mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

2021、カルメン始まり、カルメン締め

長らくご無沙汰していました。

前回は香港での隔離期間中で...香港レポートはとある有料メルマガに書かせていただいた関係で、同じようなことを自分のブログで書くのもなあ、と、逡巡していたら、帰国後はありがたくも怒涛の繁忙で、なんと......いつのまにか、年の瀬。

ゲキジョウシマイ×メゾソプラノ地位向上委員会とか、ゲキジョウシマイそのものとか、DOTアイーダとか、オペラ紅白とか、他にも色々とあり、どれも素敵な仲間やお客様にも恵まれた公演だったので、いつか振り返れたらと思いつつ、一昨日、12/27には、無事、仕事納めとなるムジカルダ主催、熊谷カルメンが終演!!!!

去年金沢を拠点に一緒にリベルテ旗揚げをしたバリトン(すごい特技のあるエスカミーリョ役)の原田勇雅さんが、地元である熊谷で立ち上げたのがムジカルダ

Facebook

これからも北陸と埼玉で楽しい舞台をお見せしていけたらいいなあ、と思っています。

今回のほぼ埼玉ゆかりキャストも本当に素敵な皆様でした。(詳細はぜひFacebookページで!)

稽古も楽しかったなあ...!!!

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こちらはその、ほぼ埼玉キャストの中、一番遠くからのウクライナ出身デニス・ビシュニャ様(スニガ役で、デニス二ガ!)

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エスカミーリョ原田さんとは、カルメンの公演を準備しながらも、北陸でもコンサート、第九で歌ったり、ラジオ出演も...。

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こちらのムジカルダカルメンと12/18の和光市でのカルメンと合わせた、室田尚子様のレビューもぜひご覧ください!

ふたつのカルメン〜【Opera】オペラ彩第38回定期公演『カルメン』、ムジカルダ『カルメン』|室田尚子|note

太田麻衣子さん演出のカルメンを演じさせていただくのも早、3か4か5回目(笑)くらい。

カルメン役を歌い始めてから数年間、カルメンとはこういうもの!という、内容にも特にそぐわないイメージを押し付けられて辟易していた(一番面白かったのは「カルメンは絶対舞台正面を向かないから!」だったかなあ...」笑)私の前に現れた太田麻衣子カルメン。本当に、この運命に感謝しています。たぶん私にカルメンを仕込んでくれた、フランスとロシア出身で今は天国にいる方々も感謝してるはず!

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そして、こちらが、室田さんも特筆して下さった荒井雄貴さんによるプロジェクジョンマッピングと、子どもたち、エレクトーンの清水のりこさんです!

2月にあったリベルテカルメンとコンサートでも私の地元の皆さまを驚かせてくれたのりこさんのこだわりの音作り。ますますグレードアップ、ヒートアップ?!されていました!またご一緒できますように!

荒井さんとは元々、数年前「カルメン」盗賊団の一員として出会ったのですが...いつの間にかこんなすごい人(この師走、オペラ界で一番忙しい人だったのではないかと...)に。香港隔離期間中インスタライブでも諸々楽しくお話を聞かせていただきました!

2週間隔離措置中伝説のインスタグラムライブ! | 鳥木弥生 オフィシャルサイト

さて、この二つのカルメンの間に、実は12/25にもハイライト公演があり、たて続けに3人のホセに刺されるという栄誉に浴しました!

オペラシティのカルメン(ハイライト) | Sheva's Ballet Fan Ibra's Opera Fan - 楽天ブログ

こちらはSheva様による、12/25カルメンのレビューです。

ちなみに、その御三方は、樋口達哉様、城宏憲様、又吉秀樹様。

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カエラたちもたまらない可愛さでした!

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鷲尾麻衣さん

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種谷典子さん

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小林瑞花さん(又吉ホセに白菜ドッキリ仕掛ける直前のニヤリ写真。笑)

 

思えば、2021年はカルメンに始まり、カルメンに終わりました。

それで、特にこの12月に3つのプロダクションを続けて(というか、むしろ稽古は同時進行で...)やってみて、カルメン歴約10年にして、ようやく分かったのが

カルメンにおいて一番大切なのはカスタネット演奏のクオリティーではない

ってことです。

いやー、意外だった(笑)

でもこれからも、カスタネットの腕も磨いていきたいです!!!ご期待ください!!!!!(やっぱり分かってない?)

 

さて、2022年は渡辺俊幸作曲の新作オペラ「禅〜ZEN〜」でスタート!

