mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

夢のような。

お題「最近見た夢」

 

今朝、三段階に起きたんですよ!!

まず目が覚めた(と思った)らどこかのホテルの部屋。

「今日本番なのに昨日飲みすぎちゃったよー。頭痛いー」

(ちなみに昨日飲んだのは事実ですが今日は本番ではないし、飲み過ぎてもいません。笑)

と反省していたら、何か変な電子音が聞こえて部屋の風景が歪み、うわ、やっぱ酔ってる、と思って目を閉じて再び開けたら風景が自宅。

夢か!夢で良かった、と思いながら、

「この音何?目覚まし?」

と、夫に話しかけるが返事がない。どうやらイヤホンを付けて何かを聴いている様子。

そういや、下唇の腫れは引いたのかな?

と、顔を覗き込もうとしたけど身体が動かず、電子音はドンドン大きくなり...

ハッとまた変わった風景は、目の前に7歳くらいの男の子の顔。

息子が私の顔を覗き込んでました。

「あ、ママ起きた」

と、なぜか私の枕元で正座でコロコロコミックを読み始める息子。

やはり電子音は鳴り続けていて、今度こそ現実っぽい!

「ねえ、この音何かな?」

「さあ」

「あっちからだよね、見てみてよ」

「今じいさん(「デンジャラスじいさん」コロコロコミックにて連載中)読んでるから」

「音、うるさくない?」

「まあー」

まどろっこしい会話が続いたものの、最終的に止めてもらえました。

で。

二度寝したんですけどね。

三度起きからの二度寝もう、なんだかよく分かりません。

 

とにかく今日は久々の休日で。

4都市共同制作、笈田ヨシ演出《蝶々夫人がついにグランドフィナーレを迎える週末に向け、今週はなんだか、長かったような、あっと言う間だったような、夢の中みたいだった気もするし。

思えば、このプロダクションが始まってから全ての出来事が夢だったように思えます。

(実はまだ私今日、目覚めてないのかも???)

 

人間はどんな時に、またはどんな事を「夢みたい」って思うんでしょうねえ。

 

「夢みたいに美味しい」

「夢みたいに幸せ」

ひとつはやはり想像を超えたことが起きた、てことなのでしょうけど。

 

私がこの《蝶々夫人》のプロダクションを「夢みたい」と思うのは、もちろん想像を超える素敵なこと、素敵な人が私の周りにたくさん存在したから。

そして更に、それらによって自分自身が変わったような気がするから...かも?

 

人間がみんなそうなのか、私が特にそうなのかは分かりませんが、「誰か、何かによって何かが、または自分が変化する」ことに、わりと懐疑的というか、否定的というか...。そんなに簡単に人も物も変化なんてしないし、

 

私は私よ、関係なーいわー

 

という気持ちが強いのですけど。

 

残念ながら?!今回ばかりは変えられてしまったようです...。

 

今までの私を知っている方にも、知らない方にも、ぜひ観ていただきたい舞台。

蝶々夫人を好きな方にも、嫌いな方にも、知らない方にも!!

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https://www.geigeki.jp/performance/concert099/

 

明日18日、明後日19日、東京芸術劇場にて、両日とも14時開演です。