mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

千葉交響楽団 モーツァルト「レクイエム」in 八千代市


二週間前のヴェルレクに続き、モツレク

オーケストラ・アンサンブル金沢 富山特別公演 ヴェルディ《レクイエム》終演!そしてベルカント。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

しかも指揮者は同じ山下一史マエストロ!!

 

しかも、前回に続いてレクイエム前のハッピーバースデー!!


今回は本番当日がマエストロお誕生日で、当日リハのチューニングのタイミングでコンマス神谷未穂さん主導によるハッピーバースデー♪でした。

 

実は富山でのアンサンブル金沢ヴェルレクの時にうっかり?モツレク本番当日がマエストロのお誕生日と聞いてしまい、念のため千葉交響楽団の事務局様に「マエストロ誕生日らしいですね」とメールしたところ、さすがに音楽監督様のバースデーですから「承知してますよ」とのお返事。

それでも念のため(笑)コンマスの神谷さんにも「マエストロお誕生日ですよね?」とメッセージ。

団員からプレゼントありますよ

とのお返事でようやく安心して(笑)。

気持ちよく歌い、マエストロの嬉しそうな表情に大満足。

 

リハ後に山下マエストロから、

「鳥木さんが言ってくれたの?」

と聞かれましたが、マエストロ愛に溢れてるのは私だけではありませんでした♡

 

あと、どうでもよいことですが、

ハッピーバースデー→ヴェルレク

よりは

ハッピーバースデー→モツレク

の方が違和感少なかったです。

 

モーツァルトのレクイエムは、私にとって思い出深い曲のひとつ。

私が初めて歌った時の指揮者、岩城宏之エストロにとっても、それがなんと初めてのモツレクだったそうで、その驚きと...。

それまで本番の前日には必ず相当な寝不足になるくらい密かに緊張症だった私が、初めて本番前にぐっすり眠れた、という思い出(笑)。

 

もちろん今回も、前々日のリサイタルの疲れがまだ残っていたかも?ということを差し引いても、気持ちよく眠れました。

レジーネ・デル・ベルカント〜花ひらくベルカントの真髄〜終演!! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

まあ、八千代は少々遠いので早起きはしましたが。

 

前回私が八千代に、さらにこちらのオーケストラにお邪魔したのは5年前、第九でした。

当時はオーケストラの名前が違い、まだ山下マエストロが音楽監督ではありませんでしたが、やはり山下マエストロ指揮での第九。

 

それから色んな変化、進化もあったとは思いますが、どこかアットホームな雰囲気は変わらないのが嬉しく、山下マエストロの巨匠感もありながら偉ぶらない人柄もあるし、コンマスの神谷さんも素晴らしいし、リハーサルにも風通しの良く真摯な気持ち良さがありました。

本番もしかり。

合唱団も素直な美しい声。

 

私は無宗教なので、誰かと一緒に集まって祈る、という習慣は無いのですが、ミサ曲を歌うときには俄かに、辺り一帯と心一つに祈る気持ちも湧きあがります。

たまには良いな、と。

信心深い方には怒られるのかもしれませんけれども。

今回は特に会場がひとつになったのを感じました。

終演後はこういった作品では聞いたことがないような大歓声に包まれ、何度挨拶に出たことか...かなり驚きでした。

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コンマス神谷さんとも東北方面以外では初共演が嬉しくて、ツーショットを自撮りしていたら皆んな入ってきたとこ!

ツーショットもいい感じだから載せよ(笑)

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テノールの土崎くんがすでに迫り来てる!(笑)

これがまた、あらゆるレパートリーでご活躍の優秀なソリストの皆様!

オペラも一緒したいですねえー、なんて話しつつ。

八千代...また来たいです。 

お題「好きな街」

 

実は、また来たい理由。

歌いたいからだけではなく、また食べに行きたいお店もあって!!!

特にフレッシュチーズがバカ美味いイタリアン!!!

[食べログ]アクセスが制限されています

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終演後に満喫してしまいました。

食べにだけでも行っちゃうかも。

 

(逆説的に)生きる歓びをたくさん感じた、八千代でのモーツァルト「レクイエム」公演でした。