終演後、朝まで飲み明かすまでがオペラ(これ、何歳までやる気だ?!笑)。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年3月21日
そして、数時間前までいた立川に、また別件で戻るなう。
私史上、最も自宅から近い場所でのオペラ出演でなんだかとっても嬉し楽しだったプロダクション、立川市民オペラ、無事終演致しました。
終演直後!舞台上で集合写真の準備中。
あ、これは全て開演前〜上演中(笑)。楽しい仲間は歌いながらでも思い出作りにも余念無し!
いよいよ今週末!立川「カルメン」!! - mezzosoprano 鳥木弥生blog
本番前に書いたキャスト紹介通り、というか、それ以上に、皆さま、本番は輝いていました。
そして、私達ソリスト以上に、合唱団、オーケストラの皆さまが輝いていたかも!!
ダブルキャストの私達の倍動いて、本番の日にも練習して...本当に凄い!
「真面目にやれよ!仕事じゃないんだから!!」
て、確かタモリ氏の言葉がありますが、プロフェッショナルに対するアマチュアという言葉の語源が「そのことを愛する人」である通り、過酷とも言える稽古をこなす原動力は「愛」なのかな。
もちろんプロでも始まりや、核にあるのはやはり「愛」なんですが、後からついてくるものや、取り巻くものが色々複雑で。
今回は、普段プロだけの団体で歌う時とは違う感動や、より素晴らしいと言っても過言ではないかもしれない(笑)エネルギーを貰いながら歌い、演じることができました。
2幕フィナーレなんて、非常に痺れました。
あ、アマチュアとは言っても、合唱に、これは立川市民オペラ伝統の制度らしいのですが、CS(コーラスサポート、であってる?)と呼ばれる、音大生、音大出身者や若いプロの歌手がお手伝いに入っていて、今回も他のプロダクションで今までにも共演したことがある顔もあったり。
彼らはソリストが来ない稽古の時にはその役を代わりに歌ったりもできる精鋭で、そこから育ってこの立川市民オペラのソリストになったりする(厳しいオーディションを勝ち抜いたりするわけです!)歌手がいたりすると、合唱団の皆さまからの応援がすごい!!
今回は私とは別組のドン・ホセを歌った澤﨑一了さんがそうで、成長を見守ってきたわけではない私までつい、
「立派になって...」
と思ってしまう雰囲気もありました(笑)。
20日の公演終了後、ホセ&ホセ。
澤﨑さん(左)と、又吉秀樹さん(右)。
ついでに、レセプションにて。カルメン&カルメン。弥生&弥生。な、増田弥生さん(右)と。
同じ役に同じ名前が並んでるのもなかなか。
他にも色々共通点あるひと探したくなります。
お世話になった皆さま!!
私は初参加ですが、この公演は、立川市民オペラ25周年記念公演でもありました。
きっと、力の入れ方も例年以上だったのかな?
公演チケットも、毎回売り切れにはなるそうなのですが、今回はひと月以上前にソールドアウト。熾烈なチケット争奪戦も!?!
実は(というか大概バレてますが)、私は非常に、何でもどうでもいいや、という無責任人間で、タイトルロールとか言ってもそれは言葉の綾みたいなもんで、単にオペラのタイトルになってる役を私がやるだけでしょ?しょせん歯車のひとつでしょ?まあ、その分はちゃんとしますよ、くらいに思っているのですが、今回初めて、ちょっとだけ座長的な責任感にも似た(はっきり責任感とは認めない。笑)気持ちが生まれました。
さっき書いた、みんなが「愛」でやってるのを感じたから、というのもあるし、チケットが売れに売れたのもあるし、あと、私の大好きなピアニストの菊ちゃんが随分前からこの立川市民オペラに携わっていて、色々教えてくれたから、ていうのもあるし、事務局の方々、舞台、音楽スタッフさんや、その他諸々、会う人、会う人が尊敬できる方々ばかりで、これは私もチャラチャラしてられない、と(笑)。
指揮者の古谷誠一氏の深い知性と包容力には感謝しかないし、演出の直井研二氏も歌手に委ねながらこだわるところにはこだわるバランス感覚が素晴らしく。
あとは、キャストのみんなが、すごくちゃんとしてて(笑)、その上それぞれが個性豊かだったので、なんか、全員が生き生きしたすごい舞台になっちゃえば良いんじゃないの??と、思ったのです。
結果はまあ、もちろん完璧ではないですが、オーソドックスっぽくもありながら、それぞれがステレオタイプにならず、滑らかで人間的な存在感のあるキャラクターになっていたんじゃないのー?と、思ってます。
レセプションにて。みんなやり遂げた感出てるかな?
