いやー、いいお湯でした。
ホール近くの乃木温泉。
ハーモニーホール公演と乃木温泉宿泊のセット券とか、やった方が良いと思います。
あ、でもそうすると宿が混んじゃって出演する側が泊まれなくなるかも.......やはりやめましょう!!
さてさて、テノール高田正人氏のお声がけで出演させていただきました、那須野が原ハーモニーホール ニューイヤーコンサート。
那須が栃木県なことすらもうっすら知らなかったかもしれず、新幹線のチケットを券売機で買う時も間違えて一度「上越・北陸新幹線」を選んでしまったこの私が、那須でカルメンを歌わせていただけたなんて!!
終演後の一枚。
前列左から
ピアノ御邊典一さん
レメンダード升島唯博さん
ダンカイロ荒井雄貴さん
ナビゲーター大佐藤崇さん
後列左から
メルセデス郷家暁子さん
エスカミーリョ寺田功治さん
カルメン鳥木弥生
ホセ高田正人さん
ミカエラ大貫裕子さん
フラスキータ西口彰子さん
パーカッション岩下美香さん
ピアノ御邊大介さん
今回はピアノ二台とパーカッションとの共演でしたが、息ぴったり親子の豊かで繊細な響きと、カルメンの音楽に欠かせない打楽器の音で、オーケストラに引けを取らない表現力でした。
ナレーションはオペラに慣れていないお客様の為なのかもしれませんが、私が聴いていても非常に楽しく、高田さんの台本も上手いし、歌、音楽と溶け合いつつ引き立てる、大佐藤さんの声の演技もすごく素敵でした。
(集合写真の大佐藤さんの変顔もツボです)。
昨年末にこの《カルメン》の音楽稽古のため、私とミカエラ大貫さん以外の皆さまが所属する団体の稽古場にお邪魔しまして。
千駄ヶ谷某所。なかなか居心地がよろしいです(笑)
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2016年12月22日
お邪魔しまーす! pic.twitter.com/nb1c6x8YNp
あとは年末にみっちり二日間の稽古と、本番前日、当日。
音楽一回、立ち三回の、GP、のみ!!
で、ここまでいけるもんなんだ、と。
ただ、本当にキャストその他が適材適所で、全員がMaxで自分のやるべきことをやらなければ、お客様に申し訳ない結果になるだけですので、良いものを作りたい方は、もっと長く稽古期間をとるか、または《カルメン》でよければこの一座をそのままお呼びください(笑)。
高田さんに、よくぞこんな素敵なキャストを集めた!感服した!告げたところ、「いや、基本栃木の人で、足りないとこうめただけだから」って!
栃木すげー!!(笑)
ハイライトとはいえ、紐ダンスプレイ?付きでセギディーリャもやったし、ジプシーソングも歌えて踊れてその上美しいフラスキータ、メルセデスの二人とで、とーっても楽しく、盗賊団の五重唱でも男性たちの軽妙な演技も素晴らしく!
#那須野が原ハーモニーホール 《カルメン》。盗賊団は皆初めましての方々でしたが、声も歌も演技も踊りもプロフェッショナリティーに溢れる最高の盗賊団でした。#カルメン においてこの5人組、本当に大切だから!!!キャスティングから油断禁物(笑)。Bravi!!! pic.twitter.com/dYPKlRJQku
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年1月9日
難曲五重唱も、カルタの三重唱も全然簡単ではないのに、すごく綺麗なハーモニーが出来て気持ちよかった!
レメンダード升島さんの身体能力の高さ、ダンカイロ荒井さんの対応力の柔軟さにも舌を巻きました。
皆様、美声で歌唱が素晴らしいのも、もちろん。
私は「カルタの歌(三重唱)」が大好きなんですが、なかなかキタ!という感じにならなくて...。でも、今回は音楽稽古でフラスキータ西口さん、メルセデス郷家さんのお二人の声を聴いて、ピアニストの御邊先生の音とセンスを感じて、「クル!」と、思ったんですよねー。
久々に集中できるテンポと響きの中で「カルタ」を歌えたので、ぜひこの感じで立川オペラの《カルメン》まで持っていきたい!!