オペラ《禅〜ZEN〜》世界初演 | オーケストラ・アンサンブル金沢

今年の私の戦友原田くんが乃木希典役、金沢カルメンでミカエラとスニガだった石川公美さん、森雅史さん(マッカーサー役!)、そして、熊谷カルメンと、まだ振り返れてないけどこちらも非常に感動的だった11月のアイーダでご一緒した高橋洋さんも、またまたご一緒!

またうっかり楽しい企画などが生まれてしまう予感がしています。

とりあえず、金沢で美味しいもの食べすぎないようにしよう...!!!

というのも、2月にはこちらの公演で、なんか、入浴シーンがあるとかないとか.....いや、無理だけど.....。

日本オペラ協会公演「ミスター・シンデレラ」のチケット情報 - イープラス

まあ、とりあえず、健康に年末年始を過ごしたいと思います!!!

 

皆様も、よいお年を!!!

 

お題「わたしの仕事場」

香港隔離生活、1週間経過!(花園準備中)

初日の夜から、なんか、枕の中でカサカサ、ガサガサと音がしてるなあ、とは思っていたんですが......。

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枕カバーが二重プラスビニールになってた!!

(見えにくいか)

これは、使ったものから順に剥がしていきなさい、ということですよね??!

 

先週の日曜の夜にこちらのホテルに到着し、今日は月曜日。

まるまる1週間が経ちました。

生活は快適そのもので、あと1週間弱でこの生活が終わるのが寂しいくらいです...。

まあ、あと数日したら急に暴れたくなる可能性も否めませんが!

色んな国から集まってきて同じホテルで隔離生活をしているキャストや、指揮者、スタッフと劇場の方々とのグループチャットでは毎夜「早く会いたい!」のボルテージが上がっていて、これ、初対面から涙の再会みたいなテンションになるんじゃないの?と想像して楽しんでいます。

初日ピンカートン氏はワクチンを打った時期の関係で21日間待機。私が到着する1週間前から隔離中。シャープレスを歌う方のひとりは毎日ホテルの部屋内だけで1万歩歩いているという強者...!

昨日上海から到着した蝶々さんは、1週間待機で、それでも皆に羨ましがられ(笑)、もう一人の蝶々さんは私と同じ日の夜の便で到着して、ホテルに着いたのは翌朝4時だったとか...。

いやー、確かに、励まし合いも必要かもね、と思います。

朝ごはんにどのメニュー選んだかとかまで報告し合ってて、もう、ラブラブ(日本風朝食、人気!♡)

涙の初対面が楽しみ!!!

 

私の、隔離期間プロジェクト

Quarantine対談 InstagramLive

も、順調です!

 
 
 
 
 
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昨夜は森谷真理さんとのゲキジョウシマイライブでした!

 
 
 
 
 
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今夜は、ピアニスト、小埜寺美樹さんとDOTオペラライブ!

Dの人も顔出してくれるのかなあ?!

そして、これまでの回は、Youtubeチャンネルにダイジェストが

【鳥木弥生】トリキチューブ-Yayoi Toriki Mezzosopranoチャンネル - YouTube

全編バージョンは、順次オフィシャルサイト内「弥生の部屋」で限定公開!

鳥木弥生 オフィシャルサイト

トリキチューブは、こちらのリンクから行っていただいてももちろん良いのですが、ぜひ一度、トリキチューブでの検索もやってみてください。ヤキトリが食べたくなること請け合いです......笑

食べ物の話ついでに。

今、唯一隔離生活で不便を感じてしまう予感がしているのが......

チョコレートとコーヒーがきれそう!

もちろん取り寄せで買うことが可能だし、たぶん備え付けコーヒーはもらえるし......でも、ある程度お味を美味しく楽しめるお気に入りを日本から買って来ていたので......そこだけは心配。

でも、それこそ備え付けにコーヒーの次に好きなジャスミンティーがあるのは嬉しいです。

備え付けにもあるのに、食事の時にまた別に頼んだりもしています。

炭水化物も食べすぎないようにしているんですが、基本ジャスミンライスなので、ついつい箸が進む.....!

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お茶ブランドが「陸羽」なんだー!てのも、へええー、と思ったんですが。

今週のお題「好きなお茶」

 

とにかく、私は香港について知らなさすぎ!なので、あと1週間で色々リサーチしておかなくては.....。まあ、稽古三昧の毎日にはなるんだろうけど......。

 

それにしても...あと1週間か...あっという間だろうなあーーー!!時間足りない!!!

