第九のアルトソロは心の美しいひとにだけ聴こえるということにしよう......。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2015, 12月 23
第九の演奏を「アルトソロ目線カメラ」と共に聴く映像、ていうのがあったら面白いと思うんですよ。
1楽章は楽屋でモニターから、他のソリストの発声練習も聴きつつ、手持ち無沙汰で鏡に向かってどんどん化粧が濃くなる。
2楽章はいつ終わるか何度もビクビクしながら舞台袖へ。
3楽章は舞台上で堪能。たまに目の前が暗くなったり、リードとマウスピースのどちらが頭髪に悪影響があるのか統計をとったり......。(元ホルン吹きの母ちゃんメゾソプラノは勝手にホルンソロが上手くいくかドキドキしたり)。
4楽章は......。
まあ、そんな感じ。どうでしょう?同じメゾソプラノ仲間しか面白がらないか......?
さてさて、とはいえ(笑)!
本日の第九は全くボヤボヤする隙のない集中力と情熱に溢れた演奏でした。
年末の第九はお祭気分になることもあったり、それはそれで楽しくて好きなんですが、今日の第九はギッチリガッチリ最高の演奏をしようという気迫が感じられるもので。
本当に、同じ《第九》でも様々。色んな公演で歌う身としてはそれが醍醐味でもあります。
明日も九州交響楽団の第九ですが、合唱団と会場が変わります。
どんな響きを味わえるのか楽しみ!!
小泉マエストロの指揮を正面から見れるアルトソロ席。3楽章から4楽章のバリトンソロあたりまで(つまり自分が歌う前まで)の時間は、完全に玉座。よきにはからえ!!
本日のソリスト写真!
左から、バリトン福島明也さん。私。ソプラノ松田奈緒美さん。テノール青栁素晴さん。
楽屋口のベートーヴェン様と。
松田さんとは、10年ぶりの再会!!
すっかり大人になって(笑)
明日もよろしくお願いします!!
せっかくの?博多の夜だけれどもホテルのお部屋でのコーヒーのお供はこちら。
先日、金沢第九のときにソプラノ石川公美ちゃんがくれた萬久の豆菓子。
いつもは可愛いうさぎの絵付けがされている豆型の紙箱ですが、クリスマスバージョンも美しいです。