mezzosoprano 鳥木弥生blog

オペラ歌手(メゾソプラノ)鳥木弥生の日常、演奏会情報など。

笈田ヨシ氏演出《蝶々夫人》金沢、大阪公演。

去年から稽古してきた(というと一年やってるみたい?笑)、笈田ヨシさん演出の《蝶々夫人》、ついに幕が開きました!

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とはいえ、幕は使わないので開場するとお客様は舞台セットをそのまま見ることができて、皆様興味津々に近付いたりされていました。

裏では「開場しましたのでゆめゆめ舞台を通り過ぎたりなどしないように!!」というきついお達しが(笑)

うっかり出てしまっても、お手伝いさんなわけだから忙しそうにバタバタ結婚式の準備してる演技とかひとしきりしてから去れば大丈夫!とか、危機シュミレーションしてみたり......。

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こちらが、お手伝い三人衆!!

あんまりふざけた様子やエピソードは、これからご覧になる方の興を削ぐやもしれませんのですが、少しだけ。

左は関裕行さん。初めて稽古場(控え室)に入ってこられた時に、

「初めまして。召使いの関です

と言われ、この稽古場には召使が雇われているのか?!?と、一瞬本気で思いましたが、召使役、という意味だと気付き、がっかり(笑)。

右は松之木天辺(まつのきてっぺん)さん。

なんと、過去にピンカートンのアリア「Addio fiorito asil(さらば愛の巣よ)」を歌ったことがあるという......。

噂の(笑)笈田ボーイズは召使役以外に、あとは村人役の山口将太朗さん(笈田さんのとなり)、重森一さん(スキンヘッドの方。笑)、そして、蝶々夫人の亡くなった父親役の川合ロンさん。

とにかく皆さん多才で!!またいつか《蝶々夫人》観劇に支障ないエピソードから(笑)お伝えしたく存じます。

「歌わない出演者」がもうお一方、ダンサーの松本響子さん。

とにかく麗しい!!

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一番右の方。

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蝶々夫人のいとこ役熊田祥子さん、ケイト役のサラ・マクドナルドさんももちろん美しいのですが!!

(ちなみに白黒写真の方はサラさん撮影!!またまた多才〜)。

響子さんはこの美しさで私と同じくお母さんなところも励まされたり。

あと、めぞん一刻が好きだったので名前萌えも(笑)

 

めぞん一刻 文庫版 コミック 全10巻完結セット (小学館文庫)

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さてさて、このような素晴らしい方々との金沢初演、大阪の2日目を終えて...。 

もちろん主演の中嶋彰子さんの凄さは筆舌に尽し難く...。他の歌い手の皆様もまさに適材適所。

https://www.instagram.com/p/BPwYz24BY-m/

Cio-cio-san and Suzuki


 

そして私たちを操る!演出家、笈田ヨシさん。

笈田さんからは本当に貴重なものをたっくさんいただいて、全くもって書ききれない。

まず初日に私が基本的なことでもらったアドバイスがあり、あまりにも根本的なことなので言われて直ったかどうかも定かではない、と、自分では思っていたのですが、大阪の本番前に中嶋彰子さんに「あなた、あの日から自分が別人になったのが分かってるの?」と言われて!!!

まさに分かってませんでした(笑)

恐るべし笈田マジック.......。

あとは、見ていただく方にも色々感じていただきたいのもあるし......なんですが、これは何度も書いたり話していることなのでもう一度(笑)。

難しかったんです。

「スズキ、顔売っていこう!絶対に伏せないで!」

というご指示。

 

しかしそれからも紆余曲折、様々なことがあり、金沢の本番のあとに笈田さんは言いました。

「もう入ったから、好きにしていいよ。伏せたいなら顔伏せなさい」

と。

 

なんか、そういう感じのやつ弱いんです、私。なんと言っていいか......試練を与えられたあとに「もういいよ、大丈夫」みたいなやつ。伝わるかな?(笑)

