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mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

感動?!激動!?の一日。息子の初舞台。

アンドレア・ロスト様主演、プッチーニ作曲《蝶々夫人》ハイライト

無事、終演しました!!!



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終演後、舞台裏にて。
左から、

シャープレス 藤山仁志さん
ピアノ 浅野菜生子さん
母ちゃん&息子
蝶々さん アンドレア・ロストさん
ピンカートン 村上敏明さん



ロストさんは、本当に愛らしく、いじらしく、またシャレも効いていて、お仕えし甲斐のある蝶々さんでした。


稽古場で。
蝶々さんの自殺後、

「バーッテルフラーーーイ」×3

と、歌いあげる村上ピンカートンさんの最後の三声を聴き、むくりと起き上がって短刀を振りかざし、

「お前が悪いー!」

と襲いかかるロスト様♡

本当に、その通りです(笑)

最高でした。


そんなおちゃめな蝶々さん。

今回は簡易な舞台装置、主要キャストのみのハイライト公演だったのが残念です。

今回は無かったあのシーン、このシーン、ロストさんならきっと素晴らしいに違いない、と想像(妄想!?)しております。

終演後、ロストさんから、

「ホールでのセミステージ形式だったけど、横にいるあなたの表情を見るたび、ここが舞台だと感じることが出来て、演じることができた。あなたのおかげでここが劇場になった」

と言ってもらっちゃって、母ちゃん感激でした。


共演させていただくのは初めてでしたが、私の劇場経験(観客として)の出発点が、ロストさんがフィレンツェで歌った「ルチア」。

彼女のルチアを聴いた翌日、レッスンで先生たちに、

「あんな難しいことできないから、オペラは諦めます」

と言って、

「君はメゾソプラノだから、ルチアを歌う必要はないよね」

「ルチア歌う気だったのか?」

と、ひとしきり笑われ。

「もちろんルチアは歌えなくてもいいから、とりあえず頑張りなさい」

と励まされて、なんとか歌い続けている私。


今回、ロストさんにその話をして、やっぱり大笑いされたのも良き想い出に......。

またお会いできますように!



そして、今回の公演はメゾソプラノとしてだけでなく、母ちゃんとしても大仕事がありました。


ぐらっぱ亭さまにも書いていただきましたが、まさにその通り。

気が気じゃありませんでした!!

稽古のときも色々ありましたし、本番前になんと、息子の衣装のズボンが裂けるハプニングまで!!!
(人手不足でパパががんばって縫いました。笑)。

しかし、息子の初恋の人にして優秀なピアニストのあやっちこと、清水綾ちゃんが準備からスタンバイまで、しっかりサポートしてくれたおかげで、本番はほぼ完璧の出来。


カーテンコールでは、

「しまった!練習してない」

と焦る母ちゃんの心配をよそに、ピンカートン村上さんの完璧なコントロール術でしっかりひとりでお辞儀もできたのですが、それが受けたので有頂天になり、ケンケンしたりロストさんと村上さんの手にぶら下がり始めたりしていましたけど......。

そんな息子に会場からスタンディングオベーションを送る私の母......。

まあ、なんとか!!笑


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私も気疲れしましたが、息子もやはり緊張しながら頑張ったようで、その夜、久々にオネショ......。

やはりオネショの原因は精神的なものだと思われます。



翌朝、

「あれはオネショじゃなくて、いっぱい汗かいただけだから!!!」

と言い張る息子。

母ちゃん叱れませんでしたよ、もちろん。

そうだよね。

オネショは心の汗

ってことで。

お疲れ様でした。

偉かったね。