ルサルカといえば!
メゾソプラノがソプラノになろうとチャレンジするときにやりがちな3大ロールのひとつとして有名ですが(メゾソプラノ界では。笑)
日本でやるんだなあ、珍しいなあ、なんて、知ってはいましたが...運良くお誘いいただき、運良く予定が合って!観に行くことができました!!!
うっかり来たら会場も出演者も知り合いだらけ。楽しみ!#ルサルカ #おサルか#名作を一文字変えて微妙な感じにする pic.twitter.com/2hTCo712Ae
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年11月9日
(あ、最後のはここ数日遊びまくってるタグです)
大学勤務と夜のリハーサルの隙間に強行気味で日生劇場に向かったのですが、知人が何人か出ていることはなんとなく分かっていたので何か差し入れを...と、思いついたのが、最近風邪予防に飲んでいる板藍茶の、のど飴バージョン。
イスクラ製薬というところのものなんですが。で、何をこんな長々と説明しているかというと、ローマ字で書かれたISKURAが、ちょっとだけRUSALKAに似てるな、ていうだけの話です(笑)。
舞台は、まずオーケストラを全く隠さず、客席と同じ(よりほんのり下の?)高さと舞台上の左右にまで立体的に広々と配置。指揮者も客よりはるかに高くそびえ立っており、「ヤマカズ氏、目立ちたがりやさんか!」と突っ込みたくなる感じ。歌手が歌い出したらセリで、すーっと下がるのか?とも思ったけど、そんな仕掛けもなく(笑)
しかし、歌手たちは舞台上の、更に階段上にいることが多く、まあ、見えないなんてことはないし、そのオーケストラの配置と舞台装置、音響的にものすごく成功していました。
日生は響きが全く良くない劇場という印象なのですが、ほぼ気にならず、歌手たちの声もよーく聴こえました。
視覚的にも、とりあえず全部見えてるので(笑)、オペラの映像作品などでオーケストラでソロの楽器が映ったり、指揮者がクローズアップされたり...というようなカメラワークが自分の視線で自由自在、みたいな楽しさがありました。
歌手が客席で歌う演出もあり、とっても楽しくて、まるで昔大好きだった日生ファミリーミュージカルを観ているような気分にもなったり。
テンポが全編ひっかかりのない快適さだったのもそんな気分にさせたのかな。
私個人としてはもっとねばっこくゆっくり聴きたいな、と思う部分も多々ありましたが......ルサルカという魅力的なオペラをすっきり分かりやすく観せて聴かせる素敵な公演でした。
楽しすぎた想い出の那須カルメンでご一緒した郷家暁子さん、同郷の小泉詠子さんという可愛い後輩メゾソプラノの活躍も、メゾソプラノ地位向上委員会の私としてはなんだか嬉しく。
もちろん皆様、他声種の方も(笑)素晴らしかったのですが、そんなオールスターの中、私が一番魅せられたのは外国の公女役の腰越満美様♡
以前、天守物語や、他で共演させていただいた時にも、その見た目と声、歌の麗しさと、普段のサッバサバさに、メッロメロで(笑)。
今回も腰越さん登場シーンはずーっと口をあんぐり開けたまま(本当に!自分で気付いて驚いた。笑)見てました。
終演後お会いしたときにはもう楽屋着姿で写真NGだったので、天守物語の時に一緒に撮らせていただいた写真載せまーす!
右のピンクが腰越さん、私を挟んで赤い着物が佐藤美枝子さん、そのお隣が中鉢聡さん。
またご一緒したい...。天守物語ではなくてもいいですけど(笑)
そんな腰越さんの赤いドレスの肢体と罪作りな艶然とした微笑みをまぶたに焼け尽きつつ...。
観劇後は明日、11日のコンサートの合わせに駆け込み。
豪華キャストの盛りだくさんコンサートです。
チケットがまだ少しだけあるようなので、ぜひお越しくださいませ。
同じく11日のマチネでは、というか、マチネでも!村上公太ホセ様をお相手に、カルメンを歌います。
そしてそして、急に来年の話ですが、1月〜3月にかけて、私と共演をして下さる方々の募集!がいくつかありまして。
なかなか珍しい状況なのでまとめてご紹介したく。
まずは1/6本番の第九!
お次は2/4本番のカルメン!
こちらも合唱参加者(兼観客)募集です。
オペラ宅配便シリーズ15 プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」 ぎゅぎゅっとオペラ合唱団募集
(伝説の宣伝動画。笑)
そして2/25本番の、またまた第九合唱団員募集。
国技館5000人の第九コンサート (国技館すみだ第九を歌う会)
更に、3月には(詳細はまだ)、私のご近所ライフワーク、多摩ジュニア・ミュージカルことTJMの第三回発表会がありまして、こちらも密かに?メンバー募集中です。
お子様の募集が主ですが、なし崩し的に親も出演させられるのが我らがTJM(笑)
3月にもあの名曲を!!親たち参加で演奏予定です。
ぜひ親子でご参加下さい。
多摩ジュニア・ミュージカル第2回公演「美女と野獣」終演♪ - mezzosoprano 鳥木弥生blog
今週のお題「芸術の秋」