たまらないミステリーを感じるのです。

オブラスツォワ師匠にも、発声について最初に絶対ダメと禁じられたことがあり、本当にダメなんだと思ったら、2年後くらいに「もうやっていいよ」って。同じパターンですよ。2年は長かったけど(笑)

そんなわけで、恐れ多くも笈田様を「お師匠!」と呼びたくなりました。

 

 

お題「朝ごはん」

 

大阪公演の翌朝にはこんな嬉しい出来事も。

 

そして今はしばし自宅に戻り、家族孝行.....は出来てませんが......。嬉しいけど寂しい、不思議な気持ち。

 

さてさて、高崎公演のあと、東京では、なんとも魅力的な二人のバタフライが登場です!!

https://www.geigeki.jp/performance/concert099/

 

本当に図々しくも朝ごはんを食べながら笈田様に何でも質問してしまう私なのですが、相手役が変わった場合の心持ちみたいなものも話していただき、まあ、言ってみればごく当たり前のことなので別に書きませんが(笑)、名優の口から聞くと全てがワクワクの素。

東京公演も非常に、私自身楽しみです。

 

舞台裏ではこんな楽しいこともあったり......。

笈田さん&ボーイズ+響子と弥生。《蝶々夫人》、お見逃しなく!http://www.festivalhall.jp/program_information.html?id=1110

 

蝶々さんの父親役、ロンさん主導によるエクササイズに私の十八番が使われていたので、思わず乱入してしまいました!!

笈田様。あの、映画「沈黙」での渋い声とは別人のような歌声?!

《蝶々夫人》と《沈黙ーサイレンスー》 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

あんまり遊びすぎないようにしよう、と思いつつ、舞台での悲劇との帳尻合わせのような気もしています。

(もしかしたら「沈黙」の舞台裏も......??)

 

 

すでに語りつくせないほど、想い出いっぱいですが、これからの3公演、金沢、大阪でいただいたお客様からの拍手、そして涙に恥じない舞台をお見せしたいと思います!!!

《蝶々夫人》と《沈黙ーサイレンスー》

お題「好きな街」

 

 

 

蝶々夫人

ついに昨日GPも終了し、明日が初日です!!!

 

そんな中、本日は笈田氏出演の映画、沈黙ーサイレンスーをチームで仲良く鑑賞。

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マエストロ・バルケ、笈田さん(サプライズプレトーク付き!)、中嶋彰子さん、美術のトムさん、照明のルッツさん、副指揮の辻さん、ライブラリアン田中さん、今回は車夫じゃない(それは滝の白糸の時)宮下さん、あと、写真撮影には間に合いませんでしたが、笈田ボーイズの皆様も一緒でした!


全国共同制作プロジェクト『蝶々夫人』 | 金沢歌劇座

 

鑑賞前の写真で、笑ってポップコーンなどを手にしていますが、結局最後までポップコーンなどを食べる気分になる映画ではなく......まるまる残して終了......。

原作も読んで何が起こるかは知ってるし、と、覚悟しつつも少し甘く考えてたかな、やはり。

ホテルの朝ごはんの時には、

「みんなで『私達のヨシさんを殺さないでー!』とか叫んじゃったりして、あははー」

なんて言ってたんですが......。

とにかく、本当に(タイトル通り?)静かな映画で、ポップコーンを口に入れたとしても噛み砕く音が響き渡りそうで、緩やかに唾液で溶かしていくしかないだろうな、てほど。

ヨシさんのプレトークも興味深く......。

抜かりなく蝶々夫人の宣伝もされておりました!!

 

長崎、棄教、など、蝶々夫人にも共通したキーワードもあったり、いつかの稽古で笈田さんから宿題で出されたこともある「悲しみの種類、その表現」についてとか、笈田さんとの稽古の記憶が走馬灯のように脳裏を巡ったりもして。

 

明日の初演に向けて、チームの心がまた少し近付いたような気もします。

 

ゆっくり映画の感想も書きたいところですが、まずは明日の初日、名優笈田ヨシさん演出の名に恥じない舞台を!!

