mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

韓国より。《アルペンシア音楽祭》


はーい!
私は今、ソウルにいます。
ソウルから車で2時間ほどの「アルペンシアリゾート」で24日から開催される音楽祭のリハーサルのため、2日間だけの滞在。

대관령국제음악제

2018年冬季オリンピックが行なわれる平昌(ピョンチャン)での音楽祭ということで、最近のものかと思えば、今年が第12回とのこと。

せっかくだからもっと張り切って韓国マニアになって、韓国語も勉強してから来たかったのですが、あれよあれよという間に出発となり...。

出発前、羽田空港でようやくバタバタと準備したような感じで。

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昔よくお世話になったこれを、久々に買いました!
国語学習アプリも携帯に入れました!

とはいえ、「スタッフとは英語でコミュニケーションできますから」と言われていて、まあなんとかなるだろうと油断しまくりのまま、金浦空港に到着。
(自分の英語力の低さは棚上げ)。

少し遅れて私の名前が書かれた紙を掲げて走ってきたお迎えの方と共にソウル市内のホテルへ。

神によって言語を乱されたバベルの民に想いを馳せるほどに話は通じませんでしたが、Xジャパンのファンだということで、一緒に歌いながら楽しくドライブ(笑)

ホテルにつくとミラノに住んでいたという女性が待っていてくれ、イタリア語による、いきなり快適なコミュニケーション!
神よ、いや、ダンテよ、ありがとう!!


翌日はフランス人指揮者アドリアン・ペルションとピアノ合わせ。
彼も、まあまあだけど、と言いつつイタリア語が話せましたー!
ありがとう!ラテン系言語!

歌うのはフランス語なんですけどね。

そのペルション氏。どこかで会ったことがあるような、ないような...。
と、しばらく考えていたところ、なんと、2004年に藤原歌劇団オランジュ音楽祭共同製作の《カルメン》で、チョン・ミュンフン氏指揮のラジオ・フランスオーケストラの打楽器奏者だったと言うではないですか!

「たぶん君が出ていたと思う」

って、記憶力良すぎです!!
私はメルセデス役で、藤原歌劇団初出演でした(たぶん!笑)。

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リハーサルのあとは他の歌手、演奏家や主催の方も交えてのお食事会。
土用も近いことですし、韓国風の辛い鰻をいただきました。
新発見なお味で、なかなか美味。

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私もなんとなーく覚えていたパーカッショニストであり、マエストロのペルション氏と。

11年前かあ〜〜。

まさかの再会。

広いようで狭い世界です。
悪いことはできないもんだなあ、と、当時、まだフランスに行く前の自分のフランス語の発音を思い返して、少々恥ずかしくなった私でした。
記憶力良さそうだから、その話はしないでおこうっと...。

さて、今日は朝からオーケストラ合わせで、午後はアルペンシア・リゾートに移動です。