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mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

ちょっとした鉄分、と、長い独り言。〜サバデイ日記7

サバデイ・ランブラ駅を出て、バルセロナの中心へ。

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8年ぶりの懐かしい電車に揺られながら、あんまり懐かしさを思い出さないように...。

外見よ。うーん、いい天気!!

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なぜ、あんまり記憶を呼び覚まさないようにしているかというと......

この、サバデイとバルセロナ中心部を繋ぐS2ライン、車両も綺麗だし座席も座り心地良く、案内も整っていて分かりやすい。

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言うことなしなんですが、ただひとつ、よーく揺れるんです。

8年ぶりに乗りましたが、やはり揺れる〜〜!

車体が良いせいか、地元の七尾線みたいにガタガタ揺れるのではなく、滑らかに、ぐーらぐーら。

これがね、絶妙に酔わせるんですよ、私を......

8年前こちらに滞在した時はご存知の通り?妊娠2〜3ヶ月だった私。やはりサバデイから乗車して約40分。電車がバルセロナに着くまではなんとか堪えたんですが、着いたとたん駅員さんに連れられて洗面所へ。

ツワリはその頃から出産直前までずーっと辛かったのですが、いつも気持ち悪くなりすぎないように気をつけていたので、私があんなに妊婦のツワリらしい姿(笑)を見せたのはあの、バルセロナ、プラサ・カタルーニャ駅でのひと幕が最初で最後だったように思います。

迎えに来てくれていた私の蝶々さん、三記さんにもご迷惑をかけ.....。

その時のことを思い出すと今も少し吐き気が蘇るような......。

外見よ!眩しい!!

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そんなこんなで、幸い今日は少々の酔いで無事到着!


さてさて、本日稽古はお休みですが、稽古がある日でも、普段日本にいる時よりは格段に一人の時間を長くいただけている今の母ちゃん。

お題「ひとりの時間の過ごし方」

今日も短い電車の一人旅を満喫しましたが、まず、日本からの飛行機の中でも13時間ひとりで寝る以外に何をしようかウキウキでした。

まあ、とはいえ何か特殊な楽しみ方があるわけではなく、席の個人モニターにスペイン語を学べるゲームがあったのでそれをやったり。映画を観たり。

【偉大なるマルグリット】あらすじと“映画を見る前に知っておきたいこと”

何本か観ましたが、このフランス映画が面白かったです!!せっかくなのでいきなりレビュー!(笑)

有閑マダムの男爵夫人がいきなりオペラ歌手になると言いはじめ、周りが気を使って褒め称えるのを信じて演奏活動を続け、様々なオペラのヒロインになりきった写真を撮り...。

(各紹介記事では「絶望的な音痴」と表現していますが、それほどでもない。もっと絶望すべき音痴はいくらでもいる。笑)

私が一番笑ったのは、彼女が本当は歌が下手であることを誰も本人に言えない中、彼女を指導するテノール歌手が、彼女が歌うカルメンの”ハバネラ”を聴いたあと、

今まで誰も君に言わなかった真実を言おうか...?

と語り始め、本当に真実を告げるのか??と、かなり気を持たせたあげく、

君はコロラトゥーラ・ソプラノではなく、メゾソプラノだ!

と言うシーン。

確かにメゾソプラノならそれくらいの歌唱力でもいけるんじゃない?なんて、自虐的に面白かったんですけどね。私も実はこんな感じなんじゃないかな、みたいな.....!?

声や音程はともかく、フランス語の発音(当たり前ですが)とか表現はかなりいい感じのハバネラだったし!(笑)

その後、彼女に起こる一瞬の奇跡も感動的だったし、ラストも良かった。素敵な映画でした。


サバデイについてからの自由時間は、譜読みと読書を楽しみに準備してきました。完全にインドア派の母ちゃんです。

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《I Capuleti e i Montecchi(カプレーティ家とモンテッキ家》は、9月の公演に向けて......実はこれ以外にもいつか歌いたいけど普段は譜読みする余裕が無いような楽譜をたくさん運んできてしまったのですが......とりあえず10日経った今も開いておらず!!夏休みの宿題を田舎のおばあちゃんちに持ってきた小学生が全部白いまま帰るみたいな......いやいや、まだ1ヶ月以上ある!!!

読書の方はまず前にも読んだ「ビリチスの歌」をじっくり読み直し中。

これは、昨年夏にこのコンサートでも歌った...↓

昼下がりのサロンコンサート〜Douce France 歌姫たちの優しきフランス〜 byブリーズノート 終演! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

ドビュッシーの歌曲《3つのビリティスの歌》の原詩が含まれる作品。

(しかしこのコンサートのプログラム、お客様がついてきてくれたのが奇跡だったなあ〜。またやりたいよ、佳子ちゃん。笑)

オペラ歌手に文学。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

(こちらでもご紹介しました!)

私が読書をしていると、師匠オブラスツォワによく「本を読む暇があったら楽譜を読め!」と言われたなあ。

歌のお勉強。「音楽の天使たち」 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

スペインでもとても人気があったオブラスツォワ。

人々の口に上ることもよくあるし、私が初めてスペインに来たのも彼女に連れられてだったし。日々、思い出させていただいてます...。

更に、こんな発見が!!

「楽譜を読みなさい」って、天国からのメッセージかな?

オブラスツォワもかなりの読書家で、詩を書いたりもしてたけどね。

会いたいなあ〜。

......とりとめなく、終わります。