気合いも新たに、寝ます!!!(笑)

 

当日券も出ると思われます。

明日14時、金沢歌劇座にぜひぜひ、お越しくださいませ〜。

 

 

金沢へ!笈田ヨシ氏、本邦初オペラ演出プッチーニ作曲《蝶々夫人》 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

金沢へ!笈田ヨシ氏、本邦初オペラ演出プッチーニ作曲《蝶々夫人》

 

全国4都市共同開催《蝶々夫人》が、ついに今週末初日を迎えます。

【チケット好評発売中!】全国共同制作プロジェクト プッチーニ歌劇「蝶々夫人」 | 金沢芸術創造財団

ここまで長かったような、短かったような。

どちらにしても東京公演が2/18、19なのでまだ先も長いのですが。

https://www.geigeki.jp/performance/concert099/

 

昨日は金沢に到着して、まずは駅前の石川県立音楽堂でオーケストラ合わせ!

私の初めてのオーケストラ、馴染みの深い、大好きなオーケストラ・アンサンブル金沢と、昨年11月ぶりの再会。

アンサンブル金沢「七尾定期」終演! - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

私が初めて共演させていただいた頃から変わらないメンバーもたくさんいらっしゃるし、慣れもあるのだけど、私が若造だった頃から長いこと知られているという妙な緊張感もあったりして(笑)。

 

そして、ついに劇場入り!!

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金沢歌劇座前にて、中嶋彰子さんと。

新聞記事では見ていましたが、実物を見てまた爆笑!なんでやねん!!(笑)

 

中嶋さんと金沢、というと否が応でも《滝の白糸》を思い出します。

オペラ《滝の白糸》オケ合わせ! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

 

今回の合唱団の中にも《滝の白糸》にも出演されていた方々が大勢。

彰子さんに兼六園で刺殺される「じいさん」役だった方も、朗らかに蝶々さんの結婚式に参列して下さっています!!

「今回は殺さなくていいんだ。残念...」

と、彰子さん。彰子さん???(笑)

 

ちなみにもうひとりの「一座組」は初演と再演で二役も演じた、清水那由太さん。

今回は(も?)彰子蝶々さんをいじめるボンゾー役。

 

またまた楽しい金沢滞在になりそうです。

 

さてさて、本日はまず広報活動から!

13時40分からFMいしかわに生出演致します!!

ひー。何話そう!!!(笑) 

HELLO FIVE エフエム石川

那須野が原ハーモニーホール《カルメン》終演!

いやー、いいお湯でした。

ホール近くの乃木温泉。

乃木温泉ホテル 【公式】

ハーモニーホール公演と乃木温泉宿泊のセット券とか、やった方が良いと思います。

あ、でもそうすると宿が混んじゃって出演する側が泊まれなくなるかも.......やはりやめましょう!!

 

さてさて、テノール高田正人氏のお声がけで出演させていただきました、那須野が原ハーモニーホール ニューイヤーコンサート

那須が栃木県なことすらもうっすら知らなかったかもしれず、新幹線のチケットを券売機で買う時も間違えて一度「上越北陸新幹線」を選んでしまったこの私が、那須カルメンを歌わせていただけたなんて!!

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終演後の一枚。

前列左から

ピアノ御邊典一さん

レメンダード升島唯博さん

ダンカイロ荒井雄貴さん

ナビゲーター大佐藤崇さん

後列左から

メルセデス郷家暁子さん

エスカミーリョ寺田功治さん

カルメン鳥木弥生

ホセ高田正人さん

カエラ大貫裕子さん

フラスキータ西口彰子さん

パーカッション岩下美香さん

ピアノ御邊大介さん

 

今回はピアノ二台とパーカッションとの共演でしたが、息ぴったり親子の豊かで繊細な響きと、カルメンの音楽に欠かせない打楽器の音で、オーケストラに引けを取らない表現力でした。