今、急務で準備を進めているのが、帰国後初になる、こちらのコンサート。

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詳細はもちろん、お越しになってのお楽しみ!としたいのですが、元々はフィガロの結婚の女声ナンバーばかりのコンサート、公演をやってみたい、という企画で、それなら

フィガロの花園

ですね、とタイトルをくれたのは音楽評論家の室田尚子様。

いや、女声ばかり、て!テノールいるじゃん!と思われるかもしれませんが(笑)

メゾソプラノ地位向上委員会の公演には欠かせない存在として、所谷直生さん、今回も特別賛助出演。

今回のメゾソプラノは、この企画に沿って、特に敏捷性、柔軟性、面白みと温もりみに特化して(あとスケジュールが合った。笑)、松浦麗さんと、藤井麻美さん、と、私。

あ、明日の夜は3人でインスタライブやります!

テーマは

Mezzo in wonderland!!!

そして、泣く子も黙る(昨日のインスタライブでも着ていたゲキジョウシマイの制服?は豹柄のツナギw)、ソプラノ森谷真理さんも迎え、つまりは

メゾソプラノ地位向上委員会×ゲキジョウシマイ、初コラボ

と、あいなったわけです!!!

詳しくは言いませんが、公演は2部構成です。

会場は吉祥寺駅徒歩2分。

感染対策も、皆様が穏やかに、安全に過ごせるよう公演内容と同じくらいに気を入れて仕上げます。

ご予約はこちらから!

2021年10月29日(FRI)【フィガロの花園】 | 鳥木弥生 オフィシャルサイト

 

皆様にお会いできるのを(今特に?!)楽しみにしております!!!

香港で隔離中!出発前〜3日め

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Oera Hong Kong「蝶々夫人」出演のため、香港にきて、14日の隔離期間のうち、3日が過ぎました。早い!!

ずっとホテルの部屋から出なくて良い、という幸せがあと11日で終わってしまうなんて......と、つくづく自分がいわゆるインドア派なんだな、と再確認中です。

まず現在の環境としては、とにかく部屋から出てはいけない。出たら最大$25,000の罰金および6ヶ月の禁固刑。

部屋の扉を開けて良いのは、部屋の前に届く食事を取る時や、PCR検査キットの受け渡しや、ゴミ出しなど、必要な時のみで、マスク着用、ドアノブなどの消毒も必要です。

 
 
 
 
 
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食事は毎日、翌日の3食分をオーダーすると、こちらが指定した時間にピンポンダッシュで置き去ってくれます。

一応、ピンポンが聴こえたらドアの向こうに「Thank you!」と言ってみるんですが、たぶんそれを聞くまでもなく居なくなってるみたい。マジでピンポンダッシュ

聞けば、やはり過去に食事の受け渡し時の感染例があったらしく、私も廊下に誰もいないこと、周りの部屋のドアも開いていないことを確認してからドアを開くことにしています。

その他隔離生活については、またおいおい...。

 

隔離期間の過ぎ去りも早いのですが、この公演への参加が決まってからここまでも、早かったーーー。

とにかく言われるがままに、書類を揃えまくり、出発前日のギリギリまで色んな人に助けられ!

なんとか出国、そして無事入国できました!!

出国前日に15分ほどの立ち話でインスタライブのやり方と、出入国について山ほどアドバイスをくれた脇園彩様にも大感謝ー!

2人でその場で一瞬やったライブ、見てくれた方にもありがとう(笑笑)

 
 
 
 
 
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到着してからは、やってみたい!と思ってから2日ほどでトントンとお相手が決まった14日間のInstagramライブを1日の締めとして、充実した3日間でした。

そして、テノール樋口達哉様をお迎えする今日、4日目も、これから!

第一夜から第三夜も、今のところ私のInstagramを訪れていただけると、ご覧になれます!

Quarantine対談 Instagram Live 開会式 - YouTube

Quarantine対談 Instagram Live Vol.2 ダイジェスト - YouTube

Quarantine対談 Instagram Live Vol.3 ダイジェスト - YouTube

こちらは第一夜、開会式から第三夜までのダイジェスト!

辻博之様、佐藤正浩様、そして室田尚子様、ありがとうございました!!!

 

そして、14日があっという間に過ぎそうで、インスタライブ以外のやろうと思っていたことが全く終わりそうにない気がしている私に、更にあとひとつの気がかりができてしまいました。

これ、種まきしたんですが......14日でちゃんと伸びるの??

