今週のお題「好きな街」
海外に住んでいて帰国した人や、行き来している人に起きる現象(海外には限らないかもですが)としてたまに聞くし、自分にもよくあること。
「街を歩いたり、自転車に乗ったりして移動していると、目の前の角を曲がったら、今ここにあるはずのない、異国のスーパーマーケットや学校など、かつて通った建物が出現しそうな気がする」
という現象。
私なんて帰国してもう7年近くになりますが、先日、サミットにいるのに、Esselunga(エッセルンガ、イタリアのスーパーマーケット)にいる気がして、買い物袋が黄色くないことに一瞬驚きました。
フィレンツェにいるときには、逆に、近郊の大型ショッピングモールのあるプラートのことを間違えて池袋って言ったりしてましたが。
「夕飯は江古田(本当はフィレンツェ)帰ってからにする〜?」とか(笑)。
距離感はずいぶん違うんですけどね。
帰国して7年と書きましたが、ヨーロッパ生活の最後2年はパリだったので、イタリアから離れてからは更に時が経っています。
が、やはり良く思い出すのはイタリアでの生活。美味しかったなあ〜(笑)
「天才の印」〜 トスカーナ、すべての道はヴィンチ村に通ずる!? - mezzosoprano 鳥木弥生blog
前にフィレンツェ、というかトスカーナの思い出を書いたことがありました。
(文中に出てくるエンポリはさしずめ練馬。ヴィンチ村は豊島園かなあ)。
やっぱり私の「好きな街」といえば、トスカーナのどこかになりそうです。
とはいえ、トスカーナの中では好きな場所が多すぎて選べないかも...。海方面にはあんまり、夏以外、興味無いんですけど(笑)。
最初に住んだのがサン・ポロ・イン・キャンティという、けっこうな田舎。シエナは遊びにも通ったし、キジアーナ音楽院にも通ったし。美味しいものを食べに通った街は数知れず。カステリッーナ・イン・キャンティ、グレーヴェ・イン・キャンティ......サンセポルクロ(アレッツォ)ではルネッサンスパレードに時代衣装を着て仮装して参加したことも。サトゥルニア温泉の滝に打たれて鼻血出したり(他にも何かうっかり出したり)、屋根の無いサン・ガルガノ修道院は何回訪れても息を飲む美しさで、一度夜更けに行って他に誰もおらず、中でCasta Divaを(何故か。笑)歌ったりしたこともあったなあ。
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もちろん、住んでいたフィレンツェや、フィレンツェを高台から見下ろすフィエーゾレにも思い出がたくさん。思い出すのは主に美味しい食べ物とワインばかりですが(笑)。
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