ナレーションはオペラに慣れていないお客様の為なのかもしれませんが、私が聴いていても非常に楽しく、高田さんの台本も上手いし、歌、音楽と溶け合いつつ引き立てる、大佐藤さんの声の演技もすごく素敵でした。

(集合写真の大佐藤さんの変顔もツボです)。

 

昨年末にこの《カルメン》の音楽稽古のため、私とミカエラ大貫さん以外の皆さまが所属する団体の稽古場にお邪魔しまして。

 

あとは年末にみっちり二日間の稽古と、本番前日、当日。

音楽一回、立ち三回の、GP、のみ!!

で、ここまでいけるもんなんだ、と。

ただ、本当にキャストその他が適材適所で、全員がMaxで自分のやるべきことをやらなければ、お客様に申し訳ない結果になるだけですので、良いものを作りたい方は、もっと長く稽古期間をとるか、または《カルメン》でよければこの一座をそのままお呼びください(笑)。

高田さんに、よくぞこんな素敵なキャストを集めた!感服した!告げたところ、「いや、基本栃木の人で、足りないとこうめただけだから」って!

栃木すげー!!(笑)

 

ハイライトとはいえ、紐ダンスプレイ?付きでセギディーリャもやったし、ジプシーソングも歌えて踊れてその上美しいフラスキータ、メルセデスの二人とで、とーっても楽しく、盗賊団の五重唱でも男性たちの軽妙な演技も素晴らしく!

難曲五重唱も、カルタの三重唱も全然簡単ではないのに、すごく綺麗なハーモニーが出来て気持ちよかった!

レメンダード升島さんの身体能力の高さ、ダンカイロ荒井さんの対応力の柔軟さにも舌を巻きました。

皆様、美声で歌唱が素晴らしいのも、もちろん。

私は「カルタの歌(三重唱)」が大好きなんですが、なかなかキタ!という感じにならなくて...。でも、今回は音楽稽古でフラスキータ西口さん、メルセデス郷家さんのお二人の声を聴いて、ピアニストの御邊先生の音とセンスを感じて、「クル!」と、思ったんですよねー。

久々に集中できるテンポと響きの中で「カルタ」を歌えたので、ぜひこの感じで立川オペラの《カルメン》まで持っていきたい!!

(さりげなく?宣伝!!こちらもかなりgoodなキャスト)

立川市民オペラ公演2017 歌劇「カルメン」(全4幕 字幕付原語上演) | 公益財団法人立川市地域文化振興財団

 

大貫さんは本当に可愛らしくて、いじらしさと強さのバランスがたまらないミカエラで、ホセとの二重唱、アリア、登場人物大集合の三幕フィナーレと、それぞれ色彩に満ちた声と表現に聴き惚れました。

色男役、寺田さんはとても柔らかい美声のエスカミーリョで、普段からオラオラしてる人より、こういう人が牛とかぶっ刺してた方が萌える女子は多いかも?みたいな(笑)。素敵でした。

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そして、企画、構成、演出の先生(フラスキータ西口さん曰く)、それにたぶん私が知らない裏方仕事もたくさんしていた、あ、あとホセも歌った(笑)高田正人氏。

去年から連覇で「今、カルメンが一番泣かせたいホセ」の称号を今年も捧げたい、センシティブでビューティフルな歌唱に、更に激しい情熱がプラスされたようで......

別に本物のナイフだったわけでもなく、ペーパーナイフ的なもので、かすったくらいだったので、高田さんは気づいてないかな、と思っていたら、やはり手応えがあったそうで(怖い!)......人体って凄いですねー。

逆に申し訳ないくらい謝られたし、ビールも奢ってくれたし(笑)、ネタにしたら悪いかな?とも思いつつ......面白写真撮ってる時点でネタにされる気マンマンだよねー。

演技だと刺された瞬間低めに「うっ」と唸るんですが、本当に痛い時には高い声がでるんですねー。

「ああーーーっ!」

みたいな声が出て自分でもビックリしました...。

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仲直り(笑)。

 

お客様たちにも喜んでいただけたようで、ロビーでいっぱい記念撮影して。

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代表!東京から私のカルメンを見たい、と、わざわざ来てくれたヤマハの相馬さん!!

