空港へ向かっています。
以下、先ほど自宅から駅まで乗ったタクシーの運転手さんとの会話。
運「パスポート持ちましたか?一番大事ですからねー」
私「(?!まあ、この荷物は海外だと思うよね)そうですね...(ガサゴソ)、あります!ありがとうございます〜」
運「......スペインですか?」
私「!?!...え??は、はい」
運「(笑)すごいでしょー。いやー、前にもお乗せしたんでね。誰だかすぐに分かりますよー。本場でやられるんですね?」
私「...?本場というか、まあ、はい」
運「あれ?え?もしかして、プロですか??」
私「あ、はい、まあ。仕事で行くので...」
運「へえ〜!!じゃあテレビとか出てることとかもあるんじゃないですか?」
私「はあ、まあ、たまに公演が放送されたり...」
運「うわー!知らなかった。この間BSで特番やってましたよー」
私「オペラのですか?」
運「いえいえ、本場の、スペインの」
私「あー、スペインの...」
運「フラメンコの」
私「???」
運「確かに、背も高いし、ダンサーっぽいですよね。プロだったんですねえ...」
私「あ、あー、良く言われますー...」
フラメンコ教室の行きか帰りに乗せていただいたことがある運転手さんでした。
ちゃんと誤解は解きましたけどね(笑)。
まだ誤解されている方がいるとあれなので、はっきり書いておきますが、私はオペラ歌手です!
あ、間違えた。
これはフラメンコの発表会のときの...(笑)
それはフラメンコに始まり、フラメンコに終わる。発表会&立川フラメンコ - mezzosoprano 鳥木弥生blog
スペインには、プッチーニのオペラ《蝶々夫人》のスズキ役を歌いに行きます。
8年前の再演で、当時は今年小学生になる息子が私のお腹の中にやってきたばっかりでした。
Associació Amics de l´Òpera de Sabadell - Representacions - MADAMA BUTTERFLY
あと1、2年再演が早ければ銀座のときのように息子と共演もできたかなあ、なんて思いつつ(笑)。
いや、でもかなり大変だったからな。
「蝶々夫人」の息子役。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog
しかし!
共演はしないものの、今回の旅は私の公演が半ば終わった頃に息子もスペインに来る予定。
お腹の中で吸ったスペインの空気、息子は覚えてるかな??
あと、フラメンコ教室で先生に習ったスペイン語、覚えてるかな?(笑)
Tengo hambre(お腹すいた)
と、
Donde esta el bano(トイレはどこですか)
これさえ覚えれば生きていける!?
私はせっかくだからもっとスペイン語できるようになって帰りたいなあ。
先ほどまでちょっと不安になっていた母ちゃんですが...。
荷物重くてめげるー!5、6年前までは30キロ〜40キロ持って行ったり来たりが日常だったのになあ...。まあ、もう初老だもんなあ(笑)
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年3月30日
タクシーを降りて自分で荷物を運び始めたら、スイッチ入りました!!
私、こういう人でした!!!(笑)
スペインはフラメンコの本場でもあるし(今回行くのはバルセロナ周りなので厳密には違うかもしれませんが)、大好きな国。
また呼んでいただいたご恩返しに、いっぱい泣かせてくるぞ〜。