mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

藤原歌劇団創立80周年記念コンサート、終演!!

予想通りの長い一日でした!

 
コンサートは3時間にも及び、その後は記念パーティー。
 
コンサートはとにかく曲数が多かったので、演奏はそれぞれの想いをたっぷり込めたものでしたが、進行はあくまでもサクサク!
 
思った通り、いや、期待以上に素晴らしかった郡愛子さんの司会!
要所要所でお客様の気持ちを解す笑いをちりばめつつ、
 
「それでは、12曲続けてお楽しみください!」
 
て、あんまり聞いたことないです、その感じでその数字!!
 
終演後のパーティーのときに、お願いして一緒にお写真を♡
 
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顔がなんか感動してます、私!
 
以前、一度だけプーランクカルメル会修道女の対話》のプロダクションでご一緒したことがあり、本番は別の組だったのですが、お稽古中にたいへんお世話になりました。
 
当時息子はまだ7ヶ月で授乳最前線!
夫が稽古場に息子とPCを持ち込んで仕事しつつ子守、私は休憩中に授乳、というアクロバティックな毎日でした。
私が疲弊してピリピリしてくると、やはり赤ん坊もそれを感じでぐずりだしたり......。
そんな時に、郡さんが「ちょっと抱かせて〜」なんておっしゃって抱き上げると、なぜか赤子は落ち着き、私から離されると泣きわめくはずが、郡さんに抱かれているとそのまま連れて行かれても平気で!
 
すでに郡さんの声に、歌に、姿に大惚れしていた私でしたが、それからはもう、菩薩級に崇めております。
 
 
そんな郡菩薩愛子さまの司会のおかげか、3時間も「あっという間でした!」と言って下さった方がたくさんいらっしゃって、ホッとしました。
 
私は出番が最初の方と最後の方だったので、中盤だけ、客席で聴くことができ。
 
聴きながら、音響が良いとはとても言えない日比谷公会堂でしたが、やはり体全体を使い、美しいレガートで歌うオペラ歌手の声は、音響うんぬんは関係無く響き渡るものなんだなあ、と感じました。
 
小林厚子さんの、口を開いただけで暖かい響きが会場の隅々まで埋め尽くすような声が、涙がでるほど美しかったー!
 
最初から最後まで(叶うなら自分の歌う姿も!?)会場で観たかったなあ〜。
 
バタバタしていたらあまり写真が撮れなかったのですが、たまたままだドレス姿だった二人を捕まえて撮影!
 
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素晴らしい声と気品でトスカとバタフライを歌った小林厚子さん(右)と、武蔵野の後輩でもある伊藤晴ちゃん(左)。
晴ちゃん、変顔だったからもう一回、て撮り直したのにやはり変顔でしたよー!
私はドニゼッティ《ラ・ファヴォリータ》(死ぬまでに一度やりたい...)のアリア”O mio Fernando”と、晴ちゃんと一緒に、リゴレットの4重唱を一緒に歌いました。
客観的には聴けてないけど、お客さんの反応もよく、良い感じだった気がします(笑)。
 
真ん中、私が着ているのが、前回書いた、師匠オブラスツォワが20代の時に着ていたという、50年もののドレス!リゴレット4重唱、マッダレーナ(若め。笑)のイメージで久々に引っ張り出して着てみました。着ていてボロボロ生地が解れていったらどうしよう、てくらい薄くて繊細なのですが、なんとか大丈夫で、良かった!(笑)
 
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「銀座オペラ」組でお馴染み、のりこさんとみゆきさんとの写真も♡
雨の中、ご来場ありがとうございました!
小川里美ちゃんも50個のアンパンと共に来てくれて、女性楽屋が大盛り上がりでした(笑)。
 
(色んなとこの天井や梁が低かった日比谷公会堂。里美ちゃんが頭ぶつけなかったか、密かに心配しております。)
 
 
場所を帝国ホテルに移した記念パーティーでも、今月末公演の「蝶々夫人」からのスペシャルステージや、女性歌手による「メリーウィドーワルツ」、テノールによる「誰も寝てはならぬ」&「オーソレミオ」など、またまた大盛り上がり。
 
 
とにもかくにも、この「藤原歌劇団80周年」という、大きな節目。
このお祭り!?に、素敵な方々と一緒に参加できて楽しかった!
 
コンサートのインタビューコーナーで、藤原義江さん、藤原歌劇団の思い出を語るのが止まらなくなった某氏に、菩薩愛子さまが、
 

「続きは90周年で」

 
とおっしゃって爆笑をさらっていましたが、意外とその日もあっという間に来たりして......なんて気もしております。
 
母として、歌手として、日々精進して、いつの日か私も誰かの菩薩になれますように......。