ありがとうございました!!!

 

そして個人的には、今徹底的に絞られている某稽古場での、某名優、名演出家の教えが、全く違う役柄でもやはり通じるものがあるのだな、と思ったり、こんなにシンプルに、ダイレクトに、舞台の喜びを感じられた公演で2017年本番はじめができた幸運に感謝したりもした、那須カルメン》でした。

 

人前で歌う、というのは、もちろん私の日常生活の一部なんだけれど、改めてひとつひとつの、いわゆる一期一会ってやつを味わい噛みしめる一年にしたいな。

もし、これをお読みで、まだ生の私に会っていない方がいらっしゃったら、ぜひぜひ、今年は会いに来てください!!

お待ちしております......。

 

ただし、プロフィール写真は本人より6割り増し美人になっておりますこと、ご了承下さいませ。

 

今週のお題「2017年にやりたいこと」

那須より。”メゾソプラノ”の”鳥木弥生”です!!

名前だけでも覚えて帰っ...

いや、やはり声種だけでも......

 

いや、なんなら顔も!!

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©︎深谷義宣/aura.Y2

先日フライヤー撮影の折にせっかくだから新しいプロフィール写真も撮っていただきました!

TOP of aura.Y2 深谷義宣 YOSHINOBU FUKAYA

 

最近、なんだかんだ間違えられることが何度か続きまして、主張してみました!

実は顔も、イタリアの某声楽コンクールの募集要項で私の写真の下に韓国人の方の名前があったりしてるらしいです(笑)

 

笈田ヨシ氏演出蝶々夫人は順調に、しかしじっとりと、稽古が進んでおります。

 

しかし、今日はいったん頭の中からスズキを振り払わねばならず...。

 

ホールのスタッフの方に「鈴木さん」がいらっしゃり、昨日のリハではその方が呼ばれるたび、何度も返事をしそうになりましたよ......。

あと、腕を上げたり膝を開いたりするたびに激しい羞恥心と罪悪感が襲ってきます!!

刺されて倒れた時に思わず胸元を隠そうとしてしまって笑われたし......。

今日、今からGP。

羞恥心を払拭してさらけ出していくぞー!!!

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またこのチラシが(笑)

「鳥木弥生とその仲間たち」チラシと呼ばれています。

 

今回はハイライトとはいえ、キャストも多く、盗賊一味との5重唱や、大好きなカルタの3重唱を、素晴らしい歌い手、演じ手、踊り手?!である皆様と歌えるのがすごく楽しくて、嬉しくて!!

ぜひぜひ、今からでも皆様、那須野が原ハーモニーホールを目指してくださいませっ。

 

 

 

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Tiens!用の指輪は結局、メルセデス役の郷家暁子さんに借りました!!ありがとう♡

 

明けましておめでとうございます!

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今年はラスコーのトリ人間!

去年はアステカのおサルさんでした。

2016年。明けましておめでとうございます! - mezzosoprano 鳥木弥生blog

ラスコー展も2月半ばまでだから油断してると終わりそう!行かねば!!

特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」 

 

さて、こちらのブログは2014年3月に始めまして、2017年、足かけ4年となりました。

ちなみに、実質3年間弱書いてきた中、改めて語りたい話第一位はこちらです。誰かの役にも立つやも知れず。

もう一昨年か.......。

免許証の更新はお済みですか? - mezzosoprano 鳥木弥生blog

まだこの時点では半年以内に取り直そうと思っていたのですねえ.........。

 

仕事関係では、去年のスペイン、カタルーニャ蝶々夫人》ロードとか。

カタルーニャロードの始まりと、これから。〜サバデイ日記14 - mezzosoprano 鳥木弥生blog

一昨年、岩城宏之賞をいただいたこととか。

岩城宏之音楽賞受賞式&メモリアルコンサート!そしてこれから。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

他にもその時々とても充実した本番ばかりで、濃ゆい年月でしたー!

