全国共同制作、プッチーニ「トスカ」東京公演の初日。
昨晩無事終演しました。
ハンサム揃いの男性出演者の皆さまと!
大人、右から(今回の演出上の役名で)
カバラ導師・万里生 アレクサンドル・バディアさん
堂森 三浦克次さん
シャル郎 高橋洋介さん
須賀ルピオ 三戸大久さん
アンジェロッ太 森雅史さん
スポレッ太 与儀巧さん
看守(やっと元のまま。笑) 原田勇雅さん
で、小さいのが、
牧童(これも、まま) 鳥木雅生
見た目にもまさに紅一点のトスカ、ルイザ・アルブレヒトヴァさんと。
この全国共同制作シリーズの前回、笈田ヨシさん演出の「蝶々夫人」には私がスズキ役で参加したわけですが。
笈田ヨシ氏演出《蝶々夫人》金沢、大阪公演。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog
(あ、ちなみに、来週このような笈田バタフライ鑑賞イベントがあります)
https://www.facebook.com/events/494844290884932/?ti=icl
今回「トスカ」にはご覧の通り、息子が出演...。
牧童、つまり、羊飼い役。奇しくも息子が幼稚園の生誕劇でも演じた...(笑)。
しかし、こちらはれっきとしたプロの舞台でありまして、さすがに本当に引き受けていいものか、少し、迷いました。
今回の演出家、映画監督の河瀬直美さんからの、10歳以下に見える男の子、という指定があったとはいえ、8歳でこの曲が歌いこなせるのか?さらに見た目が関係あるってことはよくある舞台裏で歌う演出ではないから、演技もする、てことだよな?と。
もちろんたくさんのプロフェッショナルの皆さまに支えられ、アリな状況にしていただけたからこそ、無事初日を終えられたのですが、やはり、というか、むしろ今の方が不安が増えてる気も......。
本当にこのレベルで良いのか、という迷いに加えて、息子が全くはしゃいだり緊張するそぶりもないながら、彼なりにすごく真面目に取り組んでいて、しかも結果、楽しんでいる、ということに気がつきまして......
これはもしかして歌手になっちゃうんじゃないの?
という恐れ、戸惑い......??
まあ、とりあえず明日も公演があります。
広上淳一マエストロにも「やはりカエルの子はカエルか?」と言われましたが、むしろ指揮者とのコミュニケーション能力は母以上とみた(笑)。
(カエル親子。笑)
えーと、この公演、私は息子のことばっか書いてますが(笑)、息子が出ているのは約2分間で、他、見どころ、聴きどころ満載のオペラです!
て、「トスカ」の良さ、知らないのはオペラ界で私だけですよねー。
(数日間この、よく知らないオペラばかり聴いていたので、今日「カルメン」の稽古で逆に知ってる音楽ばかりで逆になんだかドキドキしましたけども)。
そんなどうも名作らしい「トスカ」、明日は当日券も出るそうです。
台風で屋外での予定が潰れたあなた、ぜひ、
明日14時、池袋の東京芸術劇場へ
お越しくださいませ。