明徳義塾勝ったんですか...へえ。と鼻白む、いまだに心しこりが残っている石川県民は少なくないようですね。私もその一人ですけど(笑)
特に積極的に憎いわけではないですけどね!
とりあえず相手チームは応援しちゃいます...。
そんな、球児も燃える夏!!
年末の風物詩、ベートーヴェンの第九交響曲を先週の土曜、8月5日に、ひと足もふた足も早く...。
「練馬区独立70周年記念コンサート 真夏の第九」終演しました。左より、曽我大介マエストロ、佐々木典子、鳥木弥生さん、西村悟さん、大西宇宙さん。練馬70th記念第九オーケストラ、練馬70th記念第九合唱団(1200名!)の皆様との共演でした!(M) pic.twitter.com/NtuFGrs9Up
— 二期会21 (@nikikai21) 2017年8月5日
練馬区独立70周年記念コンサート「真夏の第九」に当団からメゾの鳥木弥生とテノール西村悟が出演しました。終演後に皆さんで。練馬70th記念第九合唱団1200名との共演でした!! pic.twitter.com/0DQtqTD4rj
— 公益財団法人 日本オペラ振興会 (@JOF_opera) 2017年8月5日
(ちゃんと他団体所属の者の名前まで書いてくださる二期会さま、ありがとうございます。笑)
実はG.W.に、すでに今年最初の第九がありましたが。
#ガル祭 大団円!!いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2017 - mezzosoprano 鳥木弥生blog
今後、12月の第九ラッシュの前に11月にも、来年1月と2月にも演奏予定があり、一年中第九の公演がある!という時代になってきたのでしょうか?
前々から、第九の殿堂みたいなホールが日本のどこかにあって、そこでは一年中全国から集まった合唱団が代わる代わるに好みのプロオケと好みのソリスト、指揮者を選んで第九を歌っている、ということになればいいのに、と、思ってるんですけど、どうでしょう??
あ、観客......。うーん。
ともかく。
「真夏の第九」。
1200人の合唱団が舞台狭し、どころか客席の大半も締め、入りきれないお客様は隣のホールで生中継をご覧になる、という公演。
いつも、オーケストラと合唱の間で、正面に指揮者を見ながら「特等席、特等席!」と思いながら、一番観客に近い出演者を自負するアルトソロですが、今回も初共演だった曽我大介マエストロの、前後に向けた華麗にアクロバティックな?!指揮を堪能しつつ、さらに、客席から皆さんがものすごく良い顔で歌ってるのも見えて......しばらく完全に観客気分でした!
曽我マエストロにも「楽しそうだったね」と、バレバレ(笑)。
たぶん後半、他のソリストの方々が立ち上がらなかったら、自分も歌わなきゃいけない、てことを思い出せなかったと思います。
ちなみに合唱1200人中500人くらいがアルトだったそうで、それでもバランス問題なかったということは、やはりソリストもアルトは3〜4人いてもいい、ていうことなんじゃないの?
なんて思ったり...??(笑)
同じ藤原歌劇団所属で何度もご一緒しているテノールの西村さんは日大芸術学部出身。バリトンの大西さんは武蔵野音大の後輩。
同じく武蔵野音大出身、ソプラノの佐々木典子様は先輩。私が大学時代に教えにきてもいらっしゃっていたので、私にとっては「佐々木先生」...その呼び方やめて!と言われましたけれど.....、当時、なんて美しい声で、なんて気品に溢れた歌とお姿なのだ!と、感嘆した気持ちは今も変わらず、初めて一緒に歌わせていただき、ますます憧れが増しました...。
#練馬区独立70周年 「真夏の第九」終演!貴重な経験でしたー。佐々木典子様と同楽屋、てのが私的ハイライト!!楽しかった...。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年8月5日
そして、練馬区民と思ってお誘いした友人2人のうち1人は独立戦争の敵方?!板橋区民だったという痛恨の過ち(笑) pic.twitter.com/IatwfckFrj
「真夏の第九」以降は、前々から書き続けている初・自主企画演奏会「Regine del Belcanto」レジーネ・デル・ベルカント関連の諸々が続きました。
あっこちゃんこと、佐藤亜希子さんと会場のハクジュホールでの打ち合わせ。
透明感のあるデザインや素晴らしい音響で、ベルカントのメロディー、ハーモニーが美しく似合うだろうなあ!と、イメージが湧き上がりました。
9/8 レジーネ・デル・ベルカント〜花ひらくベルカントの真髄〜 ホールでの打ち合わせ。何がそんなに楽しい?!笑#RegineDelBelcanto #佐藤亜希子 #鳥木弥生
あっこちゃんと私との自主企画ですので、会場を決めるところから自分たちで、だっだのですが、ハクジュホールが良いのでは、と言ったのは今回ピアノを弾いてくださる佐藤正浩マエストロ。
私は去年、ジョン・健・ヌッツォ氏の呼びかけで参加した熊本のためのチャリティーコンサート以来のハクジュホール。
熊本地震チャリティーコンサート〜Music for Kumamoto〜 - mezzosoprano 鳥木弥生blog
佐藤マエストロ邸での第一回リハーサルも行われました!
佐藤マエストロの気まぐれサラダとローストビーフ。激ウマ!!!
