チラシの顔寄り過ぎのきらいもありました、このマニアックなコンサート。
(チャイコフスキーの写真に顔の大きさを揃えたから?という説も??笑)
やはり舞台上も客席もマニア揃いの熱い空間となり、昨晩無事、終演致しました。
私はかねがね、大好きだと言っているマスネの《ウェルテル》シャルロットを久々に歌わせていただきました。
ウェルテル・エフェクト - mezzosoprano 鳥木弥生blog
ウェルテル役は初めてご一緒させていただきました、岡田尚之さん。
骨太な声で、押し出しと共に繊細さと控えめな雰囲気を合わせもっていらっしゃり、舞台ではテノール離れした素晴らしい安定感と信頼感!(笑)
私の方がこのオペラ慣れてるんでー、みたいな態度だった割には、恥ずかしながら最終的にすごく岡田さんに助けられました。
今回は出会い、愛の告白、別れ、再会、まででしたので、次回ぜひ、彼を看取るところまで完遂できたらと思います。
ピアニストも信頼感抜群の藤原藍子ちゃん!
お二人に感謝です!!
シャルロットっぽいかなあ、と思って選んだドレスはまたまた師匠オブラスツォワからのいただきもの。
同じ楽屋で写真を撮ってくれた佐藤亜希子ちゃんが「はーい、後ろ向いて!あ、ダメだ!跡が!」と言った、ダメな写真(笑)。ちなみにこのドレスも師匠から譲り受けた半世紀くらい前のロシア製。 #女子楽屋 pic.twitter.com/UPrpj4HfiR
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年9月25日
さて、このコンサート、非常に盛りだくさんで。
企画、解説等々のフランコ酒井さんの元に集った歌手たちも非常に濃ゆい面々。
ほら、
佐藤亜希子さん、野田ヒロ子さんと。
お二人のソプラノさん達の顔が濃すぎるのか、私の顔が薄すぎるのか...(笑)。
プログラムはたっぷり二公演分くらい。
レンスキー(エフゲニー・オネーギン)
ウェルテル
ロドルフォ(ラ・ボエーム)
アンドレア・シェニエ
マンリーコ(イル・トロヴァトーレ)
という、テノールによって歌われる5人の詩人をフィーチャーした内容。
私的には詩人としてなら、ロドルフォとマンリーコは要らないと思うんですけど(笑)。
そこ2人抜けるとマニアック度が更に10倍くらいになりますよねー。
オペラコンサートとしてはもちろん華々しい彼らも必要です!
そうそう、そのロドルフォとマンリーコ(ピンチヒッターでアリアのみ)を歌われた小笠原一規さんが、武蔵野音大の後輩であり、更に先生も同じテノールの郡司忠良氏であったことを、お互い当日知ったのですが。
リハーサルで聞いていて、声もいいし、他も色々ちゃんとしてる(この褒め言葉、テノールにしか使わない気がする。笑)し、いい勉強した感じだなあ、と、冗談でなく思っていたんですよー。まさか先生が同じとは!(笑)
打ち上げで、先輩風ビュービュー吹かした写真を撮ってみました。6、7歳下なので、大学ではすれ違ってすらもいませんが...。
あんまり働くのが好きではない先生だからか?門下生もさほど多くなく、現場で同門に会えるなんて珍しい、というか初めてかも〜。ちょっと嬉しい出来事でした。
佐藤亜希子さん、山口安紀子さん、とのデカ女(デカ女ブームはあっという間にすたれた?誰も知らない??)楽屋も楽しく。
たっぷり3時間超のコンサート、次から次に登場する存在感過多な歌手たち(笑)。お客様も疲れたのではないかと心配しておりますが......一番のお疲れ様は、この濃く長いプログロムを一人で弾ききった藤原藍子ちゃんに!!
(明後日一緒に野球観戦なのですー。弾けましょう!!)
また日焼け跡が見えるドレスを着てしまった...。もう、開き直ってる(笑) #杉並公会堂 #ウェルテル #マスネ pic.twitter.com/PxPH1dQLP7
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年9月25日
お客様に、「背中出してましたが、やはりお肌のケアとか気をつけてらっしゃるんですか?」と言われたのは嫌味だったのだろうか...!?