mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

母の日、近し!

母ちゃんになってもうすぐ5年ですが、まだやはり「母の日」といえば、自分が母に感謝する日、に重きを感じます。

高校で七尾から金沢へ、半分家を出て、大学から東京で本格的に一人暮らし。

その頃から、母の日には鉢植えをよく贈ります。

海外に住んでいる時も、毎年必ずではないですが、余裕があれば......。


あのー、今年は何贈ろうかな、と思ってみましたら、「遅れてごめんね!」なの?もう?そっか......。

ごめんね!!

カーネーションは実はあまりうちの母のイメージではないので贈ったことが無いのですが、今でも実家に帰ると、私が贈った歴代の草木、花が、のびのびと育っています。

ミニバラ、マーガレット、ベゴニア、サボテン、金のなる木......(笑)


うちの母は、子供を見れば顔が綻んで「可愛いねえ〜」と甘い声が出るようなタイプの人ではありません。

昔から私達娘相手でも、どちらかと言えば対等な態度で、チャンネル権もくれないし、ゲームとかも絶対負けてくれないし(またこれが、勝負強いんですわ)、正直「私、子供なんですけどー」と、子供心に思っていました。

それは、孫に対しても同じで、姉の子供達に対しても割とクールだったのを見ていたので、私が東京で出産したときにも、一応、生まれてすぐ連絡はしましたが、あとは退院したらでいいや、くらいに思っていたら、「なんで写真送ってこないの!」と、催促が来て、あ、そんな気持ちあるんだ、と、意外に思ったのを覚えています。

しかし、動物のしつけや世話などが非常に上手なのは家族も周囲も認めるところなので、根底は愛情深い人なの、かな?(笑)

前にも書いた気がしますが、動物は、

「口ごたえしたないから良い」

そうです......。

つまり、人間でも赤ちゃんならOKなんですよね(笑)

自分の赤ちゃんの頃の記憶はありませんが、今、私も赤ちゃんから幼児の子育てを経験して、育児は本当に綺麗事じゃ済まない重労働だな、と、実感しています。

私の夫は積極的に一緒に子育てしていますが、うちの父はそこまでではなかったと思うし、10歳上の姉が頼りにはなったとは言え、今のような便利グッズもないし、仕事もしていたし、苦労して育ててくれたのは想像に難くありません。

九州から北陸にお嫁に来て、周りに親戚もいなかったし。愚痴を言おうにも、今のようにメールも携帯もないし。

自分が母ちゃんになって、「お母さん、ありがとう!」の気持ちは毎年増すばかり。


と、いうことは、私もこれくらい理解して感謝してもらうには、自分の子供が子供を持つ必要があるのかな!?!

元々子供好きな人がいるように、元々母親想いの人もいるとは思いますが、私の子供だからな......やはり性格も似るよね。


母ちゃん、早く孫の顔が見たいです!!!



今週のお題「お母さん2014」