......いつだったか、スローフード協会本部(ピエモンテ州のブラ市にあります)に勤めていた夫にくっついて、南フランスであった食のイベントに参加し、ワインの講座にうっかり入り込んでしまったことがあったなあ。
目の前に並べられたグラス。
注がれる様々なワイン。
口に少し含んでは真剣に何かをメモする参加者たち。
「ここは私のいるべきところではない」
と気が付くのに、さほどの時間はかかりませんでしたが、とりあえず素敵なワインとおつまみが出てくるので最後まで居座りました。
一応テイスティング表らしきものを書くふりをしていましたが、内容は、
A「赤い」
B「Aより薄い赤」
C「Aに比べて赤い」
D「赤黒い」
E「Bよりは濃いけどAより薄い赤」
F「BとCは嘘つきだ」
G「俺は嘘をついていない」
みたいな。
嘘ですけど。
無意味なメモであったことは事実(笑)。
そんな私ですが、本日、ボジョレ・ヌーヴォー解禁パーティーで歌わせていただくということで、ボジョレ・ヌーヴォーについて少しだけ勉強致しました。
いや、なんとなく、チラチラと噂で?こういうことらしい、というのはきいていたんですが(笑)。
- その年の葡萄、ワインの出来をうらなう意味で、通常とは異なる急速醸造技術を用いて作られる。
- ボジョレ地方のガメイ種という品種の葡萄で作られる。ガメイ種は赤(またはロゼ)用の葡萄であるため、ボジョレ・ヌーヴォーに白はない。
- 元々は収穫を祝うためのものだったが、商業的にいち早くワインを作ろうとする作り手が増え、品質が保てなくなったため、解禁日を設けた。
- ただし、フランスのワイン法による規制のため、日本で解禁前に飲んでも別に罰則は無し。
一時期より騒ぎがたいへん少なくなった気もしますが、毎年の出来の「煽り文句」が矛盾?していて、話題になったりもします。
「50年に一度の出来」
「100年に一度の当たり年」
「100年に一度と言われた○○年に匹敵する出来」
みたいなのが、3、4年に一度ある、て問題。
面白いからこの調子で!と思いますけど、それでワインが不当に高くなったりするのは嫌だな。そんなことは無いか。
さてさて、今年のもののキャッチコピーも気になりますが、まだ出てないのかな?
そんなことを考えつつ、ピアニストのあやっちと待機中。
なんか、少し前にもこんな感じあったな。
今日はいい感じのタイムスケジュールなので、歌い終わったら飲むぞー!!