#カルメン #ホセ としては初共演だったテノール又吉秀樹 @H_Matayoshi
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年3月21日
殿。99%のおふざけと、1%の真摯さ。そんなバランスが絶妙なパートナーでした。いつかぜひ、笑えるやつで共演したいものです。 #carmen #jose pic.twitter.com/vjPJh2kJCi
やはりプリモテノール様なので特筆させていただきますと、又吉さんは声の色も音楽性も本当に心地よく、いつもワクワクさせてもらっていました。
ただ、舞台の外ではいっつも我々の傍にいる笑いの神が舞台の上では降りてきませんように、と祈って......というか、祈ると逆に降りてきそうだから考えないようにするばかり(笑)。
出ずっぱりの2幕を終えてホッとしたばかり、しかも二人の関係性が特にシリアスになる3幕が怖くて。
合唱団が歌う中、私達は歌わずに喧嘩をしながら登場してくる芝居だったんですが、やんなきゃいいのに実際小声で言い争っていて。
そんなんもう、仕掛けあいになるに決まってるんですよ。稽古中は何度もついニヤニヤしてしまいました。
ちなみに、本番では
冷蔵庫のプリンをどちらが食べたか
で言い争っていました。
危なかった......。
更に、ミカエラのアリアの前、盗賊団が舞台からはける時に、舞台後方の高い位置からホセがカルメンを見ているのに気付く、という芝居の時の又吉ホセの顔の角度や表情がこの有名な?プロフィール写真と完全に一致していて!!
あ、下手はけだから左右反転だけど(笑)。
ホセが抱えているのは銃のはずなのに、カルメンの目には白菜にしか映らない。
辛かった......。
お客様にはいらない情報ですが、つい頑張ったことを吐露したく......すみません!!
吐露......?
まだまだ他の皆様とも舞台の上でも、外でも、楽しかったこと、たくさんあるのですが...。長くなるので、またいつか?
まあ、座長としてやりとげた最大の功績はみんなのメイク疲れの肌にパックをプレゼントしたことかな(笑)。
ちなみに、私が前回会場のたましんRISURUの舞台に立ったのは、フラメンコの発表会でした。
#カルメン 終演後、フラメンコ教室の先生&先輩たちとの一枚と、レセプションにて、共演のダンサーさんたち+α。2幕冒頭、私があまりにもダンサーさん達と同化していて、カルメンが舞台にいない!と字幕キューの方が心配したらしい(笑)。#carmen pic.twitter.com/hEGYJGoU41
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年3月20日
この舞台に立つ次の機会はいつかな?発表会今年は出れないし...。
フラメンコ。やはり一週間休むとついていくのが難しくなる。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年3月14日
年末休んでた分もちゃんと取り戻せてないし。
今年の発表会は12月で第九の本番と重なって出れないし。
G.Wの立川フラメンコもなぜか第九の本番と重なって出れないし。ピンチ(笑)。#継続は力なり #ピンチはチャンス ??
さて、これで年末からのオペララッシュはいったん落ち着き、しばらくはゆっくり...ということもなく、色んなコンサートの準備。
いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭 | いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭 2017
Vanitas〜Venezia〜5/27 近江楽堂https://www.facebook.com/events/250645945358282/?ti=icl
今回のカルメンで皆さんからいただいたパワーを次の演奏で還元できるよう、とりあえずは張り切って充電しつつ。
またぜひご一緒したいカンパニーでした。
幸せなことだな〜。
なんだこれ。呟いた覚えがない。酔っぱらってたな。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年3月14日
確かになんか幸せだった気もするけど(笑)#jesuisheureuse https://t.co/hJmQsviBr5