mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

「蟻々夫人」...ではなく「蝶々夫人」。

5月1日、2日公演の銀座オペラは、日本、長崎を舞台にした悲劇の名作、プッチーニ作曲蝶々夫人

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だと思っていたんですが。


蟻...《蟻々夫人》だったのか?!


「悲劇」の稽古中はただでさえ余計なことを考えて笑いがこみ上げてくるものなのに!!
(母ちゃんだけでしょうか??)

妊娠中に「スズキ」を演った時にツワリによる吐き気を嗚咽に見せかける演技を習得しましたが、今回は思い出し笑いを嗚咽に変えなければならないかもしれません。


蝶々夫人》がらみで今まで試練だったのは「花の二重唱」の、

Va pei fior
(花を取りに行って)

という蝶々さんの歌詞を友人ソプラノが間違えて、

Va pensier
(ゆけ!我が想いよ)
イタリアの第2の国歌とも言われるヴェルディのオペラ《ナブッコ》の有名な合唱曲の歌詞です。

と歌ってしまった話だったんですが......。



《蟻々夫人》の破壊力。


美しすぎるソプラノ、小川里美嬢のバタフライ。

衣装が黒系でないことを願うばかりです。


ちなみにチラシを送って下さった担当者様には、たいへん感謝しており、

「話題になって良かった」

「和み以外の何物でもない」

という落とし所で、関係は円満です(笑)