《ランスへの旅》7/3&5 日生劇場 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

ロッシーニの神様Z氏との日々から2日。

ですが、まず今日は今年初めに亡くなった私の「音楽の母」エレナ・オブラスツォワのお誕生日なので、まずは「おめでとう」から。

Carissima mia Elena, buon compleanno! Ti penso sempre. pic.twitter.com/a82DY8EnVO
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2015, 7月 7

今夜は夢で会えると信じています！

ロッシーニ神ゼッダ様も彼女と親交があり、オブ先生は「私も来年はロッシーニ歌うかもよ？」と、いつも言ってました。

「猫の二重唱」は私と二人でもよくコンサートのアンコールで歌い...というか真剣に鳴いたなあ。

さてさて、7月3日に初日を迎え、5日に無事千秋楽を終演しました

日生劇場×藤原歌劇団、ロッシーニ×ゼッダ《ランスへの旅》

GPからの数日はあっという間。

《ランスへの旅》GP！明日は初日！！ - mezzosoprano 鳥木弥生blog

あのコンパクトな日生劇場に、所狭しと藤原歌劇団精鋭の名歌手たちが！更にゼッダ様が！詰め込まれている？状況には、最後まで慣れることができず、楽屋付近ではどこを向いても目が眩みそうでした。

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舞台上でも狭い！

そして眩しい！！

GPと本番で何かが違う、間違い探し写真を少し...

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コルテーゼを歌われた清水知子さんとは、フィレンツェで一緒に住んでいた時からよく見間違えられるほど似ていて！(右下、右が私。笑)今回も稽古中ゼッダさんが私にコルテーゼの為のキューをくれて、ドキッとしたことが何度かありました。

9年前は同じフォルヴィルをダブルで歌われた佐藤美枝子さん(今回はコリンナ♡)と光岡暁恵さんの2人の超絶テクニックを身近に聴きまくれたことは、本当に稀有な、素晴らしい経験。

コリンナに対するシドニー卿のストーカー具合に負けないくらい、私、彼女たちを真剣に見てました(笑)

こちらは楽屋がお隣で寂しくなるとお邪魔していたお仲間の、マッダレーナ(セクシーメイド)河野めぐみさん(左)、モデスティーナ(食いしん坊)但馬由香さん(右)、そして、いつも仲良しの山口佳子ちゃんがデリア(コリンナが面倒をみているギリシャ人の孤児)。

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千秋楽だった7月5日はギリシャの国民投票当日でした。コリンナとデリアの会話のシーンや、最後に舞台上にギリシャの国旗が出てきた時などに、何か胸に迫るものを感じたりもしつつ。

女性歌手のことばかり書きましたが、もちろん男性たちも皆様素晴らしかったです。

写真はあんまり撮れなかったのですが...

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左上、モデスティーナ由香ちゃんがアルヴァーロ(私の浮気相手)牧野正人さんと撮影中に無理やり写り込みでリーベンスコフ(嫉妬深い恋人)山本康寛さんと。

奇しくも三角関係写真(プラス食いしん坊)。

左下は「ランスへの旅」総合司会トロンボノク、普段も役柄通り(駄)洒落が上手な三浦克次さんと。

右側は出演者ではないお二人(笑)。

右上は9年前はトロンボノクを歌われた、現在藤原歌劇団公演監督の折江忠道さん。

右下は尊敬すべき大先輩であり、美味しいもの仲間、さだまさし大好きオペラ歌手仲間の佐野成宏さん！

「さだまさし大好きオペラ歌手」の集い。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

実はこの公演「はじめまして」で恋人役だった山本康寛さんとは、佐野さん、そして私の「音楽のパパ」であるウィリアム・マッテウッツィ氏を通じてご縁があったことが初日の数日前に発覚し(佐野さん、早く言ってくれたらいいのに)、その嬉しい驚きが舞台に昇華されて素晴らしい愛のDuettoになりまし......なったかも、しれません！

(終演しているので言ったもん勝ちかと思いましたが、収録があったのでした...秋頃放送予定ですのでお確かめください)。

そして、やはり私の心身を何度も雷に打たれたように痺れさせたのは、マエストロ・ゼッダのタクトでした。

オペラ序盤、コリンナの美しいアリアから「そしてみんなが幸せになる！」と高らかに歌い上げる6重唱となるアンサンブルが私は大好きなのですが、初日、その曲の途中で何かがマエストロに降りてきたのを、私は本当に！見たんですよ！！

ゾクッとしました。

その後は何度も何度も見たので、

「あ、また降りてるー」

てなりましたけどね(笑)

マエストロZ、そして《ランスへの旅》の日々、どんなに素晴らしかったか、私の筆力では書ききれません。

もうひとり、影の？マエストロとして活躍した園田さんにもスペシャルサンクス！