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年8月6日
稽古に来たはずなのに(笑)#ReginedelBelcanto https://t.co/CLapkD8Q68 pic.twitter.com/Me5NjFRgDt
佐藤マエストロの気まぐれパエリャも出て来たぜ!
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年8月6日
けっこう歌ったのがかなり昔な気がしてきた!!笑#ReginedelBelcanto https://t.co/CLapkD8Q68 pic.twitter.com/7tgvXEIZWz
最終的には遊びに行ったみたいになりましたが(笑)、リハーサルもがーっつりやりました。
そして、今回ちょっと大上段に構えすぎたか?という気持ちもあった、
Regine del Belcanto(ベルカントの女王たち)〜花ひらくベルカントの真髄〜
というタイトル。
あっこちゃんの威厳と気品に溢れた声と、佐藤マエストロの流麗で端正なピアノで花ひらいたのは「これ、タイトル、大丈夫だったわ!」と、いう素晴らしい音楽。
自分は置いといて、安心した!!(笑)
元々は私がイタリアにいるとき、ギリシャ系のソプラノ、インガ・バラバノヴァさんと一緒に何箇所かで歌ったコンサートシリーズのタイトルで、一応?女王様なのは、自分たち歌手ではなく、自分たちが演じるオペラの登場人物のことなんです!
今回、9/8にも演奏するアンナ・ボレーナやノルマを中心に、非常に幅広いレパートリーをもつインガと、モーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ...ちょっともう、女王ではないぞ?というキャラクターにまで広がりつつ(笑)、若さで乗り切った?ものすごいコンサートでしたが...。
とにかくそのコンサートが面白かった思い出があり、いつかまたこんなコンサートがやりたい!と思っていたのが私の個人的な気持ち。
あっこちゃんにどんな魔が差して、まんまと「一緒にやろう」と思ってくれたのかは分かりませんが(笑)、今回はいわゆるベルカントを離れず、更にテノールも迎えて、ということで、正しく豪華にリニューアル。
ただ、なぜ”いわゆる”ベルカントかと言うと。本来ベルカントとは、1600年頃からロッシーニがギリギリ入るくらいまでの、高度な装飾を伴った曲や歌唱技術・様式を表す言葉で、ドニゼッティとベッリーニの作品が特に「ベルカント・オペラ」と言われ始めたのはレコード会社の戦略だったとかなんとか、て話もあり。
ロッシーニとかヴェルディ、プッチーニほどにはピンで売れないと判断されてのユニット名「ベルカント」みたいな感じだったんですかねえ...。いや、これは完全にただの想像ですけど。
閑話休題。
9月8日まであとひと月をきり、曲がりなりにも、色んな人たちに助けられながらも、初自主企画の公演に向けて話が進んでることを喜びと共に実感する毎日です。
最近自分で偉いと思うこと。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年8月8日
「知らない場所でも電車の切符が買えるようになったこと」
「ドラクエを理性的に遊べていること」
「初自主企画のコンサートの準備が着々と進んでいること!!」#ドラクエ11 #白寿ホール #佐藤亜希子 #鳥木弥生 #笛田博昭 #佐藤正浩 pic.twitter.com/Kd4wQe3IHg
絶対素敵な夜になる♡#ReginedelBelcanto #佐藤亜希子 #笛田博昭 #鳥木弥生 #佐藤正浩 #ベルカント #ベッリーニ #ドニゼッティ #オペラ https://t.co/Xt2l2RSf4x
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年8月8日
とりあえず自主企画なので↑に贔屓的に宣伝に力をいれてるといえばそうなんですが(自分たちがやらないと誰もしてくれないから!笑)、その前にも色々出演させていただきます。いずれも喜んで全力投球したい公演!
まずは8月16日、ホルトホール大分にて、イタリアの名バリトン、ロベルト・フロンターリ氏と、フィレンツェを中心に活躍する大分ご出身のバリトン渡邊弘樹さん(すみません、ふた文字め、正しい漢字が出ません。笑)、ソプラノの高橋絵理さん、テノールの寺田宗永さん、そしてピアニスト小埜寺美樹さんと、とても楽しみなオペラ・ガラ!
そして、東京に戻りまして、8月20日はこちら!
私の出演はオペラ「滝の白糸」第三幕の演奏会形式上演。
母ちゃんの、母ちゃんによる、母ちゃんのための、あの感動アリアをまた歌えるのです!!
中嶋彰子さんはじめ、白糸ファミリーとの再会も楽しみ。
そしてそして、8月27日はこちら。富山に参ります。
アンサンブル金沢、山下一史マエストロ、そして大学同級生ソプラノ砂川涼子さん、という私の原点を見つめ直せるような皆様と、大好きなこの曲、ヴェルディ「レクイエム」。
「真夏の第九」もそうでしたが、こちらも「居場所が少ないからドレス小さめ推奨」と聞きました。まさか合唱1200人じゃないよね......???
あ、そしてなんと、山下マエストロとは9月10日に千葉県八千代市にて、モーツァルトのレクイエムもご一緒するのです!
九州、関東、北陸、そして代々木八幡または代々木公園駅から徒歩五分のハクジュホールなどで、皆様にお会いできるのを楽しみにしております!!