そこで、真っ当なご職業の親類などと一緒に、夫の父親と宮沢賢治の故郷、岩手、花巻へ。
- 作者: 宮沢賢治
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2011/04/15
- メディア: 文庫
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13日の朝11時に新花巻集合、と夫が言うので、はやっ!と思いつつ12日の夜のファミリーコンサートが終わってから睡眠時間を削って荷造りして、6時半に家を出て...
ファミリーコンサートvol.2 - mezzosoprano 鳥木弥生blog
新幹線が夫の実家がある福島を通り過ぎた頃だったでしょうか。
汚染された実家ご自慢の芝生の庭の想い出、福島の未来を憂う会話をしばらく交わしたのち......
「で、着いたらどこいくのー?」という私の問いに、夫が旅程を確認するために予定を立ててくれた兄弟たちからのメールを見て、急に挙動不審に!!
しばらくの沈黙の後、涼しい車内であり得ないほどの汗をダラダラ流す彼の口から発せられたのは、
「待ち合わせ、明日だった」
という激白。
夫は私が激昂するのではと青ざめていましたが(笑)、自分でも意外なことに?私は旅、移動にまつわる過ち(道に迷うとか、乗り間違えとか)には非常に寛容でして。
自分もやるからなんですけどね(笑)。
無事その後の努力で到着前に宿が確保できたのでまあ、良かったね、と。
そしてノープランで新花巻駅に到着した親子三人。
私は宿題(楽譜)をいっぱい抱えていたので宿でゆっくり過ごすのもいいなあ、なんて目論んでいましたが、タクシーに乗ったとたん、6歳の息子がキッパリと、
「森へ行ってください」
と運転手さんに。
母ちゃんと運転手さんが声を揃えて、
「え?森??」
と聞き返すと、
「あと、虫捕り網が欲しい。森に行って虫を捕るのに網が必要だから」
と理路整然と?主張。
しかし、さすが地元のベテラン(たぶん)タクシー運転手さん。
この都会っ子(てほどでもないけど)の狩人レベルまで絶妙に読み取り、初心者向けの「宮沢賢治童話村」の遊歩道をお勧めしてくれ、道すがら網を買えるコメリ(ホームセンター)にも寄ってくれました。
「虫捕れなかったらコメリに虫も売ってるからね(笑)」
という情報も。
(確かにヘラクレスオオカブトが29,800円で売ってました)。
さて、宮沢賢治童話村に到着し、遊歩道とはいえ、なかなかの「森度」で息子も大満足。
虫採りや、父取りを楽しんでいました。
翌日には待ち合わせ相手も到着し、再び宮沢賢治童話村や、小岩井農場などを訪れる2泊3日の旅(私たちだけ3泊4日)を楽しみました。
息子の興味はとにかく終始虫採りでしたが...。
(キャッチ&リリースでしたが、岩手の虫さんたち、ご迷惑おかけしました)。
そして、帰京して当日から9月11日(金)公演、ロッシーニ《アルジェのイタリア女》の稽古。
私のお笑い魂が燃え上がる超オススメ公演です。
http://www.lilia.or.jp/event/2015/20150910/index.html
さらに明日は8月23日(日)、渋谷ラトリエでの、もう、鼻血がでるくらい楽しみなオールフレンチプログラムの、こちらの稽古。
気心の知れたソプラノ山口佳子ちゃん、ピアニスト仲田淳也さんとの共演で、少人数のサロンで親密な雰囲気を楽しむコンサートです。
もう今週末ですが、まだ少しお席あるかと思いますので、ブリーズノートさんHPから、またはこちらブログへのコメント、Twitterのリプライなどでお早めにお問い合わせ、ご予約ください!
コンサートがやってくる! - 出前コンサートのブリーズノート
皆様に「生」でお会いできるのを楽しみに、毎日稽古に励んでおります!!