 
 
 
 
 
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お題「わたしの癒やし」

夏の思い出!名古屋、八王子.....から、香港!!

声がキャラクターを作るのか、キャラクターが声を作るのか.....

考えさせられることがよくあります。

というか、まあ、たぶん正解も分かっていて、

どちらの場合もある

なんですけど(笑)

どちらにしても!8月前半は、様々な素晴らしい声と、素晴らしいキャラクターの皆様とご一緒できた週末が続きました。

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まず、8/7は名古屋、宗次ホールにてバス、伊藤貴之さんとのジョイントリサイタル。

 
 
 
 
 
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メゾソプラノよりさらにずっとに希少価値の高いバス!

宗次ホールの方と企画を話し始めた当初は、低声部ばっかりでABBAのカバーをやりたいとか勝手に考えたりもしていたんですが(笑)、諸事情で人数も絞られ、結局はすごく真面目に、低声歌手の可能性、ポテンシャルをお見せするぞ!というプログラムに。

ピアノを浅野菜生子さんに弾いていただけたのも安心安定で嬉しく、思う存分舞台を楽しめました!

各地でご活躍の浅野さんですが、彼女との出会いがイタリアのピショッタマリナーラにあるハッピーヴゥレッジ、て人はなかなかいないよな、というのが自慢?!です!笑

Twitterでいただいた嬉しいご感想を、こちらに転載させていただきます。

皆様、ありがとうございます...!!!



そして、その翌週は愛する多摩地区、八王子でのコンサート!

真夏のリコレクション〜追想

という、お互いの酸いも甘いも噛み分けたと言ったらちょっとだけ過言な、長い付き合いの4人にぴったりなタイトルのコンサートでした。

トークコーナーで、名司会者でもある佳子ちゃんがふってくれた「お互いの共演で思い出に残っているもの」の話題に、誰一人口を開けなかったのにはびっくりしましたが.....。

そのかわり、プライベートの思い出は出てくる、出てくる......!!笑

 
 
 
 
 
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そして、山口佳子さん、村上敏明さん、須藤慎吾さん、私、というフライヤーの面々と、更にリコレクションの「リコ...」まで見て、「リゴレット」やるのかと思った、と言われたりもしましたが、誰も1曲たりともリゴレットは歌わず(笑)

4人で一緒に歌ったのは、サウンドオブミュージックメドレーと、プッチーニラ・ボエーム」より、別れの4重唱。

そしてアンコールに.....と、これは内緒にしておこうかな!またいつか何かネタとして使うかもだし!会場に来てくださった方々がいっぱい笑ってくれたし!!

もう言い飽きてもいますがこのご時世で、みんなで集まるにも検査しないと、他の現場と時期があまり被るのも...ということもあったりで、稽古も短期集中。

気心も知れた、色んな意味で信頼できる同僚とのコンサートで、このご時世ですが、お客様も含め、とても和やかで、気持ちの良い場となったと思います。

(のちに見せていただいたアンケートにも、喜びのお声満載でした!感謝!!)

お題「わたしの仕事場」

 

そして、昨年から中止演目の筆頭...?で、みんなが飢えている「第九」の収録にも参加させていただきました!

 
 
 
 
 
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残念ながら合唱は密を避けるために別収録でしたが...!

今年の年末はみんなで声を合わせて歌えますように...!!!

 

そして8月最終日の今日は、ゲキジョウシマイ妹役、森谷真理さん主演のルルを、たった今、観終わったところ!!!

贔屓目のひとかけらもなしで、素晴らしいルルでした...。一挙手一投足、まばたきひとつせずに目と耳に焼きつけました。

2週間くらいかけてじっくり妹を褒め称えて労いたい気持ちの姉ですが、5日後に香港に発ち、2週間隔離生活...。

隔離中、やったこともない(招待されてやったことならあるんですが...)Instagram Liveを計画し、妹もふくめ、錚々たる皆様とお話しをしてみたいと思っています!!

秋以降の日本での公演に向けてとか、前々からこんなこと聞いてみたかった!てこととか...一人きりの隔離、寂しくないはずっ!!笑

 
 
 
 
 
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8月!〜まずは、名古屋!(そして八王子、高岡)

先月の浜松に続いて、またまた東海地方に。

くらしの中にクラシック

を理念に、カレーハウスCoCo壱番屋創業者の宗次德二さんが代表をされている宗次ホール。

カレー好きのひとりとして、喜びとリスペクトを、黄色い爪で表してみました!

