、使用中ずっと考えていて、思い当たったのが、長ーいフレーズ歌う時の、腹筋、背筋の感じ。

下腹部からグッとドローインしていき、オエーッ吐きそうになるまで絞り上げたのち、解放!
(あくまで私の場合です)。

サンサーンスのオペラ《サムソンとデリラ》、デリラのアリア、「あなたの声に私の心は開く」の、


”Ah, reponse a ma tendresse...!

Verse-moi, verse-moi l'ivresse!”


という夢のように美しいフレーズなどの折などでしょうか。

実は、吐きそうになってます♪



そんなこんな、脚に心地良い刺激を感じつつ、この空気加圧の仕組みが、歌唱時の支えが弱い歌手の助けにならないだろうか?

曲に合わせて加圧のタイミングをプログラミングしたら、歌うコツがつかめたりしないだろうか??

なんて、考えていた次第です。

思わず、治療後、整体師さんにこのアイディアを話したら、

「なるほどねー、あはははー」

と流されましたけどね!



また脚があの加圧を求め始めております。
近いうちに行かなくては。


昨日は8月9日金沢である演奏会、「真夏のミルフィーユ」のリハーサルでした。

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ハーピスト上田智子さんにいただいたお饅頭、美味しかった!!
特に五郎島金時味!

稽古も順調。
ハープ、フルート、バイオリン、メゾソプラノによるちょっと優雅なカルメン、様々な音楽と朗読によるヘンゼルとグレーテル(私も普段歌うはずのない曲を歌います!)など、盛りだくさんです。



さて、帰宅して、
「疲れたー、脚痛いー」
と言うと、突如息子のひとり舞台が始まりました!

「ママ、僕も脚痛いよ!2人合わせて《脚痛いレンジャー》!!」


「ゆけ!脚痛いレンジャー!
♪脚痛いけど〜、銀河を〜目指せ〜♪
脚痛いパーンチ!脚痛いキーーーック!!イテテテーーッ!!
行くぞ、三里アターック!!!」


(母ちゃん注「三里アタック」は我が家で不用心に脛を晒していると飛んでくるツボ押し攻撃だ!痛いけど、脚が楽になるよ!)


母ちゃん、ひとしきり笑かしていただきました。

この5歳児、何かの才能を感じずにはいられないのですが......何の??


......あ、下らないことを思いつく才能??
母ちゃんと一緒???