mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

小平ファミリーコンサート&寿!!

イタリアに住んでいる頃は、

「1日ひとつしか用事は済ませられない」

という認識でした。

コンサートやオペラに出演するときはもちろんですが、銀行で何か手続きとか、買い物とかでも。

「今日は郵便局行って、銀行も市役所も行って用事済ませてから、差し入れ買って夜はコンサート」
みたいな日本では当たり前なことが、イタリアでは不可能。

いや、よっぽどの戦闘能力?があれば可能なのかもしれませんが......。

のんびり能登出身の母ちゃん、イタリアの銀行員や店員のグダグダな仕事ぶりも「まあ、しかたないかなー」と余裕で待ってしまうので......

「1日ひと用事」

これが基本でした。


そんな母ちゃんが、帰国して、子育てしながらの演奏活動。
ダブルヘッダー、トリプルヘッダーも当たり前に。


(一例)



さてさて、昨日もなかなか素敵なダブルヘッダーでした!!

まず朝もはよから、地域密着プロジェクト第一段のファミリーコンサート。


水色のドレスといえば、のアレを歌ったり、子供たちと一緒にドレミの歌を踊りながら歌ったり!

ピンクのドレスも可愛い「ピアノおねえさん・ゆうこりん」と、「歌のおにいさん・おっしー」と共に。

ちょっと息切れぎみな「歌のおねえさん......(恥)」でしたが。

ここは今後ひとつ、「歌のお母ちゃん」ていう新たなジャンルを確立していきたいところです!!

おにいさん......押川浩士さんの子供吸引力は凄まじく、コンサートに協力してくれたママ友の、

「あの人、ハーメルンの笛吹きになれるわー」

という一言が印象的でした。

子供たち、パパママはもちろんたくさん来ていただいたのですが、

NHKニューイヤーオペラみましたよ」

とか、

「銀座オペラいきますよ!」

といったオペラファンの方々にもお越しいただき......。


母ちゃん、「鬼のパンツ」とか高らかに歌い上げてましたが、大丈夫でしたでしょうか.........。



ともあれ、幅広いお客様たちとのハッピーな時間はあっという間に過ぎ。

コンサートでも散々活躍(?)した子供たちは終演後もまだまだ元気で、息子も幼稚園のお友達と名残を惜しんで遊びまくり。

.....子供って何のエネルギーで動いてるんでしょうねえ。



そして一休みの後、母ちゃんは、友人のウェディングパーティーへ。

おめでたいっ!!!
美しかった〜〜!!!

たいへん盛大なパーティーで、洗練されまくりのジャズ演奏や、能楽師さんによる本物の高砂や、迫力のアラビアンダンスなどが盛り上がる中......

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左から、
ノーブルさでは他の追随を許さないバリトン、与那城敬さま(ピカ◯ュウ)。
言わずと知れたMUJソプラノ、小川里美さま(フユ◯ャン)。
母ちゃん(ジバ◯ャン)。
そして、実力と華やかさを兼ね備えたピアニストの朴令鈴さま。


この4人(プラス、会場の皆様)で、昭和の結婚式に欠かせなかったあの曲を。

母ちゃんから順に、

赤・青・黄色

ピンと来たあなたは昭和の人です!!!笑


令鈴さんの奏でるピアノのリードのもと、途中で新郎新婦の「口づけ」、さらには会場の皆さんを巻き込んでの「サンバ」を織り込んだ、見事な「昭和コーナー」に。



子供パワーと、幸せパワーをいただいた素敵な1日になりました!


一夜明けた本日は、アルテリッカしんゆり《ラ・トラヴィアータ》の衣装合わせと言う名の計量日(笑)。

二年前私が着た衣装は、今の私にフィットするのでしょうか!?!