(さりげなく?宣伝!!こちらもかなりgoodなキャスト)
立川市民オペラ公演2017 歌劇「カルメン」(全4幕 字幕付原語上演) | 公益財団法人立川市地域文化振興財団
大貫さんは本当に可愛らしくて、いじらしさと強さのバランスがたまらないミカエラで、ホセとの二重唱、アリア、登場人物大集合の三幕フィナーレと、それぞれ色彩に満ちた声と表現に聴き惚れました。
色男役、寺田さんはとても柔らかい美声のエスカミーリョで、普段からオラオラしてる人より、こういう人が牛とかぶっ刺してた方が萌える女子は多いかも?みたいな(笑)。素敵でした。
そして、企画、構成、演出の先生(フラスキータ西口さん曰く)、それにたぶん私が知らない裏方仕事もたくさんしていた、あ、あとホセも歌った(笑)高田正人氏。
去年から連覇で「今、カルメンが一番泣かせたいホセ」の称号を今年も捧げたい、センシティブでビューティフルな歌唱に、更に激しい情熱がプラスされたようで......
#那須野が原ハーモニーホール ニューイヤーコンサート2017《#カルメン 》にて、伝説誕生。高田正人を刺したい女は数おれど、高田正人に刺された女は鳥木弥生ただひとり!(知らんけどwww)。左手小指名誉の負傷。刺された瞬間変な声が出たよ(笑)。 pic.twitter.com/Z11hvApMdX
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年1月9日
別に本物のナイフだったわけでもなく、ペーパーナイフ的なもので、かすったくらいだったので、高田さんは気づいてないかな、と思っていたら、やはり手応えがあったそうで(怖い!)......人体って凄いですねー。
逆に申し訳ないくらい謝られたし、ビールも奢ってくれたし(笑)、ネタにしたら悪いかな?とも思いつつ......面白写真撮ってる時点でネタにされる気マンマンだよねー。
演技だと刺された瞬間低めに「うっ」と唸るんですが、本当に痛い時には高い声がでるんですねー。
「ああーーーっ!」
みたいな声が出て自分でもビックリしました...。
仲直り(笑)。
リアル刃傷沙汰もありましたが!(笑)舞台メイクのまま、仲良く新幹線で帰京。
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年1月9日
本当に素敵な共演者の方々で、幸せでした。
終わって寂しい〜〜。#那須 #カルメン pic.twitter.com/CpNpF9fe1x
お客様たちにも喜んでいただけたようで、ロビーでいっぱい記念撮影して。
代表!東京から私のカルメンを見たい、と、わざわざ来てくれたヤマハの相馬さん!!
ありがとうございました!!!
そして個人的には、今徹底的に絞られている某稽古場での、某名優、名演出家の教えが、全く違う役柄でもやはり通じるものがあるのだな、と思ったり、こんなにシンプルに、ダイレクトに、舞台の喜びを感じられた公演で2017年本番はじめができた幸運に感謝したりもした、那須《カルメン》でした。
人前で歌う、というのは、もちろん私の日常生活の一部なんだけれど、改めてひとつひとつの、いわゆる一期一会ってやつを味わい噛みしめる一年にしたいな。
もし、これをお読みで、まだ生の私に会っていない方がいらっしゃったら、ぜひぜひ、今年は会いに来てください!!
お待ちしております......。
ただし、プロフィール写真は本人より6割り増し美人になっておりますこと、ご了承下さいませ。
このプロフィール写真のデビューはいつかなー。 https://t.co/yy6YbAgqRv
— yayoi toriki (@yayoitoriki) 2017年1月8日
今週のお題「2017年にやりたいこと」