立ち稽古も進む中、マエストロ・ゼッダによる音楽稽古も毎日じっくり時間を取って行われています。
なにしろキャスト17人のダブルキャスト。
いつも全員が揃っているわけではないのですが、大人数のシーンを稽古するときはけっこうな大所帯。
今日もフィナーレの稽古で大勢の歌手が集まりました。
みんなマエストロの指揮を、言葉を逃すまいと凄い集中力!
マエストロに、
「学校じゃないんだから。真面目過ぎる」
なんて言われながら(笑)
長年ロッシーニの生誕地であるイタリア、ペーザロで「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」そして、「アカデミア・ロッシニアーナ」を率いている大マエストロを前にしては、みーんなある意味生徒になっちゃいます。
時にはユーモアも交え、表現力たっぷりに歌い、指揮をするマエストロを見て、やっぱりイタリア人って役者だなあ〜、と惚れ惚れしたり。
ゼッダ氏の音楽稽古でした。ぎゅうぎゅうに絞られ、たまに褒められ、もう、翻弄され尽くしてボロボロにされ、マエストロの虜(笑)。でも本番は必ず歓喜を持って歌える(と思う)!! pic.twitter.com/4pOf5TLkXX
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2015, 6月 12
ちなみに、前述の「アカデミア・ロッシニアーナ(ロッシーニ・アカデミー)」では、毎年オーディションを勝ち抜いた若くて優秀な歌手たちで、この《ランスへの旅》を上演するのが通例です。
今回の公演に出演する、ソプラノ山口佳子さんや、テノール中井亮一さんもその優秀なアカデミア・ロッシニアーナ出身者。
2人が出演したのは別々の年でしたが、私もイタリアに住んでいた頃だったのでどちらもしっかり観に行きました!
(もしかしたら私が観ていないけど他にも出身者いらっしゃるかもです!ぜひ日生劇場でプログラムをチェックしてください!!)
佳子ちゃんも、中井さんも、素晴らしくて、なんだか同じ日本人として誇らしかったな。
素敵な思い出です。
また、いい街なんです、ペーザロ。
石川県民の私が言います。
「魚が美味い!」
なかなか言いませんよー!
さらに、「イタリア人の将軍と結婚するも、式当日に夫が敵の急襲を受け亡くなり、未亡人」、という設定も。
結婚式当日に夫を亡くした?
ということは......なんてちょっと下世話な想像をしたりもしてるんですけど(笑)
オペラの中では、ロシアの将軍リーベンスコフと一応?恋仲だけれど、スペイン海軍提督のドン・アルバーロにも惚れられるというモテモテぶり。
嫉妬深いリーベンスコフにヤキモチを妬かせて楽しんでいるふしも無きにしも非ずで、小難しい言葉で彼を手玉に取る女王様タイプです。
リーベンスコフはどうも「小難しい言葉萌え」なふしもあり(笑)。
でも、ドン・アルバーロだってけっこう本気っぽい!
二人の素敵な男性の間で揺れるメリベアの恋の行方にもぜひ注目していただきたいと思います。
明日も頑張るぞ!
月曜日!気分も新たにロッシーニ!!ゼッダ氏の笑顔に会うのが待ちきれない!!(笑顔曇らせないように音程は正しく)。 pic.twitter.com/VWaQfUvQdo
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2015, 6月 14