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mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

旅の終わり。

お題「好きな乗り物」

今回は見るだけかなあ、と思っていたイタリアの赤いあいつ、イタロに乗る機会が滞在最終日におとずれました!

チケットを手にし、イタリアらしくギリギリに表示された出発番線に向かう私の速い足取りは、まるで賭けに勝ってタイタニックの乗船チケットを手にしたレオナルド・ディ・カプリオ!?

(こう思った時点で実は不吉な予感がしていたのかもしれない......)

白々しく検札が設けられた10番線ホームに入ると、丁寧にどこに何号車が来るか表示してあるモニター。やるなー。

ちなみに、今では普通の?ホームにもモニターがあったり、案内も幾分丁寧になりましたが、少し前までは、小さい駅だと表示は皆無。大きい駅でも、A、B、C、などの看板がぽつぽつとあり、プリマクラッセ(一等車)はAのあたりに来ますよ、などのお知らせがあるのみでした。発着番線変更のアナウンスなどもギリギリで、大きい荷物などがあるときは、乗り逃し必至でした。酷いよね(笑)。

が、現在も。

やるなーと思ったのもつかの間。私がホームに入ってくる赤いあいつを携帯カメラで狙っていると。

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ホームのあちこちから乗客たちが民族大移動。

何かな?と思ったら。

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表示と、実際の号車の並びが真逆(笑)。

いや、これはこれで。やるなー。さすがイタリア!


さてさて、今回の約二か月に渡る旅も、ついに終わりを迎えようとしております。


上手く行くまであまりおおっぴらにはしませんでしたが、これがなかなかトリッキーな旅で...。

というのも、私のカタルーニャでの全公演が終わる日の翌日に夫がイタリアで働き始めなくてはならず...。

前提として、我が家は息子を、ペンギン夫婦よろしく、交代で世話しています(ペンギンはオスの方がより過酷だとか...)。

もちろん親類や友人の助けを求めることが多々ありますが、私が帰国、夫が出国で両親とも機上の人な状態で息子を人にあずける...というのはなんとなく、もし私があずかる立場だとしたら不安かな?というのと、まあ、この機会に息子を生後5ヶ月以来のヨーロッパへ連れて行っちゃおう!というので...。

私の公演が終わる頃に息子と夫がカタルーニャ入り。全員でイタリアへ移動。今度は私が息子と、宿泊先も提供してくれた友人の助けを得つつ、夫の仕事が終わるのを待ち、全員同時に帰国、ということに。


私に関する何かにたいして「すごいね」とか「変わってるね」とか言われると、自信を持って「いいえ、私は普通です!!」と答える私ですが、子育てに関してならば、多少はアクロバティックなことを認めるかも......??


まあ、生後5ヶ月でパリに連れて行ったときとは違い、きっと息子にもたくさんの印象を与えた旅になったのではないでしょうか。

特に、トスカーナの丘陵、緑は、見ると「天才に近づく」魔法の景色!!?

「天才の印」〜 トスカーナ、すべての道はヴィンチ村に通ずる!? - mezzosoprano 鳥木弥生blog

動物が大好きな息子。

犬しか見ていなかったかもしれませんが......。


さてさて、意気揚々と朝6時半に家を出て、イタロで始まった今日の旅は、というと......旅の本来の目的の方はなかなか良い感じで。

しかし、久々にイタリアのショーペロ(ストライキ)に翻弄された長い1日でした。

予約してあった帰りのイタロには乗れずじまいで、最終的に翌日1時過ぎに帰宅。


この2ヶ月の旅。

終わってみれば「再会」がテーマでした。

とはいえ、まだまだ会えていない旧友が大勢。

パリにもきっと近いうちに戻らねば...。

もちろん日本での様々な責務を果たした後で(笑)。いつになるかな?

この旅を思い出してまた綴りたいけど、そんなことも無いまま、早送りのように、あっと言う間に年末くらいになる気もする。

とりあえず......あと6時間足らずで出発なので、荷造りします!!

あーー、帰ってこれて良かった!!!

日本の皆様との「再会」も楽しみに。


こちらのコンサートも、ぜひお誘い合わせの上お越しくださいませ。


これは個人的な話ですが、数日前、ずっと闘病中だった熊本の叔父が亡くなりました。

お通夜の時に母が連絡をくれ、テレビ電話で皆の顔を見ることができました。

......もう笑ってたよー。

私は「熊本に元気を」なんて偉そうなことは思いません。彼らは元気なので。

「何かしたい」と思うのは私の勝手。

その機会を与えていただいたことに感謝して、いつもより更に魂をこめて歌いたいと思います。