「舞台」とだけシンプルにいえば、「芝居」、「演劇」ですよね。
なんと、そっちなんですよ!
こちらの「劇団東京イボンヌ」、来年6月の公演に出演いたします。
2ヶ月ほど前には、ただの観客として観に行ったのですが......。
ブラームスといえば......。
私にはひとつ、忘れられない記憶があります。
今はすでに成人している姉の息子が赤ちゃんの頃......。
高校生の私は、金沢で姉の家に下宿していました。
その日、姉が外出して子守を頼まれて......。
......ちなみに、私は当時(というか自分が子供を産むまで)自他共に認める「子供嫌い」だったので、どんな流れで私に子守が任されたのか......?
とにかく、姉に赤ちゃんの子守を頼まれたのは後にも先にもその時だけ。
彼が小学生くらいになってから、一度くらいは二人きりになった気もしますが、とにかくレアな出来事でした。
高校生の私にとって、「泣き」のツボが全く分からない赤ん坊。
(「泣き」入れる理由が全く分からないテノール歌手なら、今でもいるけどね!)
授乳を頼まれた覚えはないので、たったの1、2時間のことだったと思うのですが、愚かな私の限界はすぐに来ました......。
(このあたりから、ヴェルディ作曲「イル・トロヴァトーレ」の、アズチェーナのアリア、”炎は燃えて”〜”彼女は繋がれ”をBGMにどうぞ)。
どうしても泣き止まない彼を電動ゆりかごに縛り付け......
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ゆりかごの上にはメリーを回し......
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メリーから流れるブラームスの子守唄......
正気を失った私は、近所の本屋に漫画を買いに行ったのです......
背中に突き刺さる赤ちゃんの鳴き声と、あの、ブラームスの子守唄......!!
私は......私は......姉の子供を置き去りにしたのです!!!!!
Quale orror......!!!
(なんて酷い......byマンリーコ)
さらに、そのときのことを......もう時効かと思って姉に笑いながら話し、大学生の私はこれでもか、というくらい、こっぴどく叱られたのです.........
Quale orror......!!
(あたりまえや......!!)
............
以上。
私のブラームスにまつわる思い出、というか懺悔でした。
姉の息子は幸い元気に大きく育ちました。
姉は、私の息子にとても優しくしてくれます。
これこそ、泣くとこですね......。
お姉ちゃん、ありがとう......。
そんなわけで、この悲しいブラームスの思い出を、来年6月、反省しつつ塗り替えたいと思います。
皆様、私の罪悪感が芸術に昇華される(かもしれない)舞台、劇団東京イボンヌ「ブラームス(仮)」に、ぜひお越しくださいませ。
詳細はまたご紹介させていただきます。
こちらのHPでも情報が出ると思います。
よろしければ、ご覧ください!