mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

#ガル祭 大団円!!いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2017

今週のお題ゴールデンウィーク2017」

  

金沢へ!いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭〜ガルガンチュア音楽祭〜 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

風と緑の楽都音楽祭

通称

ガル祭

より、帰還しました。

楽しい時はあっと言う間!!

でもなんだか長〜い時間にも感じたり、過ぎ去ってみれば、もはやすごく遠い日な気もしたり。

考えてみれば5月2日から5日の4日間だったので、あっと言う間なのは当たり前。

しかし、2日、3日にリハーサル、4日と5日に本番。5日は第九と音楽祭クロージングコンサートのダブルヘッダー!という、短いながらも間違いなく充実した日々でした。

 

大団円」という、まるで何か事件があったのか?というような言葉が浮かんだのはやはり、私にはちょっとした冒険だったドイツリートのコンサートがあったりとか、クロージングコンサートの全貌がイマイチ分からないまま金沢入りして、なかなかの行き当たりば...(いや、言葉が悪いな)...勢いのある本番だったりしたこととか。

無事たくさんの皆様と大団円を迎えられ、本当に嬉しいフィナーレでした。

北陸だけでなく各地からいらしてくださった大勢のお客様、世界中から集まった、また、地元の音楽家、アーティーストの皆様、そして彼ら無くしては何事も成り立たないスタッフの皆様、そして、

ガルちゃん!!

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これはクロージングコンサートの舞台裏。

この日のガルちゃんは特に、ちょっと公には言えない大人の事情で私と心通じる仲だったんですけど(笑)。

まー、それにしても何なんでしょう?この、ついめっちゃ嬉しくなっちゃう感じ。

この西村くんっていうイケメンバリトンは大学と事務所の後輩。いつも割とクールで、少なくとも私にはこんな笑顔で接してくれたことはありませんから(笑)!!

ガルちゃんが去ったあと、

俺もまだまだ子供だな...

って、またもやクールにつぶやいてましたけど...。

 

え?もしかして、ガルちゃん、来年まで会えないの??

 

(涙をふきつつ)

さて、私の出演した3つのプログラム。

ひとつめは懸案のドイツリート集。

私には来世まで縁がないと思われていた、

リーダーアーベント

ってやつです。

こんな言葉を書くだけで手が震えますが(笑)。

ちなみに演奏曲目はこちら。

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あ、なぜ「変更」となってますかというと、当初は一人ずつ出て、自分の歌う分を全部歌い切って次の人、という予定だったのを、リハーサルをしながらやはり作曲家ごとにまとめた方が良いだろうということになり、このように美しい流れのリーダーアーベント(ブルブル...)となりました。

自分の出来はさておき(というと準備に携わっていただいた方々に申し訳ないので、一応自分なりに出せるもは出し尽くしたと言いましょう!!)...ソプラノ竹多倫子さんのキリッとした華やかな歌声、テノールのヌッツォさんの甘い声音とフレージング、そして、バリトン甲斐栄次郎さんの余裕と余韻がたまらない美声と音楽性......お客さんとして聴きたかった〜〜!!

 

ジョン・健・ヌッツォさんとは前に「カルメン」でご一緒していて(またいつかジョン=ジョゼとカルメン歌いたいなあ!)、竹多さん、甲斐さんとは初共演でしたが、舞台の上でも外でも本当に楽しく一緒に過ごさせていただきました。

 

リーダーアーベント(言いたくなってる?笑)の翌日、音楽祭最終日の5月5日は、なんと、広上淳一マエストロとジョン・健さんのお誕生日で!!

第九の最終リハの前にはこんなミニ・セレモニーも。

 

本番はそんな暖かくひとつになった舞台上と、更に満席で立ち見もMAXの会場もひとつになったのを感じられる、まさに歓喜の時でした!

 

そして、第九のあとはマエストロとソリスト、音楽堂ロビーで5人並んでサイン会。

たくさんの方が来てくれて、ものの勢い(ついで)ってすごいな、と思いました(笑)。

あ、でもでも!!!

滝の白糸、感動しました

スズキ良かったです

いつも聴きに来てます

と言ってくださる方が驚くほどたくさん、7、8名くらい(笑)いらして!!

すごく嬉しかったです。

 

その後は慌ただしく。

 

クロージングコンサートでは、広上マエストロと会場のみんなで歌おうコーナーで、ローレライ第九スーパーカットバージョンを、マエストロと私による掛け合い歌唱指導(笑)付きで。

第九は私一人では不安でヌッツォさんにお助けいただいて。

(マエストロはあの楽器を手に!!!)

そして、それまで一緒にホテルで朝ごはんを食べるだけの間柄だったユルゲン・ブルンス氏の指揮でモーツァルトフィガロの結婚”の「恋とはどんなものかしら」を。(ものすごい優雅なテンポでした)。

なんだか流石に疲れましたが、最初に書いたように、非常に盛り上がったので、万々歳!!!

 

クロージングコンサート終演後は楽しい乾杯タイム!!

あまりたくさんの方とは写真撮れなかったのですが。

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みんな、この音楽祭で大活躍した皆様!!

(あ、うちの息子以外)。

左上から、第九ソロ仲間は省略で。

マエストロ・ユルゲンと同じくやはりホテルの朝ごはん仲間だったバイオリニスト、ノエ・乾さんと招聘スタッフのことみさん。

滝の白糸仲間でもあり、色々繋がりがある二人の可愛い金沢出身ソプラノの木村綾子さんと石川公美さん。

今回残念ながら共演はできなかったけど劇音楽「エグモント」ソリストで参加してくれた(身内目線!笑)ドイツ在住、ソプラノ山口安紀子さん。

OEK(オーケストラ・アンサンブル金沢)のチェリストで、フィレンツェ仲間、私がOEKと初共演した時からお世話になっている大澤明さん。

そのOEKとの初共演、新人登竜門コンサートでご一緒したいわば同級生?のサックス奏者、筒井裕朗さん。

金沢辰巳丘高校とパリ・エコールノルマルの先輩でハープの上田智子さん。

等、等......。

たくさんの方々が、街と一体化して、金沢を音楽でいーーーっぱいにした音楽祭でした。

 

私も聴きたい演奏会がたくさんあったけど、結局足を運べたのは4つくらいかな。うーん、残念。

でも、いろんな場所で、いろんな出会い、再会、交流があって、本当に刺激的な日々でした。

この音楽祭が続いてまたここや、きっと他の場所でも、一緒に音楽の喜びを感じた皆様と再会できる日が待ち遠しい!!!

 

さてさて!!

お次は5/27、近江楽堂。

https://www.instagram.com/p/BRK1TL8BMKX/

Vanitas〜Venezia〜5/27 近江楽堂https://www.facebook.com/events/250645945358282/?ti=icl

 

そして、7/8にオーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演でもご一緒する辻博之マエストロとの、楽しいサロンコンサートが6/4成城にて。

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(美味しいお酒と、お酒のお話も!)

 

金沢で充填したパワーを発揮できるかな!!  

ガルちゃん、また遊ぼうね!!