ソプラノ、小川里美さんのリサイタルを聴きに、浜離宮朝日ホールへ。
まず、会場に着いてホイッと渡されたチラシの束の一番上がこれで。
なんか、指名手配犯の気持ちになりましたが......。
銀座オペラ速報!!!
12月20日チケット発売開始です!!!
つい宣伝から始めてしまいました。
さて、このランチタイムリサイタル。
ハウスプレゼンツって、「名作劇場」と同じ!凄い!!(笑)
......えっと、本当に凄いのはそこではなく。
チケットが早くから完売だったのも凄いし。
そして、
『アヴェ・マリア』
と、何となく軽やかなタイトルがついてます。
しかし、私、母ちゃんが息子の幼稚園のクリスマス会で頼まれる、
「アヴェ・マリア歌ってください」
「誰のでしょう?」
「どれでも」
「じゃ、とりあえずシューベルトとグノーでいいっすか」
みたいな、軽いノリでは全くなく(笑)
当たり前ですけど!!!
プログラムはこちら。
盛りだくさん。そして意欲的!!
どの曲も誠実、かつチャーミングな歌。
とても素敵でした。
イタリアのレパートリーはもちろん、後半のジャーマンレパートリーも良かった〜。
で、特に、と言えば。私の好みかもしれませんが。
「美人には悲劇が似合う」。
《修道女アンジェリカ》の”Senza mamma”(母もなく)
で会場に涙を誘い、
《オテロ》の”柳の歌〜アヴェ・マリア”
も、珠玉!
「銀座オペラ」
で今年の春ご一緒した《イル・トロヴァトーレ》のレオノーラもですが、ヴェルディの描く、気高さと強さと可憐さを併せ持ったヒロインを違和感なく体現できて、ヴェルディの音楽を無理なく表現できる声とハートを持ってる人......そんなにはいない気がします。
私が言うのも何ですが、今後が楽しみ(笑)。
デズデモナ、歌って欲しい、絶対!!
今日行けなかった里美さんファンの方、さんざん悔しがってください(笑)
アンコールは、
バッハ=グノーの ”アヴェ・マリア”
”O mio babbino caro”
《こうもり》のチャルダッシュ
盛り上がり最高潮でのフィナーレを迎えたランチタイムリサイタルでした。
私のお隣で聴いていたおばさま方も、「名前覚えとかなきゃ!」と興奮気味で、「小川里美、小川里美」言いながら帰って行きました。
さてさて、その後は実際お腹にたまる方の(笑)ランチタイム。
銀座の「天龍」で、カラシをつけて食べるのが作法だという巨大餃子を、とりあえずマスタードがテーブルにあるパリのカフェを思い出しながらいただき、
クリスマス仕様の銀座を歩きました。
里美ちゃんの周りだけやはりパリっぽいのは気のせいでしょうか?
パリを思い出したのはマスタードのせいじゃなかったかも!!?