mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

迫り来る諸々。

私の月(笑)、弥生も半分が過ぎました。

今日は朝から息子の卒園式とその後の謝恩会などの準備で、午後にはもうぐったりな母ちゃんです。

色々ありすぎて前回も完全なる逃避をしてましたが...。

今日もまた、逃避から(笑)。
帰宅して、息子の卒園と同時に、小さい頃から慣れ親しんだ歌のお姉さんも交代、というのもなんだか感慨深く「おかあさんといっしょ」を見ながらぼんやり考えたこと。
今のお姉さんについては、ものすごく可愛くていいなあー、天職だなあー、と思う一方、唱歌とかちょっとクラシカルなものを聴くと音程が悪いのとか、レガートが全くできてなかったりが目立って、歌下手だ(技術がない)なあー、と思うこともしばしばでした(笑)。
まあ、許せちゃうんですけどね。
元々いい喉してるんだろうし、可愛い声音だし、リズム感がすごく良くて踊っても見栄えが良いし、音程がよくわからなくなっていても彼女ならではの歌心で上手に表現しているし。総合的に特に不快ということもなく。
でも、でも、何が問題かというと、彼女のように元々見せて聞かせる素材ではない人が、彼女のような歌い方でも良い、と思ったり、欠点を真似したり、そして聴いている方も、劣化版でも彼女みたいな歌い方だから好き!と、なると......世の中の「歌レベル」がどんどん下がることになるんですよ!!

だから、才能がある人にこそ、それに甘んじず、特異な方向ではなく王道を歩んでみせてほしいなあ、と、思うわけです。

「うたのお姉さん」に対してここまで真剣に考えるのもなんなんですが...(オペラ界にも同じような事例があるかも...)、けっこう大事な時期の子供たちの耳によく触れる歌声なので、ぜひ正統派路線に戻してほしいなあ。

たまに歴代お姉さん共演のコンサートとか見ると、やっぱり昔のお姉さんたちは上手だし。

次の方に期待。もうあんまり見ないかもだけどね。

ちなみに、私は先代の「えいごであそぼ」のジェニーちゃんが大好きでした。一度都内某所ですれ違ったときに声をかけそびれたことを長らく悔やんだほど(笑)。

えいごであそぼ Sing A Little Song! 2009-2010 [DVD]

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さてさて、そんな、うたのお姉さんに厳しい私が(笑)子供たちと一緒に、また、子供たちのために歌う、多摩ジュニア・ミュージカル発表会&ファミリーコンサートが来週月曜(祝日)、3月21日に開催されます!!

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子供向けとはいえ、バリトンメゾソプラノという低声コンビで「うたのお兄さん」「うたのお姉さん」的雰囲気はたぶんゼロです(笑)。
「うたのおば......」はちょっと寂しいので、「うたの母ちゃん」とでも呼んでください!

普段は「先生」だから厳しいしね〜。
トラップ大佐より眼光鋭くキレやすいマリア先生ですが(笑)、なかなかやる役でもないので楽しくやってます。

本職のオペラからの名曲も歌います。
もちろんお子様以外にも楽しくお聴きいただけます。

ぜひぜひ、お越しくださいませ。

こちらはバリトン押川さんからのご紹介ブログ。

午前中の発表会のあと、小平でランチをしていただいて、午後のファミリーコンサートを、というおすすめですが。

ランチのおすすめは大野家さん。

会場の公民館の喫茶スペースのランチも立派なものですし、最寄りの青梅街道駅付近には、まだ利用したことがないのですが、気になるサンドイッチやさんもあるんですよねー。

リハーサルのときに買ってみようかな〜。

またお味をご報告します(笑)


ひとつ気がかりなのは、スペイン行きの準備。

全く何もしておらず......。とりあえずパスポート切れてないか見なきゃ。前科者だし!?