昨日来日されたマエストロ・ゼッダ、ホテルでひと休み。 pic.twitter.com/QhWHNpf3yC
— 公益財団法人 日本オペラ振興会 (@JOF_opera) 2015, 6月 11
歌手たちのソワソワが止まりません!!!
オペラは舞台だけど「観に行く」ではなく「聴きに行く」って言うもんなんだよ、とイタリアでお世話になっていた先生がおっしゃってましたが。
近年は凝った演出も多く、指揮者より演出家が威張ってたりもします(笑)
そんな中、歌手だけでなく音楽家、その他関係者が揃って敬意を払い、気持ち良く?緊張してお迎えできる指揮者と共演できる。
ありがたいことです。
(ロッシーニ、ゼッダ氏への複雑な心情を綴った昨年の記事。
ちなみに「ルナノバ」さんには今年9月11日、またまたロッシーニの《アルジェのイタリア女》で再参加します!!)
指導者としても素晴らしいゼッダ氏。
「まだランスの公演まで日があるし、教えてもらいながら頑張ろう!」
なんて思いつつ、ソワソワを鎮めていたのですが、実はその前にもう一曲、ゼッダさんの指揮で歌わせていただく曲がありました。
「岡山廣幸先生 お別れの会」のご案内
平成27年6月14日(日) 午後2時~4時
昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ
★当日は平服にてお越しください
★誠に恐縮ですが、ご供花、香典につきましては堅くご辞退させて頂きます pic.twitter.com/fMHaoOVU3V
— 公益財団法人 日本オペラ振興会 (@JOF_opera) 2015, 6月 11
こちらの会で、ロッシーニ《小荘厳ミサ》を。
全曲ではないのですが、終曲「アニュス・デイ」では、私はソロも歌います。
この曲が、もう、たまらなく良いのです。
イタリアにいる頃に勉強して、フランスに住んでいたときにまた、オーディションの為に見直して......その度にまず一回号泣。
残念ながらオーディションは落ちて、人前で歌う機会は今までなかったのですが。
お世話になった岡山先生のお別れ会で、マエストロ・ゼッダの指揮で、藤原歌劇団の仲間達、更に大・大・大好きなピアニストお二人との共演。
たとえ曲が《妖怪体操》だったとしても感動に打ち震えて泣き出しそうなところです(考えただけで今、電車内で泣きそうなのでふざけたことを書きました。すみません)。
昨日は《ランスへの旅》の稽古と合わせて、「お別れ会」で歌う曲の練習も。
「お別れ会」では、《小荘厳ミサ》の他、《ランスへの旅》の14重唱、また、岡山先生が作曲された歌曲なども演奏されます。
緊張感に溢れ、熱のこもった練習の中、ロッシーニの”権化”であり、先ほども書きましたが、類稀な指導力も持つゼッダ先生が私達に伝えて下さった《小荘厳ミサ》「アニュス・デイ」の解釈は、私の胸にどストライクで突き刺さりました。
短い練習期間だけど、表現できるように頑張ろう!
岡山先生の人徳と甘い(低い)口説きで藤原歌劇団と深い繋がりを持って下さったマエストロ・ゼッダの指揮のもと、全身全霊を岡山先生への感謝とお祈りに込めて、演奏したいと思います。