自分ではすんなりとは思い出せない公演もあるのですが、最近、初対面の方や、そうでない方からも、「あの時のあの公演のあの役良かったね!」とか(悪かった、もなんなら遠慮せずに言ってほしいものです。笑)、「あの役またやって欲しいなあ」とか言っていただくことがぼちぼちあり、そういや毎回たくさんの人が会場で私の歌を聴いてくれて、放送なんかあった時には、またまた、ずいぶん大勢の方が観て、聴いて下さってるんだなあ...と。そのことに対して非常に無自覚だったなあ、と、本当に、最近気付きました。アホ母ちゃん。

親くらいしか聴いてないくらいのつもりだった...て言うのは大袈裟かもしれませんが...それに近いような。

仮に私を観ていたとしても、覚えてくれてる人はどうせ僅かだろうな、なんてタカをくくっているところもあったり...。無責任とは違うと思いたいんですが、なんだろう??観られてるのは分かってるんだけど、自覚したくないような...。

恥ずかしがり屋さん??

違うか(笑)。まあいいや。

 

プライベート関係で気になるのは、最近サプライズ部活動をしていないことですが......。

8.28小川里美バースデーサプライズレポート。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

相変わらず「コリアンドロ」を検索すると私のブログが一番にあります(笑)。

 

息子はこんないい加減な母ちゃんに育てられながらも、すくすく成長しております。

子連れオペラ歌手。 - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

遠慮しつつ連れ回しているのは4歳の当時から、7歳の今も変わらず!!

皆様の役に立つように育てて、いつかご恩返ししますので!!(そろそろ楽屋でお茶くらい淹れられるかな...笑)。

 

今年、これからの公演につきましては、年末にも書きましたが。

2017年、良い年になりますように!! - mezzosoprano 鳥木弥生blog 

個人的に目標も立ててみた!

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

しかし、本当に心から歌いたい歌は今現在こちらだったり...?!

 

息子に売られた喧嘩を買う形で新たなチャレンジもあったり!!

 

さだまさし様は原調、原語(笑)、心を込めて歌う、という縛りでやってるんですが、「残酷な天使のテーゼ」は本当にゲーム感覚で、めっちゃ音高くして歌ってみたり、母音唱法で確実にラインに沿わせてみたり、ビブラートの幅を変えてみたり(笑)。

でもこれ以上いかないんですよー。

誰か攻略法教えてください。

ダイナミクスか??

やはり心を込めないとなのか???

まずエヴァンゲリオンを観て好きになって思い入れることから????

 

とりあえず喉が渇いてきたので、今日はこれくらいにしておきます...。

さすがに稽古始まったら、スズキとかカルメンとか、モーツァルトのミサとかと並行してチャレンジするのはやめとこうと思うので、明日までかなー。

(さだまさしは並行していける気もする?)

 

そんなわけで、年末年始のお休み中も喉を鍛えまくった母ちゃんメゾソプラノ

本日初詣にも行きましたし。

 

2017年も、真剣に遊んで、愉快に歌って、充実した一年になるような気がしております。

また素敵な人や音楽との出会いもあっちゃったりなんかしちゃうんだろうなあー。

楽しみ。

 

末筆となりましたが。

本年もよろしくお付き合い下さいませ!!

皆さまにとって素晴らしい年になりますように......。

2017年、良い年になりますように!!

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

今年も残すところあと少しとなりました。

信じられない!信じきれない!!

 

ちなみに、今年最後に会った家族以外の友人はうっかりオーチャードホール前ですれ違った清水理恵ちゃんでした!なんか嬉しかった!

