6月に出演させていただく、
劇団東京イボンヌ 第9回公演「ブラームスの弟」
俳優部門の最後のオーディションが1月26日に開催されます。
締め切り間近だそうです!
詳しい情報は、HP、FBページなどでご覧ください。
主演はいしだ壱成さん。
写真は「東京イボンヌ」さんのHPからお借りしました。
現在は(仮)がとれ、「ブラームスの弟」というタイトルがお目見えしております!
以前、ブラームスに関する思い出を書きましたが...
私が各作曲家に対する気持ち、というのは、自分がその作曲家を「好き」か「嫌い」か、というよりも、その作曲家の音楽を再現する「メゾソプラノ」という楽器のひとつとして、「求められてる」か、「求められていない」か、「愛されている」か、「愛されていないか」という感じなのですが......。
ブラームスにはまあまあ愛されています。
ちなみに、メゾソプラノとコントラルトの違いについては、「同じ」という人から、「全く違う」という人まで、様々です。私は全然違うとは思いますが、「メゾソプラノ」の声がソプラノ寄りな場合と、コントラルト寄りな場合があるので、よほど細分化しない限り、曖昧になるのも仕方ないと思います。
どうしても、と問われれば、
「mezzosoprano simpatico(シンパティコ)」=感じのいいメゾソプラノ
が良いですねえ。
でも、
「mezzosoprano povero(ポーヴェロ)」=可哀想(貧乏)なメゾソプラノ
の方が仕事くるかな......。
話がずれました。
今回の舞台。
「19世紀のドイツが生んだ天才、ヨハネス・ブラームスを東京イボンヌがいじり倒すという、切なく美しく馬鹿馬鹿しいコメディ作品です」
ということですが、ブラームスの生涯がどのように切なく美しく馬鹿馬鹿しいのか(!?)、恥ずかしながら私がブラームスについて知っているのは師シューマンとその妻クララとの関わりが深かったということくらいで、弟がいたのかどうかも知らず......。
先ほど少し調べてみたところ、へえー、と思うことがありました。
ブラームスの父親が24歳で結婚した1830年、母親は41歳で、結婚の一年後にブラームスの姉を、その二年後、1833年にブラームス本人(まあ、みなさんブラームスさんなんでしょうけど)、更にその二年後、「ブラームスの弟」を産んでおります。
母親が高齢だったことと、14歳上のクララ・シューマンに憧れたこと、更には低い声の女性が好きだったこと!
(歳をとると大概声は低くなります)。
あ、実際コントラルト歌手たちとの恋のお噂もあったようです。
どのような作品になるのか、俳優さんたちと同じ舞台に立てるのも、非常に楽しみです!