昨日は《蝶々夫人》、GP(ヘネラル!)でした。あとは明日からの本番を残すのみ!のみ、て言っても10回もあるけど!
GP開始15分前。ちょっと遊んでしまったSuzukiでした...。
もみあげが短いからなんか顔に黒い部分が足りないんだよなあ〜、と思ってたら、そこにサングラスが!(笑)
あとは、HP(プレヘネラル)からの写真を少し。
躍動感!
それにしても障子でかい。
舞台裏では...。
舞台では一度も出会わないボンゾ役の美声バス、キム・シンホくんと。楽屋にて。https://t.co/vJeu1EDu9g pic.twitter.com/TU5NBI91oO
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年4月17日
毎日メイクが違う天才肌のメイクさん、ナニー。今日はなんか口が紅い...。 #蝶々夫人 #サバデイ日記 pic.twitter.com/u6cru6v9kb
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年4月18日
なんだか、劇場入りしてから、どんどんスズキの仕事が増えてまして(笑)。
まあ、そういう役だから良いんですけど、けっこうぶっつけで「そこんとこよろしく」みたいなのもあり...。
今のところ(というか、もう全稽古終了しましたが)ぶっつけでも、まるで厳密に計算しつくしたかのようなタイミングでうまくこなせている自分が怖いのです。
「やよいは日本人だし、Bravaだから何でもできる」
みたいな間違った認識(笑)による期待にしっかり応えている形ですが、実は私......いやいや、ここでは期待通りの私でいよう!!!
本番も楽しく泣かせるぞ〜〜。
そういえば、サバデイ日記が二桁に到達〜。......決して暇なわけじゃないですよ!(笑)
いや、やっぱり日本にいるときよりは暇はあるのかも...。そしてやはりこの街、サバデイがいい街すぎる!
いま一度、この動画をご紹介。
Som Sabadell flashmob - BANCO SABADELL - YouTube
この動画で最初に弾いているコントラバスの方とすれ違うたびに有名人を見た気になる。一緒に写真撮ろうかな〜。#蝶々夫人 #サバデイ日記 https://t.co/5NtvlON7kk
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年4月18日
素敵な街っぽいでしょ?
元々こういう、中くらいの街が好きで。
ちなみに今まで住んだ街は......
フィレンツェは人が多すぎだけどまあまあ住みやすい。本当に街の角全てにある歴史にときめきながら生活できるし。ただ、もし一生住むなら郊外(せめて盆地の外)希望。
ブラ(イタリア、ピエモンテ州)は何にもなさ過ぎだけど私史上世界一美味しいレストランと、世界一素敵なバール&パスティッチェリーア(おやつやさん)と、世界一美味しいチーズ屋さんがあるから一生住めるかも、と思った。ワイン好きにもたまらない場所。
パリは......うん。たまに行くのがいいかな。
ついでに月単位で過ごした街だと、モスクワ、サンクトペテルブルク、ローマ......住むのは嫌だなあ。大味すぎる。あ、ベルリンはイタリア人観光客がいなければ住めるかも(笑)。
ブラからパリに引っ越すときに、普通車に家財道具を一切合切詰め込んで、途中で一泊したヴェズレーなんかも住んでみたい感じでした。荷物が心配だから屋内の駐車場なんてないかな?と相談したホテルの方のお返事が良かった!
「ヴェズレーは巡礼の街です。泥棒はいません」
とな。
聞いたか、ローマ!!(笑)
もちろんイタリアで車を路上に駐めるときなんかは何にも中に残さないんですけど、一度だけうっかりブラの名店「コンヴェルソ」のチョコを置き忘れたことがあり、しっかり盗られました。
うわー!コンヴェルソのチョコ食べたい!!誰かー!!!(笑)
さて、サバデイに話を戻しまして...。
なんか、街の人々に余裕があるんですよね。というか、余裕がないひとがいない。同じか?
それゆえ、仕事も、街歩きも、買い物も、気持ちよく、ストレスなくできる!スペイン語できなくても!
こちら、カタルーニャ地方の言語「カタラン」が標準スペイン語「カスティリャーノ」よりも更にイタリア語に似ているらしく、意外とイタリア語をスペイン風に話してみると通じる、ていうのもあるんですけどね。
昨日はGP前にすっかり馴染んだ街をフラフラ。店中のものがすべて好みな服屋さんを見つけてしまいました...。しかも火曜日(今日)新商品がたくさん来るんだってさ。お店を出るときに(当然手には買った服を持って)、
”Hasta mañana〜”(明日ね〜)
と言われてしまって否定し忘れたので、今日も行かないとかなあ、と、思ってます...!
おわり。
と、思いましたが......。
......やっぱり「好きな街」、もうひとつ...。
私は石川県で生まれましたが、母が九州女。小倉で生まれ、熊本に引っ越し、今も母の実家、親戚は皆、熊本。
小さい頃からお休みのたびに熊本に行っていて、親戚付き合いも密。
母の故郷へ。能登〜九州親子三代旅part3 - mezzosoprano 鳥木弥生blog
華やかで明るく、優しくて、言葉がやたら上品で、心は熱い。そんな熊本の人々と半分同じ血が流れていることがずっと嬉しくて、今も誇りに思っています。
どこか私の中で、理想郷のようでもあった熊本が大災害に見舞われ、今も苦しんでいる方々がたくさんいる。こんな遠くでフラフラしてるやつからの心配なんて全くいらんことだと知りつつも、日々、一瞬一瞬、考えずには、祈らずにはいられません。
母やおばちゃん、おじちゃん達が話してくれた、父親を亡くし、貧乏でも助けあって、笑って暮らしていた昔話。
苦労して母たち姉弟を育てた厳しい祖母がたまに効かせる極上の笑いや、その祖母の納骨で、皆でお墓の前で記念撮影をしようとした時に従姉妹のまなちゃんが「納骨たーい!」とピースした笑顔。
どんなときにもユーモアを持って踏ん張れる力は、私も受け継いだ一番貴重な、ありがたい気質。
でも、だからこそ、彼らは今どんな大きい不安を押し殺しているのでしょうか。
早く平穏な日々が戻りますように。亡くなった方も多いし、元どおりは望めないけど、せめて揺れが収まって。せめて安全な場所と食べ物を、早く。
”小さい大ちゃん”だった熊本のいとこが一家の大黒柱として頑張ってる。遠い外国からの心配なんて迷惑なだけかとも思いつつ、つい大丈夫か連絡してしまい...。「近所の人たちと協力してるし、大丈夫。ありがとう」って返事に涙。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年4月17日
私が男だったら名乗るはずだった名前の、一番たくさん一緒に旅行した、弟みたいな大ちゃん。もうパパやもんね。
泣く暇もないやろうから、暇でフラフラしとう私が代わりに泣くだけ泣いとく。
くだらんことでごめん。
他、なんもできんけん。