mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

つきをみた!

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屋上で赤い月を見ながら、赤いランブルスコ

人気のランブルスコ飲み比べ5本セット

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口遊むのは、ようやくプログラムが決まった24日帝国ホテルディナーで歌うHymne a' l'amour(愛の讃歌)。


昨夜は誰もいないと思って夜道をこっそりいい気分で(笑)mpくらいで歌いながら歩いてたら、横道から出てきた自転車の人にギョッとされましたが......

今日は周りに何にもない自宅屋上だし、まだ時間も早かったから、mfくらいまでなら問題なし!



「愛の讃歌」
日本語だと岩谷時子さんの訳詞、


あなたの燃える手で

私を抱きしめて...


という直接的に情熱的な歌詞が有名ですが、フランス語の歌詞は、もっとシャレが効いております。

(加藤登紀子さんや美輪明宏さんが原詞に近い訳をされています)。


中間部の「語り」みたいになるあたりは、こんな感じ。


J'irais jusqu'au bout du monde

je me ferais tiendre en blonde

si tu me le demandais...


j'irais decrocher la lune

j'irais voler la fortune

si tu me le demandais...


地の果てにも行ける

金髪にも染める

あなたがいうなら...


月だって取りに行く

大金を盗みにだって行く

あなたがいうなら...



日本女性が歌うとなんかいじらしいというか、可哀想になっちゃいそうなんですが、「そうは言っても実際は絶対いうこときかないだろ!」って感じのフランス人女性が歌うのが良いんじゃないかと思う次第です。

なので、私も今回はフランス語で歌いますが、日本語で歌うなら岩谷時子さんバージョンで歌いあげたいかな。


さて、4行目にある la lune が、「月」です。
そしてそれと韻で対になる5行目 la fortune には、「大金」「財産」という意味もありますが、「運命」「成功」という意味もあります。


てことは、どちらも「ツキ」じゃないですか!

フランス語歌詞並に韻を踏んだ訳詞が出来るかも...なんて思ったり。


手が届くよ、夜空の「ツ・キ」

手に入れるよ、最高の「運(ツ・キ)」

だって私は君のこと、「ス・キ」


......どう考えてもラップにしかならない(笑)


「愛の讃歌」ラップバージョン、どうでしょうかねー。


月食ランブルスコのせいで、アホなこと考えてる母ちゃんでした!