mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

武蔵野音楽大学江古田校舎お別れ会。

春はお別れの季節です。

母校であり現在は勤務先の武蔵野音楽大学、江古田校舎のお別れ会がありました。

奇しくも特急「はくたか」のラストランも同じ日。




武蔵野音楽大学は長らく、1、2年生は埼玉県の入間校舎で、3、4年生(及び院生など)は江古田校舎で学ぶことになっておりました。
私のように田舎から出てきた生徒にとっては、いきなり都会に出されるより、いくぶん安心感があって良かったのですが、やはり普通は皆都会にすぐ出たいものなのか?!基本的に全学年の授業を行なえるよう、江古田校舎を新しく建て替える運びとなったわけです。


私が生まれるよりもずっと前から、多くの音楽家を育んだ現江古田校舎。

礼節、清潔、時間厳守を重んじる校風が隅々まで刻まれているのを感じられるかのような、素敵な校舎でした。


えーと、悪口を言うわけじゃないのですが、上京してしばらくしてから、音大も含めた他の大学に学園祭などでお邪魔してみたりして、自分の大学がいかに常に清潔に保たれているかを知りまして(笑)、校舎に対する愛着が生まれ、それから校内で出会う清掃の方々には必ず頭を下げて挨拶するようになりました。


お別れ会では旧木造校舎の姿や、今の校舎がどんどん出来上がっていく様子の写真なども見ることができ、お別れを前にして愛着は増すばかり。

校舎をひとりフラフラして写真を撮りました。

古い歴史をもつ武蔵野音楽大学。懐かしく思う方もいらっしゃるかもしれません。

まずは正門前とベートーベンホール前。そして私が派手めに転んだ覚えがある2箇所の階段。

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......誰かのためみたいなことを言いつつ、非常に個人的な思い出の場所でした。

次はレトロを感じさせるところを...。

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ステンドグラスやシャンデリアが美しい学生ホール(お別れイベントで壁に寄せ書きがあります)。
かっこいい金メッキの「押」と「引」。
そして、こちらも元金メッキか、素敵なトイレットペーパーホルダー。
これはすでに校内の一部にしか残っておらず、先輩が懐かしいと言うので、探し回り(学務部の方の協力も得て!)見つけました。
そして、ドライバーを持っていなかったことを悔やみました(笑)!?!


ベートーベンホールでのセレモニーの後は、モーツァルトホールでのちょっとしたパーティー。

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江古田校舎に乾杯!!
たくさんの思い出をありがとう!!!

同級生や先輩、後輩たちにも会えたり、懐かしかった〜!

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久々に練習室にも入り、あやっちと歌い納めも。


そして、帰りにはパーラー江古田でパンを買い、らんたんで一杯引っかかるという私的「江古田の王道」で。

らんたんのタコとアボカドのサラダが美しすぎ&美味しすぎで帰りたくなくなりましたが。
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来月に発表会を控えたフラメンコのレッスンがあったのでさくっと帰宅。

少し酔いが残る頭と体で踊り、楽しい「お別れの日」の〆となりました。


翌14日は北陸新幹線開業、ならびにさだまさし様原作映画「風に立つライオン」の公開日というまたまた重要な記念日となります!!!


色々な節目があるのが、春ですね。