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近年ますますクラシック界における重要さを増す宗次ホールで歌うのは、2度目。

お題「わたしの仕事場」

前回はホフマン物語の演奏会形式でした。

Operanaut 第一回公演「ホフマン物語」明日は名古屋! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

どうも前回も台風の時期だったようで...今回も...??無事行き来できますように!

昨今必須の感染対策も、もう一段階気を引き締めて。

ホフマンに比べると今回はぐっと出演人数が絞られまして、しかも、バスとメゾ、低声部2人!という珍しさ。

愛知県出身で、大活躍中の素晴らしいバス、伊藤貴之さんとのジョイントリサイタルです。

鳥木弥生(メゾソプラノ)&伊藤貴之(バス)ジョイント・リサイタル | 一般公演 | 公演一覧 | 宗次ホール

内容は、バスとメゾの二重唱を中心に...て、そんなにあんの?て思われるかもしれませんが、そこはちょっとしたズル...ではなく、チャレンジが!

私が通常ソプラノが歌う役を歌ったり、伊藤さんが通常バリトンが歌う役を歌ったり...なんですが、はっきり言っても控えめに見ても、全く無理はないです!

チャレンジというより、新たなご提案的な。

でもメゾはともかくバスの希少価値を考えると逆にもったいなくてなかなかできないことかもしれませんが......とにかく、今回は聴けます!!!

そして、ゲキジョウシマイを一緒にやっている森谷真理さんもですが、せっかく2人いるから、二重唱をたくさん、中心に、というのが嬉しい!(とりあえず歌う方は!聴いていただくみなさんにとってもだと嬉しい!)

(ちなみにゲキジョウシマイの次回は12/1です!)

Les femmes au théâtre

そして、あえてソプラノとのDuoとの違いを申し上げるなら、バスとメゾ、高声部に合わせるのが習い性すぎて、曲の中に出てくるフェルマータがついた音の長さを自分で決めたことがなく、2人ともそうだから相手に合わせようとしていつまでも切れない(笑)、というのが発覚しました。

いや、もちろん自分で決めていいなら自分で切るんですけど(でも今回は結局ピアノの浅野菜生子さんが決めてくれたかも。笑)まずは人に合わせとこう、という低声部マインドが、嬉しい?...かどうかは分かりませんが、とりあえず、面白かったです。

この特性を良い方向に発揮できるよう、明後日の本番までに更なるブラッシュアップを、と思っております。

名古屋出身というだけで??!アピールにひと役かってくださった、指揮者田中祐子さんにも、感謝を...!!!

https://www.instagram.com/p/CSEzbHiJVDz/



そして、その1週間後、8月14日にはこちらのコンサート!

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ある意味見飽きるほどにご一緒している面々と!!(実際は全然見飽きない聞き飽きない面々ですが!笑)

こちらは伝統的な、四声揃った(という時にバスは入らないのか...!メゾより地位向上必要??)コンサート。に、ちょっとしたお遊びもある予定!

更に更に、月末には高岡!!

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今年、北陸、金沢で旗揚げしたリベルテの第二シーズンです!

カルメンと、滝の白糸...etc...。

第一シーズンからのお仲間が、このフライヤーには載っていない方々も含めて、集結の予定です。

加えて、ホセには、北陸全土が魅了されること間違いなしの、城宏憲さん。

森雅史さんはこんなに似合うのに(て、皆さんまだ見てないわけですが)初エスカミーリョ!!

(バス、地位向上!!)

https://www.instagram.com/p/CSB5t8BJkRV/

そして、エレクトーンと滝の白糸も初めての組み合わせ。母のアリア、楽しみ!

 

そんな8月に続いては、2週間香港待機から始まる9月が待っています...!

Madama Butterfly 2021 – Opera Hong Kong

 

なんというか...健康と平和を理念に!がんばろ!!

Yayoi Toriki Official

 

思い出の浜松。

 

藤原歌劇団蝶々夫人」浜松公演のため、久々に、浜松!

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なんと、10年ぶりっぽい。もちろん↑こんなのなかった!笑

こんなに餃子が好きなのに!!

