mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

レジーネ・デル・ベルカント〜花ひらくベルカントの真髄〜終演!!

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9月8日金曜日、初めての自主企画演奏会、

Regine del Belcanto

〜花ひらくベルカントの真髄〜 

が終演しました。

お題「芸術の秋」 

ソプラノ佐藤亜希子さん

メゾソプラノ 鳥木弥生

ピアノ 佐藤正浩さん

ゲストテノール 笛田博昭さん

による、オールベルカント、直球勝負。

 

プログラムはこちら。

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普通、コンサートのメインに一曲だけ入っているような大曲がざっと4、5曲入っています。

何考えてんだろ(笑)。

 

そして、アンコールは。

笛田博昭さんによる

Bellini ”Tre ariette”より
Dolente immagine di Fille mia

そして、

佐藤 亜希子さん、鳥木 弥生による

Bellini 「Norma」より
Mira o Norma 〜 Si fino all'ore estreme

でした。

また大曲ですが、最終的には「この曲、楽に感じた」(by佐藤亜希子)という、スパルタ方式成功談となりました。

 

クライマックス連続プログラムで、聴いていた方が疲れなかったかも心配になりましたが、一曲ごとにいただける情熱的なかけ声や拍手も最後まで衰えることなく!(ありがとうございました!!)、終演後に会った皆様もおおむね笑顔で、元気そうで?安心しました。

あの日会場に来てくださった皆様が恩人です。

 

私は少々放心状態気味だったかもしれませんが、佐藤正浩エストロが「あー、疲れた」と、すんごい大きいため息をつかれて、「もっと楽な(激しくない)曲を間に挟むのが普通じゃないだろうか」みたいなことをおっしゃっていたのをなんとなく覚えています。

もっともな話です(笑)

一番休みなしだったマエストロには申し訳ありませんでした!!

でも、華やかで麗しい音と音楽で支えていただき、更に急にお願いしたトークも素晴らしく、本当にありがとうございました!!!

指揮もして欲しい!と思う瞬間がたくさんありました。ぜひいつかオーケストラバージョンでも......。

 

ゲストで出演してくれた笛田博昭さんにも感謝!

女声ふたり、という私が一番愛する形のリサイタルですが、ベルカントオンリーという中で、笛田さんのような聴くだけで幸せになる声のテノールが加わってくれることで、より色彩豊かな情緒を皆様にお届けできたのではないかと思っております。

 

そして、パートナーあっこちゃんにも心からの拍手を!!

一緒に歌うことに関しては最初から喜びしかないのは分かっていたし、本当にそうでした。

ただ、今回はその他の事務的なお仕事も多く...そちらには一抹の不安があり!

そして、分からないこと、結果至らないこともたくさんありましたが、2人して「勉強だね!」と、仲良くやりすごせて?(笑)、お互いできることを自然に頑張る!みたいな感じでストレスなく本番を迎えられたのはとーっても良かった!!

次に繋がると良いな〜〜。

 

そして、会場のハクジュホール、スタッフの皆様にも大感謝。

何をしていただいたのか具体的に理解できてない程のアホですが(笑)、きっと山ほど助けていただいていて、舞台の裏側での皆様の存在が、笑顔が、舞台へ歩み出る励みになりました。

 

オフィシャルに撮っていただいた写真が届いたらまた色々思い出したいと思います。

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(最初のとこれはお客様にいただいたもの。ありがとうございます!)

 

まあ、あと三回は喉はともかく体力が無理だ、と、あとから思いましたが...(笑)。

 

自分なりに節目と感じていたこのコンサート。もちろんあらゆる面でまだまだなんですが、たくさんのご協力をいただき、今の自分として悔いなく終えられたことが有難い!!

 

もし皆様の心にも何かが残る演奏会であったなら、さらなる幸せです。