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熊本での本番納めの後も、素敵な忘年会と那須での新春オペラの稽古、来年5月の古楽女子再び、のフライヤー撮影などもあり、慌ただしく過ぎ去りました。

《カルメン》ハイライト、終演! - mezzosoprano 鳥木弥生blog
今年も本番第一弾は《カルメン》のハイライトで、来年もやはり《カルメン》ハイライトで始まります。

なんと、ホセは2年連続、高田正人さんではありませんか!!

もしかして再来年2018年の《カルメン》初めのホセも高田さんなのでは?という予感もしております(まあまあ高い可能性で!笑)。

 

こちらは新年明けてすぐ、1月9日本番です!!

場所は那須野が原ハーモニーホール

 

そして、フライヤー撮影をした古楽女子本番は、少し先の5月27日。

いやー......。

ものすごい写真が撮れたと思います。

実は前回も深谷さん撮影の写真が人気を呼びまして、演奏会の会場はたった120席の近江楽堂なのですが、チラシが飛ぶように消えて(笑)、もちろん演奏会当日も満員御礼でうれしい悲鳴。

今回はそれ以上の作品ができそうです。

 

母ちゃんと遭遇できる演奏会、オペラ、2017年はじめの主なものは、

 

1月22日金沢、26日大阪、2月4日高崎、18日、19日東京のプッチーニ蝶々夫人

https://www.geigeki.jp/performance/concert099/

2月12日府中、モーツァルトハ短調ミサ》

府中アカデミー合唱団 第31回 定期演奏会|公益財団法人府中文化振興財団

3月12日横須賀、プッチーニ蝶々夫人

オペラ宅配便シリーズ15 ぎゅぎゅっとオペラ Digitalyrica プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」 @ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

3月19日立川、ビゼーカルメン

立川市民オペラ公演2017 歌劇「カルメン」(全4幕 字幕付原語上演) | 公益財団法人立川市地域文化振興財団

 

その後は春に金沢での新音楽祭に何公演か、多摩ジュニア・ミュージカルの発表会。

初夏からはめったにやらないソロリサイタルとか、「街にオペラがやってくるvol.3」に向けての計画も。

夏はモーツァルトコンサート、ベッリーニのあの役を再び、フレンチレパートリーのコンサート、久々にヴェルディの大好きなアレ、母ちゃんの母ちゃんたるアレ、など非常に盛りだくさん!!

秋には、これはぜひ今から皆様に9月8日を空けておいて欲しいのですが、とある美しいソプラノの方と、美しいレパートリーで、美しいホールで、気合いの入ったコンサートをする予定ですっ!!!

 

ついつい、先の現実的なことばかり考えてしまいますが......あと30分、もっと内面的に実のあることを考えて新年を迎えようかな。

 

統計学だか星占いだか、というものによると、私の今まで(現在42歳)の人生は非常に不遇で、これから60歳、70歳代までにどんどん充実していくそうなんですよ!

 

「え?私、まあまあ幸せなつもりだったのに、不遇なんだ」

 

と、なんだか哀れな気持ちになりましたが(笑)。

 

確かに、言われてみれば?私自身は運が良いと思うし、楽しく生きているけど、周りの人々に幸運をお返しし、振りまくほどには恵まれていないし、それはある意味不遇と言っても良いのではないかと思うのです。

 

そして、冒頭でもつぶやきましたが、毎年、今年はまた特に、素晴らしい出会いや再会もあり、親交を深めた方も多く。

だいぶ運が良くならないと、みんなを幸せにできません(笑)。

 

いや、私に幸せにしてもらいたいと思ってる人なんて一人もいないのは分かってますよ。

 

でも、したいんです(笑)。

それが来年以降の目標!!

 

さてさて、新年5分前!

家族は30分前に耐えきれず就寝、というパターン。

「明けましておめでとう」は、明朝ねー。

 

本年も、皆様に本当にお世話になり、なんとか母ちゃんであり、メゾソプラノ歌手であることができました。

 

来年も、楽しくお付き合いいただけたら幸いです。