その、10年前に共演させていただいた浜松フィルハーモニー管弦楽団が今年3月に解散し、4月から静岡交響楽団と合併して新しいスタートをきった富士山静岡交響楽団が、今回の共演。

富士山静岡交響楽団|静響

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先月末、日生劇場での公演も楽しく(悲劇だけど)終演し、私にとってはこの浜松公演が千穐楽

(あと2箇所、高知公演、下関公演がキャストを変えて8月と10月にあります)。

こちらの公演の準備、静岡でのオーケストラ合わせ、清水でのお寿司とケーキと観覧車、浜松への移動、大学同期との再会、スズキ歴史館詣.....等を昨日までに終えて。

 
 
 
 
 
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今日は、鰻、GP、明日は、本番、餃子!

となりましたので、まずは本日のメイン?!鰻から。

鰻といえば浜名湖、なんですが、ちょっと手前の佐鳴湖のほとり、昨日も遊んでもらった浜松の同級生行きつけの、うなぎの又一

10年前に来た時は、確かお店まで行く時間がなくて(しかも2歳児連れだったから?)特別に、テイクアウトをさせていただいたような。

https://instagram.com/unagi_no_mataichi?utm_medium=copy_link

今はご時世でやはりテイクアウトも普通にあるのですねー。

 
 
 
 
 
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実はこのお店、今は亡き師匠のオブラスツォワと訪れたことがある思い出のお店で......!

劇場迷子。想いで迷子。〜サバデイ日記15 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

こちらで、私のスズキのモデルについても語ったりしておりますが...

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この写真(の中の写真)が、又一で撮影されたものだったわけです!!

懐かしいーーー!!!

この時、今日も美味しい鰻を出してくれた上に、鰻とカブトムシも掴ませてくれたお店のご主人(蝶々夫人に因んだのか?!長崎出身!)が、私たちがいる間にいつの間にか私たちにつられてイタリア語を話せる様になっていたのを覚えていて(今日それを話したら、そんなわけないと言ってましたが)お顔よりも、声に記憶がありました。

あの時に戻れたら、また師匠と鰻食べたりお話しできたらなあ!なんて、少々胸が熱くなったりもする、懐かしい空間と、お味でした。

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そんなわけで、本日はその後、スズキとして一生懸命働いたにも関わらず、全くお腹も空かなかったくらいに鰻を満喫して、明日は公演当日。

来るたびに忘れられない思い出ができる、素敵な浜松の街の皆様に、良い舞台をお見せできます様に......。

 

 

今週のお題「住みたい場所」

古きを温ねて新きを知る

お題「気分転換」

クラシック音楽などをやっていると、やはり古いものが好きなの?と思われるかと思いますが、自分に関して言えば、とても古いものと同時に、とても新しいものが好きです!

ここ数日、なんだか楽しかったな、と思い返したところ、まさに、両方を味わったから?!

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(上の写真、チェンバロ水野直子さんと。下の写真、エレクトーン清水のりこさん、テノール又吉秀樹さんと)。

3日前にはチェンバロと歌い、昨日はエレクトーンと!ほぼタイムスリップ!

いっそもう、ナイル川に遊びに行って流されてファラオと出会いたい!!

チェンバロとの共演は7月3日(土)17時、オペラシティ近江楽堂にて「夏の宵コンサート

エレクトーンとの方は、まだ未発表の企画なのですが......とにかく楽しいことになってしまいそうです。乞うご期待!

 

さて。本日は日生劇場にて、今週末に公演が迫った「蝶々夫人」GPでした。

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こちらはなんでも1984年から続く演出だそうで......私は2年前も同じ演出の公演に出演したのですが、なんでこういう動きになるの?と質問して、伝統だから!と言われると、私の生誕後にできたものが伝統......だと?と思っちゃうし(王家の紋章より新しい!笑)、いやいや、日本の伝統、と言われると、いや、イタリアオペラだし!と思っちゃうし(笑)...と、前回は諸々葛藤もありましたが、今回は感染予防の為の様々な制約があった上で、ということもあったり、改めての創意工夫も楽しみつつ、フレッシュに稽古が進んでおります。

私の生誕後のものを伝統なんて言われたくないものの(しつこい。笑)、舞台装置の裏に「蝶々夫人」ではなく「お蝶夫人」と書いてあったりするのを見ると、なんだかんだおおっと思ったりもします。

あと、衣装とカツラでもテンション上がります!

(前者はエースをねらえ的な意味で、後者は必殺仕事人的な意味ですけどね)。

 
 
 
 
 
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とにもかくにも、伝統を背負うのがオペラ歌手の主たる仕事ですので...共演歌手の皆様も素晴らしく、やり甲斐満載のプロダクションです!

今週末、お時間ある方はぜひ!!